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ブックマーク / banraidou3rd.hatenablog.com (41)

  • 「虐殺器官」の次にはどんな本を読んだらいいだろう? - 万来堂日記3rd(仮)

    夏になるとなぜか出版社や書評サイトが活発化するわけでして、色んな人が色んな切り口でオススメを推薦してくれます。 この「虐殺器官」は話題作ですし、やたら面白いですので、オススメのとして上げる人も少なくないのではないかと思います。 このエントリは、そんな「虐殺器官」の次に読んでほしいようなオススメを挙げるとしたら、どんなになるだろうな? というものであります。 まずは作者の他の作品 作者の他の作品を挙げるというのがまずは無難、なんですが、ご存知の方も多いでしょう、作者の伊藤計劃氏は惜しまれつつも若くして世を去っています。挙げるとしても、わずか三冊しか挙げることができません。 ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット (角川文庫) 伊藤計劃記録 この中で一冊オススメするとしたら、作者が「虐殺器官」の他に遺した唯一のオリジナル長編にして、死の直

  • あの名作SFはどのくらい電子書籍化されているのかなんて調べなければよかった。星雲賞海外SF長編部門編。 - 万来堂日記3rd(仮)

    前のエントリで、星雲賞を受賞した日SF小説がどのくらい電子書籍化されているのか、極々簡単に調べてみたわけですけれども、同じことを海外SF長編でもやってみよう、と、そういった次第でございます。 とはいえ、まあ、予想どおりでございますな。 受賞年度 作品名 PC docomo au softbank 2009 時間封鎖〈上〉 (創元SF文庫)時間封鎖〈下〉 (創元SF文庫) × × × × 2008 輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫 SF テ 3-6) (ハヤカワ文庫SF) × × × × 2007 移動都市 (創元SF文庫) × × × × 2006 ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF) × × × × 2005 万物理論 (創元SF文庫) × × × × 2004 星海の楽園〈上〉―知性化の嵐〈3〉 (ハヤカワ文庫SF)星海の楽園〈下〉―知性化の嵐〈3〉 (ハヤカワ文庫SF) × ×

    あの名作SFはどのくらい電子書籍化されているのかなんて調べなければよかった。星雲賞海外SF長編部門編。 - 万来堂日記3rd(仮)
    bunoum
    bunoum 2010/05/22
    『華氏2570度』シリコンが溶け出す温度
  • あの名作SFはどのくらい電子書籍化されているのかなんて調べなければよかった。星雲賞日本SF長編部門編。 - 万来堂日記3rd(仮)

    なんか、世は電子書籍元年だか電子書籍リーダー元年だかで大騒ぎだそうでございまして。 まあ、今まで購入した紙の書籍を死ぬまでに全部読了出来るかといいますと、そんなん無理に決まっているので、縁がないといえば縁がない話なんでございますが。 それはそうといたしましてね、じゃあSF小説はどのくらい電子書籍化されているのか興味がわきましてね。 電子書籍を横断的に検索することが出来るhon.jpで調べてみました。 まずは、星雲賞の国内長編部門について調べてみたんですけどもね。 なんというか。 調べなきゃ良かったなぁ。 受賞年度 作品名 PC docomo au softbank 2009 ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) × × × × 2008 図書館戦争*1 × × × × 2007 日沈没 第二部〔小学館文庫〕 (上)日沈没 第二部〔小学館文庫〕 (下) × × × × 2

    あの名作SFはどのくらい電子書籍化されているのかなんて調べなければよかった。星雲賞日本SF長編部門編。 - 万来堂日記3rd(仮)
  • 欧米での無神論者についての記事が話題になっているので、過去に書いたグールドの宗教本についてのエントリを再掲してみるよ。 - 万来堂日記3rd(仮)

    米国を席巻する「新しい無神論者」の非寛容と、ほんの少しの希望 - macska dot org 上記、欧米での無神論者批判の記事が小盛り上がりを見せているので、前に書いたエントリを再掲してみるよ。 グールドの「神と科学は共存できるか?」を読了した。そう、今年話題となった、ドーキンスの「神は妄想である」の中で、えらく批判されていたあのだ。 しかし、グールドとドーキンスは仲良くできないね。グールドが亡くなった後でさえこれだものな(笑)。仲良くケンカしなってか。 ドーキンスのはいってみれば「無神論者のススメ」であった。ドーキンスのはグールドが亡くなった後の刊行であるから、グールドが「神は妄想である」を批判しえるわけはないのだけれども、いや、健在だったなら間違いなく批判しただろうな。当、一見、利己的遺伝子説と断続平衡進化説が相容れないものに見えるのと同様、宗教に対するドーキンスとグールド

    欧米での無神論者についての記事が話題になっているので、過去に書いたグールドの宗教本についてのエントリを再掲してみるよ。 - 万来堂日記3rd(仮)
    bunoum
    bunoum 2009/12/26
  • 「迷惑な進化」 或いは「ダーウィンよ! 私は帰ってきた!!」 - 万来堂日記2nd

    迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか 作者:モアレム,シャロン,プリンス,ジョナサンNHK出版Amazon 読了。途中までは軽めの楽しいだと思っていたけど、いやはや、途中から印象は一変。こいつぁ結構挑発的なかもしれない。 聞きたまえ諸君。ラマルクが復活したぞ。 なんか、獲得形質って遺伝することもあるらしいぜ。 第4章までは実際、軽い感じで楽しめるなのだ。遺伝が関係する病気が世の中にはたくさんあるけれど、「では、病気を引き起こす遺伝子がなぜ自然淘汰に引っかからなかったのか?」という、なんつーか、トリビア的なトピックなんだよ。 それが5章以降、この御仁は性を現す。 レトロウイルス、トランスポゾン、エピジェネティクス(後成遺伝学)といった武器を駆使して、どんどんとダーウィニズムに攻撃を加えていくのだ。その姿はまるでラマルキズムの権化である*1。トランスポゾンと断続平行進化を結びつけ

    「迷惑な進化」 或いは「ダーウィンよ! 私は帰ってきた!!」 - 万来堂日記2nd
    bunoum
    bunoum 2009/12/26
  • SF本の雑誌オールタイムベスト100に入っていない作家を思いつくままに - 万来堂日記3rd(仮)

    SFファン度調査 SFの雑誌オールタイムベスト100版 こういうオールタイムベストってのは見ているだけで楽しいのだけれど、こういうリストの常として、なぜこの作家が入っていないんだとか、この作家ならこの作品だろとかいうのが必ず出てくる。見方によってはそういった声が多く上がることが、盛り上がりといった点でプラスに働く場合もある、もしくはそう考える人もいるだろう。 私も、「この作家が入っていないんだー。意外だなー」とか「この作品が入っていても面白いかもなー」とか思ったりしたので、そんな作家、作品を思いつくままに羅列しようかと思う。まあ、興味がある方は機会がありましたら読んでいただけると嬉しいかな、などと。このベスト100に入ってる作品に勝るとも劣らない作品ばかり並べてるつもりでおりますので。 それでは。 東京開化えれきのからくり (ハヤカワ文庫JA) 作者:草上 仁早川書房Amazon死に急ぐ

    SF本の雑誌オールタイムベスト100に入っていない作家を思いつくままに - 万来堂日記3rd(仮)
    bunoum
    bunoum 2009/08/08
  • 疲れ切った状態でDNPについて書いてみるよ! - 万来堂日記3rd(仮)

    ※7時間ほど残業してきたので、頭がグダグダです。 大日印刷や丸善やTRCや小学館や講談社や集英社や丸善がブックオフの株を取得したというので大騒ぎだよ! やっほう! D・N・P! D・N・P! ブックオフ株3割取得 出版不況背景に講談社、小学館、集英社など - MSN産経ニュース NHKニュース 出版大手 ブックオフ株取得へ DNP 大日印刷ニュースリリース 講談社、集英社、小学館およびDNPグループによる ブックオフコーポレーション株式会社の株式取得について ブックオフ株を大日印刷、講談社、小学館、集英社らが取得へ - 【海難記】 Wrecked on the Sea DNPと出版大手三社がブックオフ株を取得!? - 屋のほんね DNPは丸善(書店)、TRC(取次)、主婦の友社(出版)、早稲田セミナーの予備校事業などに続いて、新古書店にも一枚噛んだことになるよ! きっと次はマンガ喫

    疲れ切った状態でDNPについて書いてみるよ! - 万来堂日記3rd(仮)
    bunoum
    bunoum 2009/05/14
    Kindle対抗の電子ペーパーもひとつよろしく
  • 伊藤計劃氏と「ハーモニー」/人の生の情報量とは - 万来堂日記3rd(仮)

    ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) 作者:計劃, 伊藤早川書房Amazon結果として遺作となってしまった素晴らしい長編「ハーモニー」が発表された頃、ウェブ上の感想で、伊藤氏が闘病生活を送っていることに触れる人も多かった。ただ、あくまで私が読んだ範囲でだが、そっち方面に向けて突っ込んだ感想や書評はあまり見掛けなかった気がする。 私自身も確か触れなかったと思う。なぜ触れなかったかというと、この作品を作者の人生と結び付けて語るにはまだ早いような、それにふさわしいのは読者にとって(そして願わくば著者にとっても)、発表当時のことを過去として振り返ることができるくらいの時間がたってからであるような、そんな思いがあったからだ。 こんなに早く過去になるとは思わなかった。 「ハーモニー」と著者の人生を結びつけて語るのは、その作品が鮮烈であるが故に、あまりに容易だ。 「ハーモニー」は人間性の

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  • Googleブックサーチは問題であるから、俺たちに優しくしてくれ - 万来堂日記3rd(仮)

    勤務先に流対協からこんなFAXが流れてきた。さっき確認したらブログにも同内容の記事がアップされていたのでリンクしよう。 Googleショック|こんながあるんです、いま まだ分からないことが多いが、特に出版社に問題なのは、そもそもこの件の当事者になれるのかということである。出版社は、一部の編集著作物を除けば著作権者ではないし、レコードのような著作隣接権もないので、この点では当事者となれない。となると、著者から出版社、出版社から著作権等管理事業者に許諾を委託してGoogleと交渉するしかあるまい。幸い流対協有志で結成した日出版著作権協会(JPCA) がある。ここを通じて交渉しながら、早急に著作隣接権を獲得する運動を推し進める必要がある。 つまり、「このままだと俺たちハブられちゃうから著作隣接権作ってくれよ」という主張だ。個人的には、自分たちが儲からないから新たな権利を作ってくれというのは、

    Googleブックサーチは問題であるから、俺たちに優しくしてくれ - 万来堂日記3rd(仮)
  • 三田誠広氏がとうとうおかしなこと言い始めた件について - 万来堂日記3rd(仮)

    著作者検索ポータル、権利者団体が開設 保護期間延長は「金の問題ではない」 - ITmedia News 三田誠広氏がこんなこと言ったそうだ。引用する。 「欧米では70年に延長されているのに日だけ50年で切れている。アルベール・カミュやアーネスト・ヘミングウェイ、谷崎潤一郎、江戸川乱歩がもうすぐ死後50年を迎えるが、カミュやヘミングウェイの著作権保護期間はあと20年残り、谷崎や乱歩は切れる。谷崎や乱歩が、カミュやヘミングウェイに劣るとは思っていない。日だけ保護期間が短いのは、創作者としてたいへん残念だ」 な、なんと! そんなひどい国があるのか! この点、日はもちろん安心であって、カミュもヘミングウェイも谷崎も乱歩も、等しく死後50年で権利の保護期間は満了する。まあ、戦時加算とかの問題はあるけれど*1。 いやぁ、この程度のことしか言えなくなっちゃってるのかなぁ。だとしたらもう表には出てこ

    三田誠広氏がとうとうおかしなこと言い始めた件について - 万来堂日記3rd(仮)
  • 「ベル・カーブ」は未読ですが、なんか書いた方がいいんだろうなぁ、一応/つーか、もっと詳しい人がきちんとやってくれ(笑)/gの呪縛/テスト・ザ・ネイション見て喜んでる場合じゃないんですよ(笑) - 万来堂日記3rd(仮)

    On Off and Beyond: 書評:Real Education-人口の半分は平均以下 On Off and Beyond: Real Education続きーさらに身も蓋もない話 On Off and Beyond: ベルカーブはトンデモではありません うーん。 話題のは翻訳されていませんが、その著者を徹底的に批判したなら翻訳されているので貼っておきますね。 - 万来堂日記2nd こんなエントリ書いちゃったわけだから、なんか書いておいた方がいいんだろうなぁ。もっと詳しい人によるちゃんとした解説があった方がいいんだが。正直、私だと能力不足ですよ。嫌だなぁ。見るからに地雷原だものなぁ。考えまとまらないんで、だらだらと書きますよ。 The BellcurveもReal Educationも未読。うむ。 優れた人には優れた人向けのコースを、そうじゃない人にはそうじゃない人向けのコー

    「ベル・カーブ」は未読ですが、なんか書いた方がいいんだろうなぁ、一応/つーか、もっと詳しい人がきちんとやってくれ(笑)/gの呪縛/テスト・ザ・ネイション見て喜んでる場合じゃないんですよ(笑) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 話題の本は翻訳されていませんが、その著者を徹底的に批判した本なら翻訳されているので貼っておきますね。 - 万来堂日記3rd(仮)

    On Off and Beyond: 書評:Real Education-人口の半分は平均以下 なんか、自分の考えを主張するためにIQを枕に、確信犯的に煽ってるなあと、ちょっと胡散臭く見ていたら(あくまでこのエントリはの紹介なので、このエントリを書いた方が胡散臭いと思っているわけではないです。念のため)、その続編のエントリで On Off and Beyond: Real Education続きーさらに身も蓋もない話 この筆者、94年にThe Bell Curveという「IQで収入や仕事の実績など多くのものが証明できる」というを書いて、「心理学で至上最大の論争を呼んだ」と言われる人。 道理で! あの悪名高い「ベル・カーブ」の人であらせられましたか!!!! 「ベル・カーブ」って翻訳されてたっけか? …ああ、翻訳されていないみたいだ。このの参考文献一覧によると、そうみたいだ。 さて、「ベ

    話題の本は翻訳されていませんが、その著者を徹底的に批判した本なら翻訳されているので貼っておきますね。 - 万来堂日記3rd(仮)
    bunoum
    bunoum 2009/01/15
  • 違法着うたダウンロード数が4億突破って、本当かしら? - 万来堂日記3rd(仮)

    こんなニュースがあった。 違法着うたDL数が4億突破――レコ協調査 - ITmedia News 日レコード協会は12月24日、「違法着うた」「違法着うたフル」の利用実態調査の結果を公表した。昨年10月から今年9月にかけて携帯電話サイトで違法公開された楽曲ファイルの推定ダウンロード(DL)数は、前年より11.8%増の4億714万回で、初めて4億を突破。正式に有料配信された着うた・着うたフルのDL数・3億2900万回を上回っている。 RIAJのニュースリリースはこちら。ページの下部から報告書に飛ぶことができる。 社団法人 日レコード協会|プレスリリース 調査結果の主なポイントは以下の通りです。 ・ 違法サイトの認知・利用率 違法サイトについて、全体の80.8%が認知し、34.5%が利用している。また、10代後半において違法サイトの利用率、違法「着うたフル(R)」のダウンロード曲数ともに増

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  • 「炉心融解」がすごくかっこいいので、ボーカロイド熱が再来しそう - 万来堂日記3rd(仮)

    久しぶりに書くエントリがボーカロイドオリジナル曲の感想だというのも、アレですが。 いやあ、この曲がすごいなーと。 連想したのはKUDUのTemptationという曲だったり。 Kudu アーティスト:KuduVelour RecordingsAmazon激しいビートに乗って唄われるのは、なんとも軽快な諦観であり、なんとも攻撃的な閉塞であり、蠱惑的な孤独であり。こうもかっこよく救いを求める救いのない自殺衝動を表現できるもんかね! このエントリを書いている時点で再生22715に対しマイリスト登録5226で、マイリスト率、実に23%。 で、すっかり興奮してしまって、マイリストから過去に登録したお気に入りの楽曲を巡礼していたのだけど、どうにもそのうちいくつかを紹介したい誘惑に抗しきれなくなり、こうしてぽちぽちとキーボードを叩いている次第で。 ゆにめもP。民族調の架空言語で歌われるぶっとんだ曲。バイ

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  • 地獄極楽「炉心融解」/個人用自殺装置としての核融合炉 - 万来堂日記3rd(仮)

    すまない。また「炉心融解」の話なんだ。もうリピートが止まらなくてね。 音的なことは難しいことよくわからないんだけど、キャッチーでJ-POP的なメロディーやオケとドラムンベースをくっつけた時点で、もう勝ったも同然というか。ありそうで(特に最近は)なかった大衆向けカスタマイズというか。 前のエントリでは人力ドラムンベースしてたなという連想でKUDUを挙げたけれど、んでもってドラムンベースは全然詳しくないんだけれど、それでも4heroのアルバム「2 Pages」は持っていたりするわけで。この2枚組のアルバムの1枚目で黒人音楽的な文脈で試みたことをJ-POP的な文脈で試みたらこうなりました、みたいな。ちょーかっこいい、つーか。あたし、彼女。 で、ですね。歌詞がとても面白いと思うのですよ。 これは実にストレートでかっこいい自殺願望の歌だと思うのだけれど、自殺するための仕掛けとして核融合炉を持ってきた

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  • 「虚構機関」――漢字四文字の創元SF文庫を狙え! - 万来堂日記3rd(仮)

    虚構機関―年刊日SF傑作選 (創元SF文庫) 作者:田中 哲弥東京創元社Amazonというわけで、今「虚構機関」を読んでいる。考えてみればSFアンソロジーを読むのは久しぶりで、実に楽しく読んでいるわけだけれど、大森望の序文にこんなことが書いてあった。 ほら、漢字四文字は創元SF文庫の勝負作の基だし。 確かにこの間読み終わったロバート・チャールズ・ウィルスンの「時間封鎖」は面白かったしなぁ。 そうなると、漢字四文字の創元SF文庫にはどんなものがあるのか、俄然気になってくるわけで。 網羅はできていないと思うけれど、ちょっと調べてみた。こんなものが出ています。 情けないことに思っていたよりも未読のものが多く、下に挙げた22タイトルのうち既読の者はわずか8タイトル。でもそんな中でも「時間衝突」「時間封鎖」「夢幻会社」「宇宙消失」「逆転世界」は安心してオススメできる作品だと思いますです。はい。

    「虚構機関」――漢字四文字の創元SF文庫を狙え! - 万来堂日記3rd(仮)
    bunoum
    bunoum 2008/12/28
  • 勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その10 現代SF――「現代」ってなんのこっちゃ?(69〜75) - 万来堂日記3rd(仮)

    サイバーパンク運動が終わってもSFは続く。 90年代以降、わかりやすい大きな流れは特にない。もちろん、注目すべき流れや作品・作家はある。 言い換えると、まだまだきちんとした世界地図を誰も書いていない程度には、90年代以降の海外SFは混沌としている。あなたが読み進めていったら、あなたなりの地図が出来上がるだろう。それがまた読書の面白いところでもあるんじゃないかな。 私の読書量など大したことはないので、多くの作家、作品に触れることができない。であるから、網羅的な紹介というよりは個人的に好きな作家・作品に限定する形で行こうかと思う。網羅的に行こうと思ったら、他にも覚えておいた方がいい名前はたくさんある。例えばポール・J・マコーリィ、ジェフ・ヌーン、スティーブン・バクスター、デイヴィッド・ファインタック、デイヴィッド・ウェーバー、ニール・スティーブンスン、ジョン・C・ライト、ロバート・J・ソウヤー

    勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊 その10 現代SF――「現代」ってなんのこっちゃ?(69〜75) - 万来堂日記3rd(仮)
    bunoum
    bunoum 2008/12/25
    「あなたが最近読んで衝撃を受けたのなら、それがあなたにとっての現代SFに他ならない。」
  • 入場料を取る本屋について空想してみる - 万来堂日記3rd(仮)

    入場料を取る未来の書店を考える 上記のエントリを読んで、入場料を取る屋について空想してみた。ただ、これは私が「こんなところがあったら行きたいなー」と思ったものであるので、ビジネスとして成り立つのかとか、既存の新刊書店を救うとか、そこらへんのことはあんまし考えていないのでよろ。 入場料を取るからには、入場料を払ってもいいかなと思わせるような付加価値がないと、やっぱりあまり行きたくない。 豊富な在庫? 未知のとの出会い? うーん。それを求めるなら、私だったら近鉄に乗って京都のジュンク堂とかブックファーストとかに行くわ。ついでに街をぶらぶらしたりお寺みてきたり美術館みてきたりして。 居心地の良い読書環境? ネット喫茶一択。 マンガじゃなくて活字のをゆっくり読みたい? うん。ジュンク堂に行く。 つまりは、これらの競合に対してさらなる付加価値をつけたサービスじゃないと行きたくないわけで。 あれ

    入場料を取る本屋について空想してみる - 万来堂日記3rd(仮)
  • 当ブログは違法なコンテンツを含んでいきました。 - 万来堂日記3rd(仮)

    えーとね。 http://twitter.com/banraidou/statuses/967238011 http://twitter.com/himagine_no9/statuses/967239234 http://d.hatena.ne.jp/banraidou/20081020/1224497546 と、いうわけで、うちのブログは違法なコンテンツを含んでしまいました。 おりしも http://twitter.com/tsuda/statuses/967101571 ダウンロード違法化が話題の今日。うちのブログが違法なコンテンツを含んでしまったことは誠に遺憾であります。 こうして違法なコンテンツである旨、明示しておりますので、「いや、違法なコンテンツだとは知らなかった」という、法律的な文章で言うところの「情を知って」って奴ですか? これで言い逃れられるかどうかは微妙なところかも知

    当ブログは違法なコンテンツを含んでいきました。 - 万来堂日記3rd(仮)
  • みんなで「僕って何」を読んで、死後何年分権利を保護する価値があるか言い合ってみようぜ - 万来堂日記3rd(仮)

    津田さんが絶望した文化審議会での里中委員・三田委員らの発言 - Copy & Copyright Diary 発言としては、三田委員は以前から同じ内容を繰り返しているだけなので、めんどくさいから検討しない。 この人、個人の意見言ってるっぽい時と、委員としてのポジショントークしてるっぽいときの差が激しすぎて、めちゃくちゃなんだよなぁ。 ただ、どうしてもいたずら心を抑えきれなくなってしまったのが以下の箇所。 谷崎潤一郎の作品は50年分の価値しかないのか,これは日人が文化というものをどういうふうに捉えているかということにかかわってくるだろうと思います。 これ、「わかりました。谷崎潤一郎作品には確かに死後70年分の価値がありますので、谷崎潤一郎作品については保護期間を延長しましょう」とか言われたらどうするのかね(笑)。「この作品には価値があるから保護期間を延長すべきだ」というロジックからは、どう

    みんなで「僕って何」を読んで、死後何年分権利を保護する価値があるか言い合ってみようぜ - 万来堂日記3rd(仮)
    bunoum
    bunoum 2008/09/13
    三田コピーの創業者の息子がコピーライトを論じるのも何かの縁か/新装版は議論のためのアリバイっぽい印象が/キーワードに「著作権ゴロ」と入ってるけど個人名のキーワードとしてはあんまりな表現だと思う