高速無料化「10年度、本州は困難」 野田財務副大臣2009年12月3日21時31分 印刷 ソーシャルブックマーク 野田佳彦財務副大臣は3日の記者会見で、民主党がマニフェスト(政権公約)で掲げた高速道路の無料化を2010年度に本州で実施することは困難だとの考えを示した。道路網で不公平感が生じるのを避けるためだ。高校の実質無償化については、所得制限をかけるよう文部科学省と交渉する。 国土交通省は10年度予算の概算要求に、高速道路無料化に向け、一部路線で試行する「社会実験」の経費として約6千億円を盛り込んだ。野田氏は「社会実験で6千億円はいくら何でも多い」と主張。「試験的な実施」にとどめるよう要請する考えを示した。 野田氏は、渋滞による物流への影響、鉄道やフェリーなど競合する交通機関への影響などを考慮して路線を絞り込むべきだとした。道路網が複雑に入り組んでいる本州での無料化試行については「(無料