衆院選では世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が取り沙汰された自民党の前職2人に強い逆風が吹いている。神奈川4区・山本朋広は「マザームーン」発言が報じられ、神奈川18区・山際大志郎も教団トップと撮影した写真などが決め手となって経済再生担当相のポストを追われた。教団との関係を追及し攻勢をかける野党陣営に対し、序盤戦はマスコミへの露出や街頭活動の告知を控える“ステルス作戦”も展開。これまで地元に十分な説明もなく、有権者が向ける視線は厳しい。
茅ケ崎市立小学校の2年生女児が複数の6年生の男子児童から下半身を触られる性被害を受けたとされる問題で、加害者側の男児らが同じ日に「悪ふざけで(2年生女児を含む)4人程度の体を触った」と説明していることが26日までに、分かった。一方で市教育委員会は他児童への影響を理由に校内調査をしない方針で、報道機関に対して「体に触った以上のことは確認できず『性加害』という言葉はそぐわない」との認識を示した。 市教委が神奈川新聞社の取材に対する文書での回答によると、男児3人は5月に「悪ふざけですれ違う児童の体に触ろう」と図書室や廊下を練り歩いた。うち2人が「おなかや脇腹、ベルトを着ける部分のあたりのどこか」にすれ違いざまに「ハイタッチをするような感じ」で触ったとし、残り1人は「触ったふりをしただけ」と説明。3人は女子児童だけでなく男子児童にも少なくとも1人に触ったとしている。 問題発覚後はインターネット上で
地震の影響で小田急線の運転見合わせが続き、不安そうに電光掲示板を見つめる帰宅困難者ら=9日午後11時55分ごろ、小田急線海老名駅構内 9日夜に神奈川県内で発生した地震の影響で運転を見合わせている小田急小田原線の本厚木駅前に帰宅困難者が多くいることから、厚木市は同日午後11時半ごろから、駅近くの市の施設を一時的な滞在場所として開放した。 市によると、開放しているのは同駅から約400メートル離れた商業施設「アミューあつぎ」内の「あつぎ市民交流プラザ」。約240人を収容でき、10日午前0時時点で約30人が滞在しているという。 海老名駅でも多くの利用客が帰宅困難となっており、午前0時を過ぎてもタクシー乗り場に長い行列ができている。 東京都内から秦野市に帰宅途中の男性会社員(51)は「地震発生時は職場にいたが、帰ることにした。運転再開はいつになるか分からないけれど、あきらめて待つしかない」とため息を
横浜市の教職員による児童生徒への性犯罪公判に動員をかけ、第三者の傍聴を妨げた点について謝罪する市教委幹部=21日、市役所 横浜市立学校の教職員による児童生徒への性犯罪事件の公判で、市教育委員会が多数の職員を法廷に動員し、第三者の傍聴を妨げていたことが分かった。11回の公判で延べ525人に動員を命じ、実際に大半が傍聴に訪れていたという。市教委は21日に会見を開き、被害者の特定を防ぐ目的だったと強調した上で、対応を改めると釈明。「裁判公開の原則」をうたう憲法に反するとの指摘に対しては言及を避けた。 市教委が動員をかけたと明らかにしたのは、2019、23、24年度に横浜地裁で開かれた四つの性犯罪事件の公判。いずれも被告は市の教職員で、被害者は市立学校の児童生徒だった。動員は通常業務の一環として行われ、対象者には往復の交通費が支給された。今年3月末に退任した前教育長は、当初から動員の事実を把握して
教職員によるわいせつ事案が相次いでいることを受け、神奈川県教育委員会は28日、懲戒処分の指針を一部改正し、児童生徒らへの性暴力を巡る処分を厳罰化すると発表した。施行は4月1日。2022年4月に施行された「教員による児童生徒性暴力防止法」や、23年7月の刑法改正の考えに合わせるとともに、厳罰化による抑止効果を狙う。 性暴力に関する県教委の処分はこれまで、自校の児童生徒に対する事案は「免職」、他校の児童生徒などその他の人に対する事案は「免職または停職」としていたが、自校や他校などを問わず一律で「免職」とし、処分を重くする。 わいせつ事案、教職員の懲戒処分が最多
厚生労働省関東信越厚生局は21日、診療報酬約1億8千万円を不正に請求したとして、一般社団法人日本厚生団が運営する「長津田厚生総合病院」(横浜市緑区長津田4丁目)の保険医療機関の指定を来年3月1日付で取り消すと発表した。同病院はホームページ(HP)で、来年3月末で閉院すると明らかにした。 同局神奈川事務所によると、同病院は2014年10月から17年6月にかけて、勤務表の看護職員数を水増しし、入院患者に対して実際よりも高い診療報酬を請求していた。匿名の情報提供を受けた同局が監査したところ、同期間に計6605件、計約1億8151万円の不正請求が判明した。 同病院は1957年9月に保険医療機関として指定され、HPによると病…
動物虐待の疑いがあるとして神奈川県警が藤沢市内にある動物愛護団体のシェルターなどから押収した犬や猫計約110匹のうち、約80匹の行方が分からなくなっていることが4日、神奈川新聞社の取材で分かった。県警は約7割の個体について行方が分からなくなっていることを認め、「通常ではあり得ないことが起きていると承知している。所在を探している」としている。 県警などによると、動物の保護活動を行っている個人らから「犬をたたいている」などと告発を受け、藤沢北署が動物愛護法違反(虐待)の容疑で2021年9月、動物愛護団体「レスキュードアニマルネットワーク」(横浜市神奈川区)のシェルター(藤沢市石川)を家宅捜索して計107匹の犬や猫を押収した。22年3月には団体と代表の男性を同容疑で書類送検し、同11月には別の犬に対する同容疑で7匹を押収、男性を逮捕した。 押収物は刑事訴訟法(123条)で留置の必要がなくなれば事
カップルの客室に侵入し盗撮したとして、加賀町署は19日、住居侵入の疑いで、横浜市瀬谷区瀬谷4丁目、会社員の男(21)を逮捕した。男はホテル従業員で、「宿泊者名簿で交際していた女性と同姓同名の客がいる…
小田原城址公園(小田原市城内)で長年にわたり観光客に愛されたニホンザル7匹が今年12月に茨城県内の動物園に引き取られ、その後サル舎が撤去される方針であることが21日、分かった。 城内には小田原動物園があったが「史跡にふさわしくない」との理由から実質的な閉園状態に向かい、引き取り手が見つからないサル舎だけが10年以上残されていた。 2009年に死んだゾウのウメ子など、300匹以上が飼育され人気を博した「お城の動物園」は、70年余りの歴史に幕を下ろすことになった。 天守閣を望む本丸広場の一角に立つサル舎。7匹の群れは引っ越しが決まったことも知らず、好物のビスケットやサツマイモを頬張る姿に親子連れや外国人観光客らが目を細めていた。 小田原城総合管理事務所によると、群れは雄3匹と雌4匹からなり、推定30歳の雄がボスとして君臨。平均寿命20~25歳とされる中でいずれも20歳を超す高齢グループという。
「天空のカフェ」や「森のカフェ」とも呼ばれ、地域住民や観光客から長年愛された鎌倉市常盤のカフェ「樹(いつき)ガーデン」が27日に閉店する。市が市街化調整区域での「専用住宅」で、…
第一只見川橋梁を渡る只見線。沿線から列車を眺められるよう、複数の鉄橋周辺で枝打ちや展望台の整備などが進む=福島県三島町(星賢孝さん撮影) 豪雨災害で鉄橋が流失し、一部が不通だったJR只見線(福島・新潟県)が10月1日、11年ぶりに開通する。廃線の懸念を振り払うように、観光路線として再生すべく力を注ぐのが「奥会津郷土写真家」の星賢孝(ほしけんこう)さんだ。地域の良さを発見し、耕す。その活動を追ったドキュメンタリー映画が神奈川県内で公開される。 会津若松駅から1時間15分ほど、列車は只見川に架かる第一只見川橋梁(きょうりょう)をゆっくり渡る。ダムにせき止められた川面はぬめるようだ。星さんは言う。「夏は川霧、冬は雪。各地を旅行して気付いた。奥会津の四季はどこにも負けない絶景だと」。そして付け加える。「只見線が走ることで、この風景に命が吹き込まれる」 故郷を失う 星さんは公開中の映画「霧幻鉄道」の
葉山町議会は6日の本会議で、近藤昇一氏(共産)から提出された「安倍元首相の国葬に反対する意見書」案を賛成多数で可決した。後日、政府や国会に提出する。 意見書は、…
県内自治体の消防に勤務する男性救急救命士から「救急隊員が新型コロナウイルス禍の感染を広めているとして、院内のコンビニエンスストア利用を断っている病院がある」という情報が「追う! マイ・カナガワ」取材班に寄せられた。事実であれば、許されない差別ではないだろうか。取材班は男性救命士に話を聞きに行った。 救命士として20年のキャリアを持つ男性が異変を感じたのは今春のことだった。横浜市内のある総合病院が、救急隊員に院内のコンビニの利用を禁じていることを耳にしたという。 「同院の医師が『救急隊員がコロナの感染を広めている』と言っていると。根拠のない話。救急隊と医師は仲間と思っていたのに、まさかこんな差別を受けるとは…」。声を震わせる男性は、救急隊のコロナ対策について「使い捨ての不織布の感染防止衣を着用し、搬送任務後に廃棄している。救急車の車内や通常時の感染防止衣も徹底的に消毒しています」と説明した。
新型コロナウイルス感染症の自宅療養者を対象にした健康観察について、県は9日から高齢者など重症化リスクの高い人に限定するよう変更した。健康観察の簡略化を認める厚生労働省の事務連絡を受けた対応。健康観察の対象から外れた療養者に対しては、体調が悪化した場合は専用のコールセンター「コロナ119番」に自ら連絡するよう呼びかけている。 対象を縮小したのは、無料通信アプリLINE(ライン)や自動電話「AIコール」を活用した健康観察。これまではすべての自宅療養者に、県から体調を確認する連絡を行っていた。9日夜以降に療養を始めた人については▽65歳以上もしくは2歳未満▽血中酸素飽和度の値が95%以下▽40歳以上65歳未満で基礎疾患がある▽妊娠している─などのいずれかの条件を満たす人に限定した。県は見直しの理由を「重症化リスクの高い人に重点的に対応できるようにするため」と説明している。 県が公表している自宅療
神奈川県警は4日、2022年度末までに7カ所の交番を廃止する、と発表した。交番の統合再編計画に基づくもので、取扱件数の少なさや施設の老朽具合などを考慮し選んだ。 廃止する交番は▽麦田町(山手署、横浜市中区)▽矢向(鶴見署、同市鶴見区)▽富士見公園(川崎署、川崎市川崎区)▽六合(三崎署、三浦市)▽逗子駅前(逗子署、逗子市)▽山ノ内(大船署、鎌倉市)▽酒井(厚木署、厚木市)。 富士見公園と逗子駅前の2交番は今年9月下旬、他の5交番は来年3月末で隣接する交番と統合する。六合と山ノ内は、警察活動の拠点「連絡所」として建物を活用する。 また廃止の代替策として、交番機能を備えたワゴンタイプの車両「アクティブ交番」を各署に配備し、治安水準の維持に努めるとしている。 「不安はある」
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