みずほフィナンシャルグループ(FG)が15日発表した2019年3月期連結決算は、純利益が前期比83.2%減の965億円と大幅減益となった。次期勘定系システムや閉鎖予定店舗の減損処理などに伴い6954億円の損失を計上したことが響いた。純利益が1千億円を下回るのはリーマン・ショックで大幅赤字に転落した09年3月期以降で初めて。 記者会見した坂井辰史社長は、みずほFGの現状に関し「多くの構造課題に立ち向かわないといけない」と強調。24年度末までに国内拠点を2割程度、約100拠点を削減するとしていたが、大都市圏を中心に30拠点を追加で削減する方針を明らかにした。