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ブックマーク / www.axis-cafe.net (30)

  • 自民党憲法改正案(2) - おおやにき

    第二に、「公共の福祉」が「公益及び公の秩序」になっているとかいう話でもない。この点について、「公共の福祉」とは人権同士が衝突する場合には法令により相互に調整するという趣旨だが(いわゆる内在的制約)、「公益及び公の秩序」は国家や政権政党が設定した利益・秩序を意味するからけしからんとか怒っている人もいるようだが、来の意味におけるアナクロニズムであって端的に誤り。 以前に書いたこともあるが、要するに「公共の福祉」といっても何を意味しているのかはよくわからなかったのであって、日国憲法制定後しばらくは論争があった。それこそ芦部信喜『憲法』(高橋和之補訂・第4版・2007)96頁以下に説明されているが、当初の通説は(国民それぞれの利益の総和とは異なる)国家独自の利益としての「公益」とか「公共の安寧秩序」という・人権の外にある一般的原理だと捉える一元的外在的制約説(美濃部達吉)であり、経済的自由権・

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    bt-shouichi 2013/02/12
    改憲案の検討…というかまずはそれに対する批判いじり。内容が軽めなせいか、「帰るべき朝鮮ができて大江健三郎は喜ぶかもしらんな」「よほどドイツを敵に回したいのかと」など、悪口のキレもイマイチ。続きに期待
  • 体罰と暴力 - おおやにき

    大阪市立桜宮高校の男子生徒が自殺した事件以来、体罰をめぐる議論がかまびすしいようである。「義家政務官「体罰ではなく暴力だ」 自殺の事実解明指示」(asahi.com)などという報道もあり、これに対して「体罰は暴力に決まっているだろう」と反発している人々も見受けられ、一方では前者が必然的に有形力の行使を伴う以上その通りなのだが、「死刑によって殺人は減る」と主張している人に対して(いやその当否はともかくな)「死刑は国家による殺人にほかならない」と言うようなもんやな、とも思う。法による統制を受けていることによって死刑が単なる殺人とは区別されている(ことになっている)のと同様に、体罰も統制されていない暴力とは違うよねという立場もあるだろう(再び、その当否はともかくとしてだ)。要するに出だしの定義問題から混乱しているので、互いにわら人形を叩いている部分がある。 管見の限りではあるが、よほど極端な人を

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2013/01/18
    内容としてはアサヒの見出しに釣られた連中プギャーというものでしかないのだが、なんか「続・暴力と政治」が書かれそうな気がしてくる…
  • 続・批判的民主政と選挙(1) - おおやにき

    そうだねえ次は旭日旗かもしれないね(挨拶)。何かというと前のエントリに対して「あの人たちずっと同じ旗振ってますが」という反応をいくつかいただいたことについてだが、まずさらに悲観的シナリオも考えられるなという話。まあしかし私自身は振る旗の変わる可能性は来あると思っており、だって1938年とか41年に一生懸命日の丸振ってた連中の大半が45年には星条旗とか赤旗とか振ってたわけだろ? そんなもんですよ。 もちろんコアの人たちというのはおそらくおり、変わらないままに時代の趨勢に応じて前に出てきたり後に逼塞したりするのだろうが、多分そういう人は多くない。保守主義でも日主義でもいいが、バークなり蓑田胸喜なり徳富蘇峰なり読んで共感している人なんてえものがどれだけいるかと言えばおおいに疑問だろう。要するに彼らの体は「ふま〜んふま〜ん」という感覚的なものであり、それを同一化する対象として「日」という程

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2013/01/18
    三段落目の「そちら側」「そっち側」がいかにもな味わい/前半はともかく後半の話は面白い。他のところでも書いたらしいのでチェックしたい
  • 続・批判的民主政と選挙(2・完) - おおやにき

    先の選挙中のこと、駅前でビール箱に乗ってぽつんと演説している菅直人前首相の写真というのが中国のネットなどでも話題になっていたようであり、なるほどこれが民主主義かという感想も見られた。その趣旨というのはおそらく、より明確な形で言っていた人もいたようだが、なんでこいつ刺されないのというものだろう。どこのどこまでが誰の責任であるか、特に客観的な評価についてはまだまだこれからの問題であろうと思うが、鳩山政権では八ッ場ダム建設中止問題や普天間基地移設問題、菅政権では東日大震災後の対応や福島原発事故など、少なくとも政府に対する被害者意識を溜め込んだ人というのを大量に生み出したのが民主党政権3年だったわけだが、まあ発展途上国の感覚ならそういった感情はテロリズムに結び付くだろうし、それを避けるために政治家に対する警備にも厳重なものがある。 何も彼らの世界だけの問題ではなく、日でも戦前には原敬、星亨、濱

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    bt-shouichi 2013/01/18
    この「弊」の話をするのに敢えて、今こそ政治家へのテロをいう話…もとい、政治への暴力、「可傷性」の話をもってくるのだな、と。相当負の感情がたまってたんだな
  • 批判的民主政と選挙 - おおやにき

    というわけで総選挙が終わり、自公連立で衆院の安定多数確保という状況に相成った。民主党としては参院の比較第一党であることを生かして活動していく方針らしいが、まあ率直に言って一釣りされる議員の値段を上げるだけ、という気もする。 投票前日、土曜日の夕方にたまたま秋葉原の駅頭を通りがかった(定宿が浅草橋にあるのである)。えらいこと騒がしいので何かと思えば自民党候補の選挙演説であり、安倍総裁や麻生元総理も来るというので写真のような大混雑、そこここで日章旗がはためくという状況になっていた。 でまあ、やはりこの状況を見た人の中にはこの世の終わりだというか、あんな保守反動政党が熱狂的な支持を集めている状況が恐ろしいと言っている人がいるようなのだが、自民党の政策自体に対する評価はさておき、そうひどいことになるまいとも思う。あの人たち、数年後には別の旗振ってるよ。 というのは別にその人たちや自民党を馬鹿にし

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2012/12/18
    秋葉原のアレに対する懸念を冷やかしつつ、アレにむしろ「民主党政権がどれだけ人の恨みを買ったか」を見る、いかにもおおや先生らしい総括。ウキウキ感も垣間見える/最後の2,3段落は重要
  • 憲法使いの弟子 - おおやにき

    「だまれ俺は芦部信喜教授の孫弟子の同期だぞ」ってのはどうか(挨拶)。憲法問題だから「ノモス主権論尾高朝雄教授四世の孫弟子」の方がいいかな。しかしその、尾高宮澤論争以来の敵対派閥(笑)だからというのではないが、天賦人権説というのもそうスジのいい議論ではないので切り札的にそれは天賦人権説否定ですねドヤアみたいなのもどうかと思ってちょっと書く。 というのは自民党の憲法改正案にまつわる問題で、それを進めている人々がtwitterでうかつなことを言っているのに対して怒っている人々がいるという話であり、いや個人的にも先般提案された改正案はろくでもないものになっていると思っているわけではあるがおそらく私が問題にしている箇所は人々が怒っているのとは違うし、いま問題にされているような論じ方が利口だとも思えない。というので少し書いて放っておいたら政治のほうが動き出したりしてどうしたものかと思っているわけだが、

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    bt-shouichi 2012/12/17
    この人はこのネタにはこういう言い方をするだろうという予想通りの出来
  • 選挙 - おおやにき

    出ました。大屋雄裕「何のために選ぶか:選挙の制度と思想(特集:選挙制度を考える)」『Voters』no. 11、(財)明るい選挙推進協会、2012/12、pp. 4-5. 選挙のために刊行スケジュールが早まって校正締切が前倒しになるという事態に自分が巻き込まれるとは思わなかったなあ。 その選挙の話。選挙公報程度は見ているのですが一番楽しかったのは日共産党の候補者のもので、「政党が離合集散のなか1世紀近い歴史に試された党」とか自慢しているのだが伝統を誇る革新政党ってなんだ。科学的社会主義(理性的・科学的にぼくたちの言っていることは正しいんだよ)なんだからバーク流の時効理論(人間理性には限界があるので歴史の試練に耐えて生き残ったものを正しいと思うしかないよ)とか掲げてちゃダメだろう。 まあ革新陣営の伝統芸能化というか、守旧を掲げる「革新」と変革を呼号する「保守」という日政治のねじれ現象を体

    bt-shouichi
    bt-shouichi 2012/12/11
    「政党が離合集散のなか1世紀近い歴史に試された党」がおおや先生には一番楽しかったそうだが、「革新陣営の伝統芸能化」はともかく、「守旧を掲げる「革新」と変革を呼号する「保守」」の例にコレもってくるのね
  • アサヒ - おおやにき

    なにやら法政大学で学生デモがあって機動隊がキャンパスを封鎖する騒動になったとのこと。その端緒が学内での飲酒禁止規制にあったということで、twitterなどでは「大学になにしに来てんだ」的な反応も相次いでいるようである。主張の是非はともあれ、つまり論点をアピールして周囲の共感・同調を誘うことには失敗しているようであって、それは何故かというに訴求先を間違えたからであろう。キャンパスで酒を飲む自由をもっとも重要視しているのは大学教員であるので、一般社会や同世代学生ではなく学生運動世代とかのオヤジ教員を泣き落とす戦略のほうが有効だったのではないだろうか。そのまま肩を抱かれて居酒屋に拉致されてしまう可能性なしとはしないが(挨拶)。さて。 以前にも書いた通り私は橋下・大阪市長の政策・政治手法を決して高くは評価していないのだが、しかし今回の週刊朝日の特集記事については端的にアウトであり、それを問題として

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    bt-shouichi 2012/10/21
    ウキウキである/「今回黙ってるような連中は」は「今回だけ黙ってないような連中は」に変えてもいけるかな
  • ごあんない - おおやにき

    学術振興会から発表がありましたが、名古屋大学からご提案した「PhDプロフェッショナル登龍門:フロンティア・アジアの地平に立つリーダーの養成」が平成24年度・博士課程教育リーディングプログラム・オールラウンド型として採択されました。 地元・東海地域の誇る製造業の復活が今後の日の成長戦略には不可欠との認識のもとに、そのために必要となるフロンティア・アジア諸国との連携を担いうる人材を、高度な専門性と異分野・異文化との協働能力を兼ね備えた「PhDプロフェッショナル」と位置付け、国内学生・留学生の緊密な共同学習を通じて養成しようとするものであります。なお「フロンティア・アジア」とはベトナム・カンボジア・インドネシア・モンゴル・中央アジア諸国など、すでに日からの投資が飽和しつつある中国韓国以外の新興経済発展国を指すために発明した用語でありまして、「特定以外アジア」とか「どこかの周辺アジア」と

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    bt-shouichi 2012/10/01
    フロンティア・アジアとは、すでに日本からの投資が飽和しつつある中国・韓国以外の新興経済発展国のこと/「「特定以外アジア」とか「どこかの周辺アジア」と書こうとして怒られました(一部フィクション」Oh…
  • 供託金制度 - おおやにき

    選挙に出馬する際に必要となる供託金制度について、高額だと批判している人々がいるようである。具体的には「供託金600万円 出馬足かせ 脱原発団体「高いけど集めるしか」」(東京新聞)あたり。確かに実際問題として高いは高いのだが、ずいぶんとその経緯をはしょった記事だなあと思うこと若干。 第一に、供託金値上げの背景にあったのは選挙ゴロの活動である。どういう人種かというのは、たとえばWikipedia語版でもこのあたりとかこのあたりを読むとよいのだが、要するに「反共」を看板として掲げ・当選ではなく他候補の選挙妨害を目的に活動するヤカラであって、その標的は主として革新候補であった。つまり来この値上げは真面目な市民運動家や革新政党の候補を守るためのものだったんだけどね、という話。 高額の供託金+没収という制度設計もそこに由来している部分があり、つまりたとえば一定の有権者署名を集めるという代替案は可

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    bt-shouichi 2012/09/28
    最近更新があって嬉しい。そしてやっぱそういうネタのチョイスのしかたをするのねと安心した
  • よしなしごと - おおやにき

    実のところ大学の用件で丸の内というのは中日新聞社社をお訪ねしたのであって、役員フロアの応接室で先頃問題になった方とお話ししたのであるがあのまあ当然ながらというか自動ドアもエレベータもありました。 一部に間違っている人もいたようだがその方は社長であって社主ではない。創業家のご出身とかでもなく、つまり経営はしていても当該新聞社を所有しているのではありません。あえて言えばだから、雇われ社長ですな。以前に編集局長を務めておられたことなどからもわかる通り元々は記者であっても出されている。 また、中日では紙面に関する編集権は編集局長が持っていて経営側は介入できない、人事や予算などを通じて間接的にしかコントロールできないそうです。過去にはトヨタの労務問題を大々的に取り扱って広告出稿を止められたことなどもあるとか、そんな話も聞いた。 何が言いたいかというと、その件にも示されているような中日新聞・東京新

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    bt-shouichi 2012/07/08
    最後の段落を書いちゃうところがおおや先生らしい
  • 続・ダウンロード犯罪化の経過について - おおやにき

    話題になっていた違法ダウンロードの犯罪化を含む著作権法改正案が15日中に衆議院文部科学委員会・会議で可決されたとのこと(「リッピング違法化+私的違法ダウンロード刑罰化法案、衆議院で可決 」Internet Watch)。報道もされている通り今国会は議案の処理が非常に低調で、内閣提出法案ですら5月23日段階で25%弱という水準にあり、会期末が6月21日に迫っていることもあって(まあ衆議院の優越があるので延長しようとするだろうけど)このまま潰れるんじゃねえかなと思っていたところである。どうも与野党で対立していない法案についてはやっぱり処理しておこうと、ギリギリになってそういう空気になったようには見える。 さて件についてはすでに書いたことがあるが、内容面については現在の民事違法規定も活用できていない状況でさらにハードルの高い刑事制裁を追加しようとするもので、威嚇効果を除けば実効性は期待できな

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    bt-shouichi 2012/06/17
    おおや先生の立場は変わらず。現実にはこうなるよというか、そんなひどいことにはならねぇよというか
  • 公人・おまけ - おおやにき

    さて片山氏については、国会議員として問題を感じれば制度改革に取り組むのが筋であって個人攻撃などをするべきでないという批判もあるようである。ええと、無茶言うな。 どういうことかというと、行政職(大臣とか政務官とか)を兼ねていない・普通の国会議員が単独で行使できる権限というのはごく限られている。公的な位置付け、あるいは卑近な話としては報酬の面においては一般職の公務員より上位に置かれているが、現実にどれだけの決定権があるかはそれとは別の問題なのだ。 たとえばの話、各省の事務次官であればその省の職掌に属する問題のほとんどに対して事実上の決定権を持っているし、形式上は大臣の権限とされていてもその処理があらかじめ委任されており、自分のハンコで決められることが非常に多い。もちろんこの委任関係はさらに下にも広がっているのであって、出先機関の課長クラスでも自分のハンコで決まることがそれなりにあるように見え

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    bt-shouichi 2012/06/12
    河本は犠牲になったのだ…/「個人攻撃などをするべきでないという批判」に対する「無茶言うな」というより、世論を煽らず制度改革をしろという批判に対する「無茶言うな」だわな、これは
  • ノマド - おおやにき

    なんでも最近ノマドワークというのが流行りらしいのであるが、今日の私は(1)朝イチに東山で学部の会議、(2)昼前に丸の内で部の仕事の企業訪問、(3)夕方から附属病院の委員会という日程であって完全なノマドっぷりであった。結局喫茶店3軒のハシゴ。 なお多くのノマドワーカーにとっては電源とネット環境をどのように維持するかというのが大きな問題であるらしいところ、ノマド状態の私が主に利用しているのは紙と万年筆なので大丈夫。というかネットが自由に見られるとメールの処理だの何だので仕事が進まなくなるのであり、要するに私のはどちらかというと外こもりとか自主缶詰という類のものなのだろう。さて。 橋下大阪市長が市職員に対する入れ墨調査を行なった件について、毎日新聞が「「魏志倭人伝」には「男子は大小と無く、皆黥面(げいめん)文身す」とあるから、当時の日人の男は大人も子供も顔や体に入れ墨をしていたらしい。(..

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    bt-shouichi 2012/06/06
    おおや先生が毎日の「余録」の刺青ネタを批判。余録の中の人からしたら「ネタにマジレス」といったところだろうか。「無知」と批判するよりむしろ「すべっとるんじゃ!」と批判したほうがこたえるかも
  • 続・あるべき姿とその実現(後) - おおやにき

    どこに泊まっているかと聞かれてパディントンと答えたら「結構離れてないか?」と聞かれ、前回はどうだったかと聞かれたので答えたら「なんでそんなroughなところに」と呆れられました。みんなビンボが悪いんや(挨拶)。あ〜でもそうかextremely rough areaなのか。昨年8月の暴動でも燃えてたし、なんか変だとは思ったんだよな。念のために言うと私自身が身の危険を感じたことはまったくなく、皆さん親切な方ばかりでしたが、まあそのあたりはイギリス社会内部でええとこにおられる方とのんきな東洋人との違いかもしれん。 さて前回の続き。こういう観点から見たとき、特に福祉関係のものごとに時折覚える違和感というのがあるところ、竹端氏の議論にも共通のものが感じ取られた、というのは「感情論」に対置して「現在でも暮らしに多大な制約を受けている人が現に存在している」ことを現実と考えておられるところである。しかし「

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    bt-shouichi 2012/03/01
    相手を「感情論」にする/おおや先生は追記をすると色々と台無しになりがち
  • 不適切な出題 - おおやにき

    右か左かではなく上か下かが重要だという話をしばしば学生にしているのだが、つまり政治的その他の志向preferenceと議論のレベルの高低は別の問題である。読んで学ぶならいずれにせよレベルの高いものにするべきで、というのは結論を肯定するにせよ否定するにせよ論旨の展開を批判的に検討することがアカデミックな議論には(従ってその作法の訓練としての大学教育においても)必要であるところ、レベルの低い議論というのはツッコミどころだらけで話が進まないし訓練にもならないからである。 何かというとまた産経がどうしようもないということであって、早稲田大学の法学部が国歌斉唱時の起立強制は教育現場に相応しくないという趣旨の文章を入試で出題したのは不適切だという論旨で報道している(「早大入試で偏向的出題 国旗国歌「教育にふさわしくない」」MSN産経ニュース)。以下は同記事より。 問題文は「日の丸・君が代が戦前の日

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    bt-shouichi 2012/02/28
    「私立大学であっても公認されていない特定の価値観にコミットするのがけしからんと主張するのなら国学院と皇學館の神職養成課程を廃止してからにしようねと」ww/嘲笑度合はいつもよりややおとなしいか
  • あるべき姿とその実現 - おおやにき

    学部が大きな外部経費を二件立て続けに獲得したところ例によってというか予想通りというか召集されて規定改正の要綱とかを作っている件について(挨拶)。1%でいいからくれんかな私個人に。 さてまず私自身はこの分野の現実的な問題に関する知見も知識も十分にはなく、従って具体的な制度改正の方向性の次元でどちらに理があるかという点は判断不能であるということを前置きした上で、従って多分に茶々を入れるだけみたいなことになるのは自分も書いている媒体の原稿なだけに恐縮するところはあるのだが、しかし書いておいたほうがいいかなと思うところもあるので、書く。 というのは竹端寛氏の「障害者制度改革の重大な岐路」(Synodos journal)についてであり、2010年の自立支援法違憲訴訟和解案とそれを受けた2011年の総合福祉部会骨格提言に対し、今年2月の厚生労働省案が実質的な「ゼロ回答」であって大がっかりという整理は

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    bt-shouichi 2012/02/21
    竹端寛氏の「障害者制度改革の重大な岐路」をいじって、制度いじるのって大変なのよ+ない袖は振れねぇ的な身も蓋もないがゴモットモな話をする…も結局最後の落ちに持ってくためのフリなのではという気も
  • 続・どうでもいいけど。 - おおやにき

    東京からこだまで戻って三島駅5分停車のあいだにアジ寿司を購入(挨拶)。夕にしたのですがシャリと魚の身の比率が微妙で個人的にはやや残念感が。 さて引き続き『週刊アスキー』(2012年2月21日号)。巻末に岡田斗司夫氏の「ま、金ならあるし」という、お買い物日記と銘打たれているわりに最近あまりお買い物をしていないような気配の連載があるのだが、今回は「コンピューター将棋と国家運営ソフト」と題して政治・行政・司法の自動化ないしコンピュータ化について書いている。のだが、後半の論旨は賛否あると思い私はまったく賛成しないが検討には値するだろうと思うところ、前半の「クラウドシティ市民"紫陽花"さんの日記でこんなことを知った」という前置きで岡田氏自身が再話している部分の事実誤認が甚だしく、まあこのレベルで何を言うてもねえ感が蔓延する。この部分。 裁判員の仕事は激務だというのを以前何かので読みました。午前に

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    bt-shouichi 2012/02/11
    岡田斗司夫の事実誤認を嘲り笑うだけでなく、ためになる話も。「絶えず新しい意味や理解を提案することを通じて事態の妥当な解決を図る点に、法解釈の特徴はあると言った方がよい」
  • どうでもいいけど。 - おおやにき

    6日間で3出張はからだにこたえる(挨拶)。なお日帰り×1・一泊×2。 でまあその途上で『週刊アスキー』(2012年2月7日号)などを読んでいたところ、「なんでも使用レポート」という欄で下川みくにという歌手の人がTDKのワイヤレスヘッドホンを扱っているのに気付く。Bluetoothではなく2.4GHz帯を使うというのが特徴らしく、まあそれは別にそれで構わないのだが以下のような記述がある。 昨年12月には台北でライブがあったので、『TH-WR700』も連れて行って、旅の間はずーっと、この子といっしょに過ごしてみました。羽田空港へ向かう車の中でも、搭乗手続きのあとも、機内でも。そして、台北に着いてから移動先までの車の中でも、景色を見ながらずーっと聴いていたよ♪ 電波を出す機器は飛行機内では全面使用禁止だよ。航空法違反をこんなとこで堂々と告白されても困るんだがな(正確には乗降用ドアが閉まってから開

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    bt-shouichi 2012/02/11
    こちらは「続」の岡田いじりのついでだろうか。おおや先生らしさはありながらもあっさりとした感じ。まぁ確かにこれ以上いじりようのない内容ではある/米で議論が…
  • 定番。 - おおやにき

    総理が演説した。「崖っぷちにいるのは民主党ではない、日と国民だ」。 「総理、では民主党はどこにいるのですか?」 「民主党は常に国民の一歩先にいる」 ところで岡田副総理は副総理で野党が消費増税等に関する事前協議に応じないことに「議論すらさせてもらえないのは、何のために国会があるのか」とご立腹だそうですが多分議論するために国会があるんじゃないかと思うんだけど。なお参照、「一体改革応じぬ野党批判=選挙制度抜改革も検討-岡田副総理」(時事ドットコム)。 まあもちろん音の話としては理解できないではなく、つまり日の国会システムでは審議日程が一番の稀少資源なので開会時にはすべての議案が内容とともに出揃っていて優先順位に従って粛々と処理していくということにしないと片っ端から時間切れ廃案になってしまうという事情があり、ついてはあらかじめ内容について異論が出ないように目処を付けておきたいということであ

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    bt-shouichi 2012/01/17
    やはり民主を馬鹿にさせると抜群の冴えを見せるね/「野田総理がそういうツッコミを受けるだろうことを予期しつつ冒頭のような発言をしたとすればそれは相当に趣深い話であるなあ」可能性はゼロではない気がする