これは以下の日記の続きです。 →http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20051030#p1 ということで、岡谷蚕糸博物館というところが出している『岡谷蚕糸博物館紀要』を読んでみました。普通に岡谷蚕糸博物館の人に頼めば販売してたりするし、国会図書館にバックナンバーがあります。 で、この紀要の中に、当時糸引き工女だった人の「聞き語り」などが毎号載っているのでそれを紹介しておきます。当時の工女の暮らしとか娯楽・仕事の状況などけっこうわかって面白いです。ただ、全文紹介するのは量もあるので、『あゝ野麦峠』に言及している奴だけ。 第一号は「武井はる子」さん(明治32年生まれ・聞き取りは平成7年7月)。p9 「野麦峠」って映画、ああいうこともあったかも知れないが、わしゃーの周囲にはなかったね。途中で病気になっても、仕事仕事って、ああゆうあわれなことはなかったね。*1 寄宿