うなぎの価格が高騰するなか、埼玉県吉川市は、古くから地元で親しまれている「なまず」をPRする絶好のチャンスとして市を挙げて売り出しています。 江戸川と中川に挟まれ江戸時代から物資の集積地として栄えてきた吉川市では、地元の人たちが古くから川などで捕れるなまずを貴重なタンパク源として親しんできました。 市内には、今でも創業200年から400年という料理店が残ってなまず料理を提供しています。 うなぎの価格が高騰するなか、吉川市では今がなまずのおいしさをPRする絶好のチャンスと捉えています。 市のキャラクター「なまりん」もなまずがモチーフで、市の内外に出て「なまずの里・吉川市」をPRしています。 吉川市の戸張胤茂市長は「地元の人たちにとって、なまずは古くから慣れ親しんできた味でおいしさは間違いありません。うなぎに代わって、今こそ『なまず』だと思っているので、ぜひ食べに来てほしい」と話していました。