エボラ熱、終息を宣言=感染流行に終止符−WHO リベリアでエボラ出血熱による死者を悼む親族ら=2014年8月、モンロビア郊外(EPA=時事) 【ロンドン時事】世界保健機関(WHO)は14日、エボラ出血熱が猛威を振るった西アフリカ3カ国の一つで、最も深刻な被害を受けたリベリアでの感染終息を宣言した。3カ国のうちシエラレオネとギニアでは既に終息宣言が出ており、これにより約2年間にわたる「エボラとの闘い」に一応の終止符が打たれた。 WHOによると、リベリアでは国別最多の4809人(疑い例含む)が死亡。感染者も1万675人に上ったが、14日で最後の感染者2人が2度の検査で陰性と確認されてから警戒を要する42日間が経過し、終息が確認された。 ただ、リベリアの終息宣言は3度目で、昨年5月と9月の宣言後はいずれも新規感染者が出た。AFP通信によると、リベリアの医療当局者は「われわれは警戒を続け、再発