西日本新聞が1月にスタートした「あなたの特命取材班(あな特)」。これまでに読者から2千件を超える調査依頼が寄せられ、100本以上の記事を掲載、全国から反響を呼んでいます。この記事は「近隣住民襲う竹林」と題した記事を書いた記者が、取材を振り返って改めて執筆したものです。 【写真】「凶器みたいでした」庭に突然落ちてきた竹 ◇ ◇ その電話は信じがたい内容だった。 「自宅の裏の崖から竹が落ちてきます。命の危険すら感じます」 昨年入社した新人記者である私にとって、新聞社にかかってくる電話への応対は大切な仕事の一つ。不正の告発から個人的な悩みまで、受話器を通じてさまざまな話を聞いた。中でも、福岡市西区姪の浜の女性(67)から「竹が落ちてくる」と相談された時は、頭の中で「?」が浮かんだ。今年2月のことだ。 女性宅を訪ねた。裏の崖を見上げると、長さ5メートルほどの竹が幹の途中から折れてぶら下がってい
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