NHK放送技術研究所がテレビ放送などに関する様々な技術展示を行う「NHK技研公開2012」が本日より開幕した。今週末の5月26日と27日には一般公開も行われる。本項ではスーパーハイビジョン(SHV)および22.2ch音響に関する展示についてレポートする。 ■「スーパーハイビジョンなどは、実用化のかなり詰めの段階」 まずは技研公開の開幕にあたり、4月から新たに所長に就任した藤沢秀一氏があいさつ。東北3県もこの3月で地デジ移行したことなどに触れ、「我々としてはデジタル放送システムをベースに放送を成熟させていくという心構えで研究を行っていく。その上で皆さんがワクワクするような技術などを紹介できればと思っている」と述べ、「わくわくが、あふれだす」という今年のテーマを紹介した。 また、「今やっている研究のフェーズとしては、ハイブリッドキャストやSHVは実用化のかなり詰めの段階にきている」とコメント。