大阪市の橋下徹市長は26日、民間人校長として今年4月に市立南港緑小学校(大阪市住之江区)に着任し25日付で退職した千葉貴樹(たかき9氏(38)について、「子供の将来にかかわる教育の世界に身を投じる際は、覚悟を持ってほしい」と述べ、不快感を示した。市役所で記者団に答えた。 橋下市長は千葉氏が配属先への不満を辞任理由に挙げたことについて「(希望先とは違う)学校に行かされる可能性があるなら、あらかじめ調べておくべきだ。本人の調査不足」と批判した。 一方、採用した市教委については、「(千葉氏は)自分を第一に考えるという、公の世界とは異なる考えの方であり、教育委員会は面接の段階で考え方を確認できたのではないか」と話した。 橋下市長は「辞めたのは残念だが、公募校長制度は続ける」と強調した。