Canonの語源には、「聖典」「規範」「標準」という意味があります。そこにはキヤノンが先進の技術とサービス活動において世界の標準となり、また業界の規範として活動していくという企業精神が込められています。1935年に「世界で通用する商標」として考案されたキヤノンロゴは、企業の成長につれ視覚的な改良が加えられ現在にいたっていますが、造形上の強い個性となっている内側にはねる"C"は、そのまま継承されています。 世界中の人びとからCanonとして愛されグローバル企業として飛躍できたのは、創業当時から一貫した企業精神を抱きつづけてきたからです。 キヤノンの「ヤ」の字は何故大きいのでしょうか? 「ヤ」の字が大きく表記された「キヤノン」が生まれたのは、1947年に、社名を「精機光学工業株式会社」から「キヤノンカメラ株式会社」と変更したときでした。当時の登記簿や株主総会後に発表される営業報告書、朝日新聞に