先日、DeNAの監督就任交渉が決裂した工藤公康投手が、 現役引退を発表されました。 西武、ダイエー、巨人、横浜、そして再び西武と渡り歩き、 実働29年間で通算224勝をあげた大投手です。 今日はその工藤公康さんの話をさせてください。 ときは1999年、当時工藤投手が在籍していた福岡ダイエーホークスが 中日ドラゴンズを破って日本一に輝いたシーズンオフにさかのぼります。 自身はパリーグMVPに輝き、女房役の城島健司捕手は一人前に育ち、 まさにホークス黄金時代の幕開けを予感させたシーズンオフ。 ダイエー球団側は、日本一最大の功労者と思われる工藤投手に対し、 あまりに誠意を欠いた契約交渉を行いました。 もう10年以上前のことなので細かいことは忘れてしまいましたが、 工藤投手と球団側がメディアを介してバッシングし合う典型的な泥仕合となり、 やがてFAによる巨人移籍が浮上してきます。 そこでホークスフ