1.専門家不在の船内 そもそも岩田氏は、Disaster Medical Assistance Team (災害派遣医療チーム)のメンバーやクルー、厚労省職員が働く船内に、感染症の専門家がいないことに衝撃を受けている。 「もうちょっとちゃんと専門家が入って専門家が責任を取って、リーダーシップを取って、感染対策についてのルールを決めてやってるんだろうと(思っていた)」 2.厚労官僚が聞く耳を持たない 「私も厚労省のトップの人に相談しました、話しましたけど、ものすごく嫌な顔されて聞く耳持つ気ないと。で、『なんでお前がこんなとこにいるんだ』『何でお前がそんなこと言うんだ』みたいな感じで知らん顔するということです。非常に冷たい態度を取られました」 3.災害派遣医療チームは対策ないまま感染リスク下にいる 岩田氏は現場で活動するDMAT自体、感染症の対策が十分でないことに衝撃を受けたという。 「彼らが