特定秘密保護法案が政府内部で練り上げられた過程を探ろうと、毎日新聞が昨年5月に政府に情報公開請求したところ、1年以上かかって約4万枚の公文書が開示された。そこには法案の内容について政府内部でも議論があったことが記録され、官僚たちの「ホンネ」も透けて見える。【日下部聡】 【秘密保護法の“秘密”って誰が決めるの?】 ◇「訓示的規定」入れる <訓示的規定を入れなければならないほど、ひどい法律なのかという議論に陥りそうな気がする> 法案作りを担った内閣官房内閣情報調査室(内調)の「内閣法制局との検討メモ」によると、2012年7月9日の協議で、法制局はそんな疑問を内調にぶつけた。民主党・野田政権時代のことだ。 「訓示的規定」とは、国民の基本的人権を侵害しないよう戒める規定のことだ。 内調は法案の素案に、この規定を入れていた。その理由は、この日と同月17日に法制局に提出した別の文書に、内調が
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