東京都墨田区、日本ではおそらく唯一の仮面・マスク専門店「仮面屋おもて」の店主・大川原脩平さんのもとを訪ねた。「なぜ仮面屋を?」「どんな人が買いに来る?」「仮面屋のやりがいって?」……。たくさんの「?」は、大川原さんへのインタビューが進むうちに、「そもそも仮面とは?」「店とはどんな場所なのか?」をあらためて考えてみる時間になった。 店主・大川原さんは、なぜ仮面専門店を開いたのか 東京の東側、スカイツリーのふもとにある、曳舟駅からほど近い「キラキラ橘商店街」。創業100年を超えるコッペパン専門店や佃煮店、活気ある生鮮三品の専門店と、芳しい風情が漂う商店街の一角に「仮面屋おもて」はある。 壁は透明ながら、入り口は茶室のにじり口のようで入る人を選ぶ感じ 店主の大川原脩平さんが店を開いたのは、2016年4月のこと。建物は大正時代に建てられ、長らく倉庫となっていた2階建ての長屋を改装したものだ。 大川
![日本唯一の仮面専門店は、「店は物を売るだけの場ではない」と教えてくれた。 - おなじみ丨近くの店から、なじみの店へ。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bde5c971ff9cec984919e98567c51e5b871847ce/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fo%2Fonaji_me%2F20210604%2F20210604172534.jpg)