新型インフルエンザウイルスが感染、増殖する際に働くたんぱく質の構造が、20世紀前半に流行した「スペイン風邪」などのウイルスと同じだったことが、科学技術振興機構の西浦博研究員らの研究でわかった。 高齢者に新型インフルエンザの感染者が少ない理由の一つと考えられる。7日付の英医学誌に掲載された。 インフルエンザウイルスは「ヘマグルチニン」というトゲ型のたんぱく質を使って細胞に取りつき、増殖する。西浦さんらはこのトゲに着目し、スペイン風邪など「H1N1型」と呼ばれるタイプのウイルスを比較。 新型インフルのたんぱくには、1918年から40年代前半までに流行したウイルスと共通する特徴が見られることがわかった。
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