民主党代表選に、樽床伸二なる男が立候補を表明した。七奉行の一人だそうだが、この男についてはほとんど何も知らなかったので調べてみると、松下政経塾出身の典型的な新自由主義者らしい。花斉会所属とのことで、野田佳彦に近い民主党内保守派と見られる。樽床が掲げる政策は、衆院定数の80削減、消費税率引き上げ、普天間基地問題の日米合意の遵守という3点らしいが、樽床はその他に、「努力が報われる社会に」という、10年前によく耳にした言葉を発している(誰にも逆らえないこのフレーズを、「努力して金を儲けた者から税金をむしり取るな」という主張にすり替えるのが新自由主義者の手口である)ほか、原発推進論者にして社民党連立追い出し積極派でもあったらしい。「旧民社の害毒」に負けず劣らず、「松下政経塾の害毒」もひどいものだ。 樽床は、一昨年の自民党総裁選に立候補した棚橋泰文を思い出させる売名屋としか思えないが、なぜか自主投票