自民党の党紀委員会(山東昭子委員長)は8日、愛知県知事選に立候補するため離党届を提出していた大村秀章衆院議員(50)を除名処分とすることを決めた。除名の賛否を問う採決は10対5で賛成が上回った。 党本部は今後、県連が擁立する元内閣府行政刷新会議事務局参事官補佐の重徳和彦氏(39)を推薦する方針。執行部は当初、大村氏を除名せず離党届を受理する方針だった。山東委員長は「愛知県連が重徳氏の推薦を決定してから大村氏が手を挙げたのは反党行為」と説明。委員の一人は「執行部の根回しが不十分で流れが除名に傾いた」と話す。