丘のうえの民主政―古代アテネの実験 作者: 橋場弦出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1997/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る 橋場弦『丘のうえの民主政 古代アテネの実験』東京大学出版会、1997年、83–124ページ。 古典期アテナイの民主政のすぐれた解説を読みました。民会は市の西にあるプニュクスの丘という場所でひらかれました。これはアテナイの最高意志決定機関です。市民ならば誰でも参加することができます。年に40回ほど開かれました。議論されたのは外交問題、顕彰問題(誰を顕彰して碑文を建てるか)、国事犯の弾劾裁判、法の制定・改正、将軍や財務官の選挙といった議題です。他方ポリスの財政問題や市民の経済活動や教育はほとんど問題とされませんでした。民会は評議会が上程した議題のみを議論します。ときして評議会の決議案を受けいれ、ときと
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