台北観光の定番である「九(キュウフン)」。そのすぐ隣に位置する「猴(ホウトン)」が今新しい観光スポットとして注目されています。 「猴」とは、中国語で動物の「サル」という意味です。しかし、ここは「サル」ではなく「ネコ」のいる町なのです!しかもやたらに! なぜここが「猫村」となったのか、またここにはどんな魅力があるのかを紹介したいと思います。 台湾旅行・ツアーはこちら 1、「猴(ホウトン)」の歴史 「猴」という地名の由来は、その昔、ここに「猴=サル」の洞窟がたくさんあったからと言われています。その後に、「猴」という字が同じ音の「候」に替えられた歴史もありますが、今は併用されています。 ここは日本統治時代に炭鉱の町として栄えましたが、炭鉱業の衰退とともに人口は都市部へと流れ、町の過疎化が進みました。2009年以前の観光客は10人にも満たなかったそうです。 2、「猫村」と呼ばれるようになった経緯