駅のコンコースでよく流れている「ピーン、ポーン」。ある人を安全に誘導するために重要な役割を担っている音です。何のために流されているのでしょうか。 役割は道路の信号機と同じ 鉄道駅のコンコースでは「ピーン、ポーン」という、少し間延びしたチャイム音が一定の間隔で繰り返し流れていることがあります。人が多くて騒々しいときでも、この音は比較的よく聞こえます。 比較的大きな駅のコンコースでは「ピーン、ポーン」という音が一定の間隔で流されている。写真はイメージ(2017年6月、草町義和撮影)。 しかし、このチャイムが何のために流れているのか、それを知っている人は少ないかもしれません。 この音は「盲導鈴」「誘導用電子チャイム」などと呼ばれています。目が見えない人を安全に建物の入口などに誘導するための案内装置で、道路に設置されている音響式信号機と同じ役割を持つ装置といえます。駅だけではありません。空港のター