電力大手10社は28日、8月の電気料金をそれぞれ前月より引き上げると発表した。火力発電の燃料となる原油や液化天然ガス(LNG)の価格上昇を反映したもので、全社が値上げするのは2カ月ぶり。 上げ幅が最も大きいのは東京電力エナジーパートナー(東京)で、標準家庭の月額料金は前月比37円高の7015円となる。上げ幅は、中部電力が34円高、東北電力と中国電力が各26円高と続く。 東京ガスや大阪ガスなど都市ガス大手4社も、LNG価格の上昇を踏まえ、標準家庭で月18〜27円の値上げを行う。4社が全て値上げとなるのは6カ月連続。