「バイエル薬品」が新薬を発売するにあたり、複数の社員が患者のカルテを無断で閲覧していたことが分かりました。 大阪の製薬会社のバイエル薬品は2012年、血栓症の治療薬「イグザレルト」の発売にあたり、宮崎県の診療所の医師に依頼して、患者約200人に他の製薬会社の薬の飲み方などをアンケート調査しました。その後、社員3人が患者の同意を得ずにカルテを閲覧し、データを書き写すなどしたということです。厚生労働省は、個人情報保護法などに違反する可能性があるとみて詳しい経緯を調べています。バイエル社は「調査に協力頂いた患者様に深くおわびします」とコメントしています。