コミPo!が届くのを待っている間に、東京都の青少年健全育成条例改正案が成立したようだ*1。早い時期から追いかけていたわけでも何でもない。推進派もさることながら、反対派の主張にも賛同しにくいところがあり、あまり深入りする気にならなかったというのが正直なところである。 青少年条例と世間 いわゆる有害図書(東京都では不健全図書)という仕組みは、今にはじまったことではない。「行政」がやるか「自主規制」であるかという点をわきに置いておけば、“未成年者に”見せるべきではないというコンテンツがあるというのは世間的には受け入れられている話だ。「どんなコンテンツも本人の選択に任せるべきであり、未成年者を区別する必要はない」という意見はあるだろう。私は与しないし、それは世間の賛同も得られないと思う。 自主規制はよいが、行政がやるのは検閲だ、という意見の妥当性については後で述べるが、自主規制が機能していなければ
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