武田薬品工業が大阪国税局の税務調査を受け、国内で計上すべき所得を海外子会社に移転したとして、移転価格税制に基づき2015年3月期までの5年間に計約71億円の申告漏れを指摘されていたことが20日、関係者への取材で分かった。追徴税額は過少申告加算税などを含めて約28億円。同社は全額納付したが、同局に再調査を申し立てる方針。関係者によると、ドイツ子会社との高血圧治療剤の取引を巡り、子会社から本体に支
空調機器大手のダイキン工業(大阪市北区)が大阪国税局の税務調査を受け、2015年3月期までの2年間で約7億4千万円の申告漏れを指摘されたことがわかった。このうち約1億2千万円は所得隠しと認定された。重加算税を含む追徴税額は約3億円で、納付したという。 関係者によると、所得隠しとされたのは、ダイキン工業が空調部門とともに重点を置く化学部門の海外取引の一部。大阪国税局は、同社が国内外の拠点で樹脂やゴムなどのフッ素化合物を製造する際、原材料を海外の子会社から市場価格より高く購入したと認定。所得を圧縮し、子会社に利益を移す目的があったとして仮装・隠蔽(いんぺい)行為とみなし、購入費用は経費ではなく子会社への寄付金に当たると判断した模様だ。 このほか、社内で使うコンピューターのソフトウェア導入費について、課税対象となる無形の固定資産にあたるのに経費計上した経理ミスもあったという。 ダイキン工業は「原
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く