【カサブランカ(モロッコ)=上杉洋司】AP通信によると、ナイジェリア北東部ボルノ州で15日、中学校が武装集団に襲撃され、女子生徒約100人が誘拐された。 イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」による犯行との見方が出ている。 ボコ・ハラムは、「西洋の教育は罪」という意味で、これまでにも生徒を狙った攻撃を行っている。 治安悪化を受けて、同州では3週間前から、学校は休校となっていたが、この日は試験のために、生徒が登校していたという。 ボコ・ハラムは、同国北東部を中心にテロ行為を繰り返しており、首都アブジャのバスの待合所でも14日朝、爆発で通勤客ら70人以上が死亡。今年だけで市民ら1500人以上が犠牲になっている。