2020年8月1日のブックマーク (3件)

  • 「街場の日韓論」内田樹 編 - 手探り、手作り

    「街場の日韓論」内田樹 編 晶文社 2020 書の前書きは内田樹さんのブログに公開されてゐる。(こちら) いま日韓関係は僕が知る限り過去最悪です。もっと関係が悪かった時代もあるいは過去のどこかの時点にはあったのかも知れませんけれど、僕の記憶する限りはいまが最悪です。どうして「こんなこと」になったのか。それについて僕自身は誰からも納得のゆく説明を聞いた覚えがありません。 メディアの報道を徴する限り、ことは韓国大法院の徴用工の補償請求への判決から始まったとされています。でも、もちろんこの判決が下るに至る日韓関係の長い前史があります。日政府は1965年に問題の始点を区切って、「そこから」話を始めて、それ以前のことは「解決済み」として考慮に入れないという立場ですが、韓国の人たちはそれでは気持ちが片づかない。 法理上のつじつまが合うことと、感情的に気持ちが片づくということは次元の違う話です。次元

    「街場の日韓論」内田樹 編 - 手探り、手作り
    cenecio
    cenecio 2020/08/01
    買ったんですけどまだ読んでいないです😅虫食い的にパラパラと。白井氏などは時間がかかりそうなので😌詩、特に岩田宏はすごいですね。以前ニュージーランド人が日本の好きな詩人の一人に挙げていたので知りました。
  • 春を恨んだりはしない - よんばば つれづれ

    この9月11日に出版されて、同じ月の末に再版を重ねている池澤夏樹さんの東日大震災についてのです。 今までもずっと行動する作家であり、人間や社会のあり方などについて発信し続ける作家であった池澤さんらしいです。そして、このについて言えば、作家と言うよりむしろ物理学を学んだ理系の方らしい、冷静沈着で論理的思考が強く出ています。あえて情を抑えて、淡々と書こうとしているように感じます。情に溺れたり美談を掘り出して称えたりすることによって、それだけに流されてむしろ大切なことを見失わないようにという、強い意志を感じます。 写真やあとがきを入れても123ページの薄いです。しかも震災後いろいろな新聞や雑誌に掲載された文章を、編集しなおして再録しています。でもこれだけのものに纏めるのにどんなにか時間がかかったことだろうと思います。かつて視覚障害者のために音訳図書を作っていたとき、悲しいお話を読むと感

    春を恨んだりはしない - よんばば つれづれ
    cenecio
    cenecio 2020/08/01
    この文章に、当時のよんばばさんのお気持があらわれていますね。池澤氏の著書読んでないんですが、今からでも遅くないですね。
  • 『自転車日記』 ~付着せる漱石 - 晴天の霹靂

    kindle unlimitedで年代順に全部読めてしまううえにどれも面白いので、近頃は夏目漱石ばかり色々読んでいる。 子どもがお気に入りの絵を持つように、決まった場所でアハハハと笑いたくてついつい繰り返して読むのが随筆『自転車日記』である。 英国留学時代、夏目発狂の噂まで出るような状態で引きこもっているのを心配した友人によって当時最新流行の乗り物、自転車に挑戦させられた顛末が記されている。 文鳥・夢十夜・永日小品 (角川文庫) 作者:夏目 漱石 発売日: 2014/10/30 メディア: Kindle版 ともかくもちょっと外へ出て運動でもしたまえということで、先達に誘い出されてまずは自転車屋へ行く。 女性用の自転車を勧められるのを退け、ギーギー怪しげな音のなる「いとも 見苦し かり ける 男 乗り」を入手して練習を始める。 平地では一向に前に進む様子が見られないために、坂の上へ連れて

    『自転車日記』 ~付着せる漱石 - 晴天の霹靂
    cenecio
    cenecio 2020/08/01