サッカーJリーグが、プロ野球の「モバゲー問題」に一喜一憂している。 日頃はあまり接点のない2つのプロスポーツだが、双方に関わりをもっているのがTBSホールディングス(HD)だ。いわずと知れた横浜ベイスターズのオーナー会社で、現在は携帯ゲーム「モバゲー」を運営するDeNAへの譲渡を進めている。一方、TBSは2007年からスカイパーフェクTV、NHKとともに、年間総額50億円(推定)の放映権契約を結んでいるが、これが今季契約満了を迎える。 来期以降も満額継続での契約を希望するJ側と、30億円前後を提示した3社の間で一時は交渉決裂の可能性もあった。このほど「合意に達したようです」(民放関係者)というが、そこにふってわいたのが横浜の身売り問題だ。 この関係者は「TBSはJから撤退するという話もあったようですが、NHKがTBS側の負担を軽くする形で交渉はまとまったと聞いています」と続ける。この