カマラ・ハリス氏。2019年1月7日撮影。(Photograph by Celeste Sloman, The New York Times/Redux) 米国で女性が参政権を得てから100年。カマラ・ハリス上院議員が女性として初めて米国副大統領に就任することが決まった。黒人系、アジア系としても初ということになる。(参考記事:「米国女性参政権100年 心の声が届くまで」) だが、その地位を目指した女性はハリス氏が初めてではない。女性たちは投票ができるようになる以前から出馬していた。 1872年、立ち上げられたばかりの平等党において、女性初の大統領候補に選出されたのがビクトリア・ウッドハルだ。彼女は、ニューヨーク州で新聞社を創立した女性参政権論者で、妹ともども女性初の株式仲買人でもあった。 ウッドハルが実際に選挙活動を行ったのかは明らかでない。当時まだ33歳だったため、大統領に就任する資格も
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