「化粧直し」を終えたYS11=25日午後3時45分、佐賀市、金子淳撮影 佐賀空港(佐賀市川副町)で長く雨ざらしとなっていた国産旅客機YS11が「化粧直し」を終え、28日から一般公開が再開される。 YS11は1960年代に開発された戦後初の国産旅客機。182機造られ、2006年に国内の定期路線から撤退した。佐賀空港の展示機は69年製の100機目。98年の開港記念にエアーニッポンから寄贈され、公開されていたが、展示場所が貨物施設の拡張に伴い立ち入り禁止区域になり、05年からイベント時を除き公開は中断していた。昨年12月に機体が空港の隣の公園に移され、塗装作業が進められていた。 公開は毎週水土日と祝日で、無料。小中学校の春休み期間中も公開される。機体に触れることができ、機内にも入れる。佐賀空港事務所の担当者は「YS11を見られるのは九州でここだけ。当時の技術者が知恵を出し合って開発した機体