2012年度のノーベル生理学・医学賞受賞者に、英ケンブリッジ大学のジョン・ガードン博士とともに京都大学の山中伸弥教授が選ばれ、京都大学に関心が集まっている。山中教授は、ネズミの皮膚細胞から心臓、筋肉、神経などの様々な細胞に分化できる人工多能性幹細胞(iPS)の作製に成功し、ノーベル賞を受賞する。山中教授の受賞は、東日本大地震、経済危機、政治リーダーシップの欠如など、相次ぐ悪材で落ち込んでいた日本人に矜持(きょうじ)と自信を吹き込んでいる。 ◆今回の受賞で、日本最多のノーベル科学賞の輩出地として京都大学の名声が確認された。日本初のノーベル賞受賞者である湯川秀樹(1949年物理学賞)をはじめ、6人のノーベル科学賞受賞者が京都大学を卒業した。数学のノーベル賞と呼ばれるフィールズ賞の受賞者2人も京都大学出身だ。神戸大学医学部出身の山中教授は、京都大学出身ではないが、2004年から京都大学教授に在職
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