アフリカの首脳を集めて横浜でTICADが開催されている。 しかし、その一方で、コンゴ民主共和国で進められていた地デジの日本方式導入がヨーロッパ方式に屈してしまった。 もともとコンゴでは、日本方式が有利だと思われていた。昨年夏には、日本方式をテストするための億円単位の機材が日本大使館に持ち込まれていた。 しかし、テストをする機会を得る前に日本方式は頓挫した。 失敗の本質は総務省があるコンゴ人を顧問として採用したことにあるようだ。 どうもこの顧問が、正規のルートでの交渉ではなく、裏ルート、おそらくは部族等のコネを利用した人間関係でやろうとしたようだ。 そして総務省がそれに全面的に乗っかった。 外務省では、担当者がどうもおかしいと首をひねっていたが、課長補佐にあたる首席事務官のところでその疑問は握りつぶされてしまった。 そして十二月の政権交代後、コンゴ側から、正規のルートでの交渉に日本もきちんと