前回はSkype、LINE、commの音声遅延を測定しました。今回はこれらの音声品質を測定します。測定環境は前回の図1の通りです。 通話品質の指標であるR値を求める 測定にはGLEAN Corporationの音声品質評価ソリューション「VoicePinger」と同製品の音声品質評価オプションおよびドイツOPTICOMの音声品質評価・解析ソフト「PEXQ」を使用、客観的に音声品質を評価するための最新手法であるPOLQA(ITU-T P.863)を用いて、通話品質の指標であるR値(ITU-T G.107 TTC JJ-201.01、関連記事)を求めます。 測定時に使用するリファレンスの音声も以前の特集と同様、モノラルでサンプリング周波数8KHz、量子化ビット数16ビット、再生時間約8秒のWAVファイルを使用します。 では早速、音声品質の測定結果を見てみましょう。各サービスの音声品質測定結果を