オリエンタルランドは3月16日、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーの年間パスポート顧客情報12万1607人分が外部に流出したことが分かったと発表した。 同社によると、流出したのは2000年10月から2004年12月までの年間パスポート顧客と推定される。情報は氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、パスポートの有効期限、パスポート番号。 昨年12月23日以降、年間パスポート顧客から「不審な電話がかかってきた」などと数件の通報があった上、顧客情報を持っているとする不審人物からの連絡もあったという。このため警察に被害届を出し、顧客情報が外部流出している可能性があると発表した。 調査したところ、名簿業者が顧客情報と思われるリストを持っていることも分かった。サンプルデータを入手して同社データと照合した結果、データの流出は確実と判断した。 同社で社内を調べた結果、(1)データ格納サーバは社内ネット
昨日のエントリで紹介したミルグラムの論文ですが、あまり原典が読まれないまま、「6次のへだたり」「小さな世界仮説」*1という概念だけが一人歩きしているようなので、もうちょっと補足しときます。 小さな世界仮説はミルグラムに端を発するものではあるのですが、「6次のへだたり(5人の仲介者)を介せばみんなつながる小さな世界、みんな6次のおともだち」というようなニュアンスは、ミルグラムの論文にはまったくありません。 確かにこの論文の最後のセンテンスは、次のようなことばで締めくくられてはいます。 While many studies in social science show how the individual is alienated and cut off from the rest of society, this study demonstrates that, in some sense,
マックのモック・デザインといえば「イサム」 2005年3月16日 コメント: トラックバック (0) 林 信行 2005年03月16日 他のパソコンと違い、マックには無数の専用ニュースサイトそして噂系サイトがある。昨年も、『Mac mini』やフラッシュメモリー搭載iPodの噂はそこかしこで囁かれていた。 こうした新製品の噂がたつ度に、どこからともなく、写真と見間違えそうな本格的な新製品予想図がインターネットで広まるーーマック好きの間にはそんなおもしろい風習があり、こうした予想図を手掛ける定番のアーティスト達が何人かいる。 その中でも、おそらくもっとも有名で人気が高い人物は、真田勇さんという愛知県のアーティストだ。 『カルト・オブ・マック』ブログの筆者、リアンダー・カーニー氏も、2002年頃から目をつけ、ワイアード・ニュースの『マックのデザインを先取りする日本のアマチュア・デザイナー』」と
フリー百科事典『ウィキペディア』こそわが人生(下) 2005年3月16日 コメント: トラックバック (0) Daniel Terdiman 2005年03月16日 (3/15から続く) セス・アイリス氏:――活躍度ランキング9位 アイリス氏は、子どものころから地理マニアだった。5歳か6歳のときには、小さい地図帳を自作していたという。ディレック・ラムゼイ氏と同じく、アイリス氏もウィキペディアの作業時間の大部分は、米国の地理に関する記事の補強、とりわけ、地図の追加にあてている。「昔から、地図をじっくりと見て、そのあとで地図に記された場所を見に行くのが好きだった」とアイリス氏。「あるいはその逆もいい。そこにはささやかだが不思議な魅力がある」 アイリス氏は、ウィキペディアで時間を費やすようになったころ、米国内のごく小さな町についてでさえ、膨大な量の記事があるのがわかった。だが、そういった記事に地
OpenSearch by A9 Google, Yahoo!, Microsoft と Web 2.0 な話題がつづいてましたが、Etech にあわせてか、Amazon (A9) がサーチと RSS のテクノロジー A9 OpenSearch をリリース。 要するに、サーチのクエリや URL を指定する XML (OpenSearch Description) を指定し、その検索結果は RSS 2.0 とモジュール で返す、というもの。 ユーザはログインすることで、すでに OpenSearch に対応しているエンジン を好きに選択して自分のカラムに追加することができる。エンジン開発者は、検索結果のフォーマットをちょいといじれば、A9 のユーザに使ってもらうことができる。Hacker (Etech 風にいうと Remixer) であれば、これらのエンジンを使ってメタサーチサイトを作ったり、
フリー百科事典『ウィキペディア』こそわが人生(上) 2005年3月15日 コメント: トラックバック (0) Daniel Terdiman 2005年03月15日 ウェブ上のフリー百科事典『ウィキペディア』には、英語版だけで49万本の記事が登録されている。フランス語、ドイツ語、イタリア語、中国語、スペイン語など多くの言語で書かれていて、すべての言語の記事を合計すると優に130万本を超える。[日本語版編集部注:日本語版のウィキペディアはここ] しかし、1万6000人にのぼる『ウィキペディアン』と呼ばれる寄稿者がいなければ、ウィキペディアは『エンサイクロペディア・アメリカーナ』のカビの生えた1978年版とたいして変わらないぐらいの使い勝手しかなかっただろう。こうした執筆者たちがいるからこそ、ウィキペディアはこの種のサイトで世界最大規模となったのだし、質と幅広さの点で『ブリタニカ百科事典』にな
逆境もなんのその、独立系ゲーム開発者の挑戦 2005年3月15日 コメント: トラックバック (0) Daniel Terdiman 2005年03月15日 サンフランシスコ発──7〜11日(米国時間)に開催された『ゲーム開発者会議』(GDC)は1万人以上の参加者を集めたが、その多くは、米エレクトロニック・アーツ社(EA)やナムコといったゲーム会社大手で仕事にありつくまでに何年間も苦労している。それを考えると、このショーで独立系の開発者たちが、深い愛情をもって受け入れられたのも不思議ではない。 それは9日夜にあった『インディペンデント・ゲーム・フェスティバル』(IGF)と『ゲーム・デベロッパーズ・チョイス』という2つの賞の合同授賞式を見ても明らかだった。有名どころよりも、ほとんどの独立系の受賞者のほうが、はるかに温かい声援を受けていたのだ。 1つには、潤沢な資金を持つ企業による支援なしにゲ
(石塚 朝生) ■ブログやWikiは既存のマスメディアをどう変えていくのでしょうか? Gillmor ブログやWikiは、意見を表明する新しい手段を人々にもたらすものです。ブロガーやWikiを書く人々、さらには新しいフォーマットのメディアをつくる人々が、伝統的なメディアをつくる人々と、相互に意見交換をすべきだと思います。 ■ブログやWikiのようなニューメディアの出現により、新聞やテレビなど既存のマスメディアは衰退する傾向にあるとお考えでしょうか? 既存メディアの広告収入が伸びなくなったいっぽうで、インターネット広告は急成長しています。 Gillmor ブログやWikiは、既存のマスメディアに取って代わるのではなく、お互いが補完しあっていくでしょう。これは非常に重要な展開です。 インターネット広告が急成長しているとの指摘は、その通りです。既存メディアが、掲載する記事の品質の良しあしで自己崩
スピーカーは「ネットは新聞を殺すのかblog」の湯川氏。参加型ジャーナリズムまわりの議論に参加している人ならご存知だろう。お話の内容は、同氏のblogのまとめと紹介のような感じだ。参加されていた「Proving grounds of the mad over logs」のmakiさんが簡潔かつ充実したまとめを書いておられるので、聞き逃した方はこちらをご参照。同じく当日参加のマッキーさん、FPNの徳力さんも記事にしておられる。それぞれの関心の持ち方やら意見やらが少しずつちがうのが面白いのでこちらも参照されたい。 私は正直なところジャーナリズム論(よくある「べき」論)にはあまり興味がないので、お話を聞きながら主にビジネス面でつらつらと考えを泳がせていた。最大の関心事は、「参加型ジャーナリズムの台頭で既存ジャーナリズムは『ビジネスとして』どうなるのか」だ。 講演の中では、既存ジャーナリズムが1つ
Pop Music 1 + 1 + 1 = 1 The new math of mashups. by Sasha Frere-Jones January 10, 2005 In July of 2003, Jeremy Brown, a.k.a. DJ Reset, took apart a song. Using digital software, Brown isolated instrumental elements of “Debra,” a song by Beck from his 1999 album “Midnite Vultures.” Brown, who is thirty-three and has studied with Max Roach, adjusted the tempo of “Debra” and added live drums and huma
「Yahoo!ミュージックダウンロード」を体験!【中編】 環境設定にひと苦労 音楽配信 新たに始まった音楽配信サービス「Yahoo!ミュージックダウンロード」をのぞいてみると、その内容の充実ぶりはなかなかのものであった。続いてサービスを受けるための環境を整えることに。 ヘルプ画面を見てみると、私の場合、「Windows 98SE以降」「Microsoft Internet Explorer 5.x以上」「DirectX 8.0以上」という基準はすべてクリアしているので、あとはOpenMG対応の無料ソフトウエア「MAGIQLIP2」をインストールすれば、音源の試聴や購入した楽曲の再生ができるということがわかった。早速、このヘルプ画面から「MAGIQLIP2」の最新版がダウンロードできるサイトへ。 ダウンロード、インストール、そしてパソコンの再起動と導かれるままにすんなり作業を終えることがで
The Honeynet Projectは米国時間3月13日,「ボット」の現状をまとめたレポート「Know your Enemy:Tracking Botnets」を公表した。それによると,少なくとも100万台のマシンでは「ボット」が稼働していて,攻撃者が自由に操れる状態になっていると推測できるという。 ボットとは,第三者のパソコンを悪用することを主目的とした悪質なプログラムのこと(関連記事)。ボットが稼働している(ボットに感染している)マシンで構成されたネットワークは「ボットネット(botnet)」などと呼ばれる(関連記事)。 Honeynet Projectとは,ハニーポットを使ってインターネット上の攻撃手法などを研究するプロジェクト(関連記事)。ハニーポットを利用するプロジェクトとしては最も有名。1999年から活動している。 Honeynet Projectのレポートによると,同プロ
あくまで違法コピー摘発が目的ではなく、メリットをユーザーに提供する、というのがマイクロソフトの目的だという 違法コピーの問題に対処するため、マイクロソフトは、ユーザーが使用中のWindows XPが正規版かどうかを確認する仕組みを導入する。「Microsoft Genuine Program」と呼ばれ、すでに米国などで導入されているが、国内でも15日から試験運用を開始する。同社サイトからファイルをダウンロードする際に、インストールされているWindowsが、違法コピーされたものかどうかが確認される。 Windowsの違法コピーは、一部の国で大きな問題になっており、その対策として米Microsoftは、コピー対策技術の導入や、司法機関と協力して摘発に努めるなど、さまざまな対策を打ち出している。その一環として、ダウンロードセンターからファイルをダウンロードする際に正規版チェックを行う今回のプロ
ネットワークセキュリティ企業Netcraftによると、セキュリティホールに対処していない銀行や企業のウェブサイトは、フィッシング攻撃の被害に遭う可能性が高いという。 Netcraftが米国時間14日にサイトに掲示した報告によると、クロスサイトスクリプティングの脆弱性を利用して、悪質なコードをターゲット企業のウェブページやURLに挿入するオンライン犯罪が増加しているという。攻撃者は、クロスサイトスクリプティングの脆弱性を利用して、疑うことを知らないユーザーをフィッシング詐欺の被害に遭わせることができる。 「従来のフィッシングサイトは嘘っぽく見えるものが多く、エンドユーザーでも識別できる場合が多かった」とNetcraftのインターネットサービス開発者Paul Muttonは述べる。「だがクロスサイトスクリプティングを利用した場合、企業のURLを使い続けられることから、攻撃者はユーザーを簡単にだ
第9回総合セキュリティ対策会議(平成15年12月10日)発言要旨 (事務局より説明) ネット上での反社会的書き込み事案における情報共有 (質疑応答) 自殺の書き込みについては、「反社会的」であるから対応するというよりも、人命救助の観点から対応しなければならないという表現にすべきではないか。また、一般からの情報を受け付ける窓口を設けてもよいのではないか。 被害届や令状がなくても人命に危険の及ぶ緊急の「反社会的書き込み事案」であるから,憲法や電気通信事業法で規定された通信の秘密に抵触しても緊急避難として許されるという話だと,例えば自殺だけでなく,テロ予告情報とか,ひいてはテロに対する予防的な盗聴にまで拡大解釈される懸念を感じていたのだけれども,この議事録を読むと自殺については「反社会的書き込み事案」ではなく「人命救助の観点から対応しなければならない」という表現に変わっていて,方向性としては正し
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