欧米では「LSA」と呼ばれる軽量スポーツ機のカテゴリーが急成長を続けています。この分野は、いまや1ジャンルとして確立されており、欧米では制度化されるほど。一方、日本では基準すらないため飛ばせません。 軽量スポーツ機「LSA」誕生の経緯 北米やヨーロッパなどの航空先進国では軽量スポーツ機、通称「LSA」(Light Sports Aircraft)と呼ばれる新しい小型機のカテゴリーが導入されてから、早くも10年が経過しました。 自家用機というと、日本ではまだ「お金持ちのホビー」というイメージが強いものの、世界的に見るとそのハードルは下がっており、自動車と同じように保有するようになっています。その一助となっているのが低価格で購入・維持可能なLSAであり、続々と登場する新型機のなかには水陸両用機や電動飛行機なども含まれ、まさに百花繚乱ともいえる市場に成長しています。このカテゴリーは、年を経るごと