新型iPad miniから見える「アップルの変化」 アップルは3月末、新製品と新サービスを相次いで発表した。 新製品の中でも、特に注目すべきは「iPad mini」の新モデルだろう。電車内での利用などのニーズもあり、日本ではかねて人気の高い製品だったが、今年ついに、3年半ぶりのリニューアルが行われた。 だが、アップルにとって、iPad miniのような「ニーズが見込めるハードウエア」をアップデートしていくビジネスは「変化の一部」にすぎない。 最も大きな変化は、ゲームや映像、雑誌といった「コンテンツへの向き合い方の変化」にこそ現れている。新製品であるiPad miniを実際に触りながら、アップルの変化がどういう意味をもっているのか考えてみたい。 「アジアでしか売れない」製品が復活した理由 iPad miniは、7.9インチのディスプレイを備えた「小型のiPad」である。ある意味では、この一言