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経済に関するboxfanのブックマーク (163)

  • もちつけblog(仮)、、、の跡地(はてなダイアリーに移転。) リフレと再分配、及び信頼醸成の失敗について -左派勢力こそリフレ政策の開拓市場?

    ■再分配とリフレの関係■ 「左翼的価値観の望むことを実現するためには、不況の脱却は必要条件だということです。十分条件ではないかもしれないが、必要条件」という松尾匡先生のご意見です(注1)。再分配という問題についてなら、まったくその通りです。 「たしかにリフレ左派の非力さのために、リフレが実現しても我々の望んだものは当面得られないかもしれない。しかし、それを求めるための闘いは今よりもはるかに容易になる。これは間違いないことです。」パイが多い方が、再分配も比較的求めやすいわけですし。 では何が問題なのか。 ■左翼・左派とリフレの微妙な関係■ 「リフレは魅力的なツールだと思うんで支持したいところですが、その政策の旗振りをしている政治家連中がアレな輩ばかりなら支持はできなくなりますな。それはソノトオリです」(注2)。ここで持ち上がる問題は、歴史修正主義的な思考の持ち主である政治家が、リフレ政策を支

  • 「人災」事件追記

    松尾匡のページ 10年8月21日 「人災」事件追記 (22日:また追記、23日:またまた追記、24日:最後の追記) 昨日のエッセーでとりあげた話題ですが、id:demianさんが、次のような拙著の書評を書いて下さったところ、 完全雇用マニュアル入門編:松尾匡著「不況は人災です!―みんなで元気になる経済学・入門」 id: Apemanさんが、次のような批判エントリーをあげました。 植民地支配も人災です この件をめぐってネット上でひと騒動が起こっており、ボクははじめてツィッターをあちこち読みふけりました。気になってしかたがなくて仕事にならないの。まだ仕組みはよく把握できていないけど、すごさがわかった。絶対に登録しないようにしよう。 昨日のエッセーでは、Apemanさんが、いわゆるリフレ派の金子洋一議員が「韓国併合悪くなかった」的な言動をしていることについて、金子議員への支持など一言も書いていな

  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    オマーン旅行 2024 2024年のゴールデンウィーク前半はオマーンの首都マスカットに旅行に行ってきたのでその旅の記録を書く。 GWにが子どもを実家に連れて帰るとのことで、5日間の自由時間が手に入ったので、ここぞとばかりに海外旅行行きを決めた。 なぜオマーン 5日しかなく、複数国を…

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  • ケインズも仰せのように「長期的にみると、我々はみな死んでしまう」んだよ - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    ●Paul Krugman, "In The Long Run, We Are Still All Dead"(Paul Krugman Blog, June 25, 2010) Mohamed El-Erianの記事を読んだんだけど、彼が一体何を言わんとしているのか理解しかねてちょっと当惑してしまっている。彼が推奨しようとしている政策は正確なところ一体何なんだろうか? ともかく、私を当惑させている話はこういうことだ。彼は次のように書いている。 今や世界は深刻な構造問題に直面しつつある。しかしながら、各国のリーダーたちは短期的、循環的なものの見方に固執したままである。 全く同意しないね。どちらかというと、各国のリーダーたちは彼が指摘しているのとは正反対の問題に頭を悩ませているようだ。ドイツのお偉方に対して彼の国の高失業や眼前に立ちはだかるデフレの脅威といった(短期的、循環的な)話題を持ちか

    ケインズも仰せのように「長期的にみると、我々はみな死んでしまう」んだよ - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
  • Abetch : 「第三の大恐慌」 ポール・クルーグマン NYT

    語学と日常生活「第三の大恐慌」 米ニューヨーク・タイムズ紙 6/28付 ポール・クルーグマン The Third Depression By PAUL KRUGMAN 景気後退は普通のことだが、恐慌は稀である。私が知る限り、経済の歴史において、その時点で「恐慌」として広く形容された時代は二度しかない。一つは1873年のパニックに続くデフレと不安定性の数年間であり、もう一つは1929~31年の金融危機に続く大量失業の数年間だ。 19世紀の長期的な不況も、20世紀の世界大恐慌も、間断なき下落の時代ではなかった。その逆に、どちらとも、経済成長の局面が含まれていたのだ。しかし、こうした景気回復の局面も最初の不景気によるダメージを白紙に戻すだけの力強さは決して持っていなかったし、その後には不景気の再発が続いたのである。 我々は今、第三の大恐慌の初期段階にいるのではないかと私は危惧している。これは恐ら

  • left over junk

    2008-04-05 optical_frog 2008-04-05 通りすがり 2009-02-11 optical_frog 2009-02-11 @minorimironim 2009-02-11 @minorimironim 2012-06-02 optical_frog 2012-06-02 toohuudoo 2009-02-11 optical_frog 2009-02-11 dh 2012-12-31 optical_frog 2012-12-31 ponchi 2012-12-31 optical_frog

  • 訃報です 2010-04-12 - こら!たまには研究しろ!!

    すでにtwitterでご存じの方もおられるかと思いますが,昨日(4月10日)夜にエコノミストの岡田靖さんが亡くなられました.1月半ばに入院されたものの,その後の回復は早く2月末には退院され,3月半ばには通常業務に復帰されていました.そのため,まさか突然このようなことになるとは考えていませんでした. 岡田さんは……びっくりするほど鋭く,あまりに(学問的に)潔癖で,呆れるほどに完全主義,そしてシャイな方だったため一般に名を知られることはなかった氏ですが,20年にわたって間違いなく日の経済論壇のキーパーソンの一人でありつつけた方です.80年代の第一次翁岩田論争の頃から金融政策論争の影の主役として活躍され,90年代末にはまさにワンマンアーミーのような活躍でネットにおける経済論壇を確立し,近年もまた浜田宏一先生をサポートして金融政策論争の縁の下の力持ちとして活躍されていました.そして,大和証券・C

    訃報です 2010-04-12 - こら!たまには研究しろ!!
  • 清算主義という恐怖の大王 - すなふきんの雑感日記

    http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20091201#p2大きな懸念は「形式的なゼロ金利か量的緩和」のみで金融政策が打ち止めになり,当然ながら全く効かないという事態です.んで「やっぱり効かない」ので「金融政策の正常化」が必要だという論調に流れたならば,日経済の回復はさらに遠い先のことになるでしょう.これではもう日経済は持たない……まぁその前に民主党政権が持たないでしょう.「ほら見ろ、やっぱり金融緩和なんか効かないじゃないか。ここはやはり金融政策を正常化して正攻法である構造改革を徹底的に進めるしか方法はない。」という流れになりそうな悪寒。そしてさらに考えられる恐怖のシナリオとしては、民主党政権が崩壊した後に格的な反マクロ・構造改革派*1が新党を結成し、清算主義を振りかざして大量得票するという悪夢の実現。そういえば今朝もテレビで改革派論客の片山善博氏が

  • 2009-12-01-“なにもしない日本銀行”から“少ししかしない日本銀行”へ-Economics Lovers Live

    群馬の講義を終えて、臨時の政策委員会・金融政策決定会合が開催されているのをラジオのニュースで聞きましたが、帰宅したら落ち着く間もなく連発で雑誌の取材を受けたのです。そこでも話したのですが、今回の日銀行の政策はいわゆる「時間軸効果」(低い金利にすると宣言することで経済主体の将来の短期金利予想を低める政策)を中心として、おまけで結果としての日銀のバランスシートの膨張が生じる、という理解でいいのではないかと思います。 つまり01年に日銀行が採用したゼロ金利(時間軸効果)+量的緩和(日銀当座預金残高目標)という政策とは異なり、簡単にいうとその組み合わせの前者だけを採用しただけといえます。ですので一部の報道が日銀が市場に10兆円を資金供給すると強調してますが、これは注意が必要でしょう。というのは従来の日銀行の採用した「量的緩和」ではないからです。もっと消極的な位置づけです。この消極的な位置づけ

    2009-12-01-“なにもしない日本銀行”から“少ししかしない日本銀行”へ-Economics Lovers Live
  • うわ!予想よりひどい!! - こら!たまには研究しろ!!

    量的緩和への移行あたりでお茶を濁すんじゃないかと思ったら……それすらもやらない.一応の希望としては明日の会談でもう一つ譲るための材料というみかたもあるみたいだけど,そうじゃないんじゃないかなぁ.もうね……政府は総裁の罷免,日銀法の改正まで含めた議論を始めないといけない. 以下は12時半頃のエントリ

    うわ!予想よりひどい!! - こら!たまには研究しろ!!
  • 英エコノミスト誌「日本のデフレ:敗北主義の呪い」 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    http://www.economist.com/opinion/displaystory.cfm?story_id=14966237 日の問題は財政赤字ではなく、デフレーションである。政府はデフレ宣言をしているが、政府と日銀行はまともにこの問題と取り組んでいない。という趣旨の厳しい日政府・日銀行の政策批判の論文である。デフレはスパイラル化してはいないが、デフレは問題である。日銀行はこれから数年デフレであると認識している。デフレは家計や企業の活動を圧迫し、財政赤字を増やし(税収減など)、実質金利を高めることで経済活動を抑制する。 ここ最近は日の輸出部門の健闘でそこそこ景気が回復してきたが、それも円高の進行で限界がみえてきている。日銀行と政府の協調が必要とされている。特に日銀行は事実上何もしないで回復を待つという「敗北主義」を採用している。こえは放棄すべきだ。日銀行は政府の

    英エコノミスト誌「日本のデフレ:敗北主義の呪い」 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • Yahoo!オンビジネス - デフレを放置し続ける日本銀行は、もういらない - 学習院大学・岩田規久男教授 Yahoo!オンビジネス「月刊BOSS」(2009年11月5日)

    デフレを放置し続ける日銀行は、もういらない 2009年11月5日掲載 (月刊BOSS) 学習院大学・岩田規久男教授は、先日出版した『日銀行は信用できるか』の中で、日経済最悪のシナリオであるデフレが進行していると指摘する。政権交代が現実となった現在でも、政府はデフレ対策に腰を上げない。より効果的な金融政策が必要とされるなか、日銀行はあまりにも無策だ。(月刊BOSS 2009年11月号掲載) バラマキはいずれ行き詰まる ―― 7月の消費者物価は前年比マイナス2.2%と、過去最大の落ち込みを記録しています。これで物価下落は5ヵ月連続となり、ものすごいデフレが起こっています。岩田先生は先日出版した『日銀行は信用できるか』の中で、日経済最悪のシナリオであるデフレが進行していると指摘しています。にもかかわらず、先の総選挙の時も景気対策とは言いながら、デフレ対策はまるで論点に上がってきてい

  • 2009-11-20 - 政府はデフレ的状況と認識発言 - Economics Lovers Live

    菅直人経済財政担当相がデフレ的状況に日経済があるとの認識を示したというニュースを見た。90年代から今日まで二回目である。最初はバブル経済崩壊後、いったん景気回復したことで財政と金融で引き締めスタンスに移行したために経済が軟調になったところでアジア経済危機そのほか、そして格的なデフレ不況に。そして今回も似ていて03年以降数年にわたる景気回復の後に金融引き締めスタンスへ移行して経済が軟調なところに世界同時不況。 ところでこのブログを過去からよくご覧の方は、この00年代の景気回復と称される期間もずっと経済は実質デフレ状況にあったこと(コアコアインフレ率がマイナス、GDPデフレーターの低位推移など)を指摘してきた。確か若田部昌澄さんか中原伸之さんだったかが新聞のコメントで、いまから3年前のゼロ金利解除、量的緩和政策の終了時に、ちゃんと将来のリスクを織り込んで出口政策を採用したのかを日銀の問うて

    2009-11-20 - 政府はデフレ的状況と認識発言 - Economics Lovers Live
  • asahi.com(朝日新聞社):菅経財相「デフレ状況と認識」 金融政策の必要性強調 - ビジネス・経済

    菅直人副総理兼経済財政相は20日朝の閣議後会見で、日経済の現状について「私たちはデフレ状況という認識を申し上げている」と述べ、物価下落が長期化する「デフレ」状況にあるとの認識を明確に示した。政府は20日午後発表の月例経済報告で、日経済の現状に関する政府としての認識を正式に表明する。  菅氏は会見で、「こういう状況では金融の果たすべき役割も多い。政府としての認識はきちんと伝えたい」とも述べ、デフレ克服のため、日銀行に金融政策面から協力を求めていく意向も示した。  菅氏は18日に、来日中の経済協力開発機構(OECD)のアンヘル・グリア事務総長と会談したことも明らかにし、「OECDの事務総長の認識と共通しているところがある」と語った。OECDが19日発表した世界経済見通しでは、日経済はデフレ状態にあるとし、日銀の金融政策は「デフレを止めることはできていない」と指摘。11年以降も現在の金融

  • 「日本はデフレ続く」OECDが日銀に量的緩和要請 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    経済協力開発機構(OECD)は19日、日米欧の加盟30か国の経済見通しを発表し、日の2009年の実質経済成長率について、マイナス5・3%と、9月時点の予想のマイナス6・0%から上方修正した。 10年についても、プラス0・9%から1・8%に引き上げた。11年は2・0%の成長を見込んでいる。 OECD加盟国全体の09年の成長率は、主要国による景気対策の効果から、6月時点の予想のマイナス4・1%からマイナス3・5%に上方修正した。 ただ、日経済について「11年まで失業率は5%半ばに止まり、デフレが続く」とし、雇用悪化と物価下落が景気回復を妨げる懸念があると指摘した。そのうえで、「日銀行は、物価上昇率が確実にプラスになるまで量的緩和措置を実施すべきだ」とし、現在の超低金利政策を続け、国債の買い取りもさらに増額するなどの対応を求めた。

  • 日銀総裁人事に民主・西岡氏、反省の弁 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    民主党の西岡武夫参院議院運営委員長は17日の記者会見で、同党が昨年、日銀総裁に武藤敏郎・元財務次官を起用する国会同意人事案に反対したことについて反省の弁を口にした。 西岡氏は、「純粋に武藤さんがいい、悪いという前に、政治状況があった」と述べ、当時の自公政権を窮地に追い込む狙いがあったと説明した。そのうえで「(財政運営と金融行政を分ける)『財金分離』を理由に武藤さんがはねられたのは、今でもおかしいと思っている」と語った。 西岡氏としては、江利川毅・前厚生労働次官を人事院人事官に起用する鳩山政権の方針が「脱・官僚依存」に矛盾すると批判を浴びていることから、「過去の過ち」を率直に認め、江利川氏の人事案に理解を求める狙いがあったようだ。 しかし、自民党議員からは、西岡氏の発言に、「日銀総裁人事でさんざん我々を困らせておいて、ご都合主義にもほどがある」との声も出ている。

  • 亀井大臣の日本銀行寝言発言 2009-10-06 - Economics Lovers Live

    http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/091006/fnc0910061241009-n1.htm まあ、これ自体はどうでもいいんだけど、まだ僕の務校は統計とってる真っ最中ではっきりいえないんだけど、他の大学の来年3月卒業の学生の就職率がどうも実質ベースで10〜20%程度前年比で低下しているという情報がある。このブログたぶん多くの大学教員がみているはずだから、学生の就職状況がちょっとまずいのは直感でもわかってるんじゃないか、と思う。 高卒の方はかなり深刻化しているわけで、この事態をみてまだメディアとかは「雇用のミスマッチ」とかたわけたことを書いている。そりゃ、見つかりますよ。この不況だって構造的に人材難もしくは待遇低くて人手が来ない企業なんて日にごまんとあるから。それを「雇用のミスマッチ」とか「潜在的な成長部門へのここ数年続いている雇用増を活

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  • 民主党「製造業派遣禁止」へ 電機メーカー海外脱出は必至 | inside | ダイヤモンド・オンライン

    民主党「製造業派遣禁止」へ 電機メーカー海外脱出は必至 6月末に、民主党が社民党、国民新党と組んで、労働者派遣法改正法案を衆議院に提出し、波紋が広がっている。 法案の目玉は、「(専門業務を除いた)製造業派遣の禁止」である。これまで、民主党は、派遣労働者の劣悪な労働環境に警鐘を鳴らすことはあっても、「製造業派遣の禁止」には、慎重な姿勢を取ってきた。というのも、「禁止することで失職する労働者数十万人の受け皿を用意できなかったからだ」(人材派遣会社社長)。 言うまでもなく、民主党が、その姿勢を転換したのは、迫る衆議院選挙において、両党との選挙協力を睨んでのことだ。ある電機メーカー幹部は、「法案が衆議院を通過するわけではない。非現実的だ」と言う。確かにそのとおりかもしれないが、民主党が規制強化へ動いた“事実”は非常に重い。 仮に、民主党が政権与党となって労働政策を打ち出す際に、国会提出まで

  • 終りの始まりか? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    週明けのアメリカの株式市場はいわゆるガイトナー・プラン(不良債権の買取りプラン)が市場に好感されたことにより株価が急激に上昇した。アメリカが潜在的に有すると思われる不良債権の規模は約2兆ドル(IMF推計)と推定されるが、その半分近い額をガイトナープランでは射程にいれて処理を図る手法といえる。 このガイトナープランについては、デロングがわかりやすいQ&Aを書いている。ただ内容的には以下の朝日のネット記事でも十分にフォローされている。 不良債権処理 米政府、最大1兆ドル買い取り目指す http://www.asahi.com/business/update/0323/TKY200903230333.html ところで日が曲がりなりにもデフレ期待が解消の方向に向かい、03年からしばしの景気回復局面を迎えた要因を復習しておこう。その要因として、1)量的緩和の拡大を伴った円安介入(結果としての非不

    終りの始まりか? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • 雇用に保護主義台頭、英・米・豪・アジアで「外国人排除を」 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    英東部イミンガム近郊のリンゼー石油精製所の前で「英国人労働者を最優先せよ」と書かれたプラカードを持って抗議する労働者ら(2月)=ロイター 世界同時不況で各国の失業率が高まる中、自国民の雇用を優先し、外国人労働者の受け入れを制限する「雇用の保護主義」が台頭しつつある。 職を失った外国人労働者が国へ還流する動きも広がっているが、国に帰っても仕事がなく、一家で路頭に迷う「労働難民」化も深刻化している。 英国東部のイミンガム近郊にあるリンゼー石油精製所。雪が舞う1月末に、従業員が「英国の仕事は英国人労働者のものだ」と書かれたプラカードを手にデモ行進を繰り広げ、ストに突入した。発端は、精製所の新規プロジェクトにイタリア人とポルトガル人労働者の採用を決めたことだ。抗議活動は英全土の石油精製所や発電所に拡大し、会社側が英国人に採用枠を割り当てる妥協案を示したことで、ようやく沈静化した。 世界規模で働く