●システムアーキテクチャを刷新するQPI IntelのIA-32系次期マイクロアーキテクチャ「Nehalem(ネハーレン)」と、次期IA-64「Tukwila(タックウイラ)」からは、システムアーキテクチャが一新される。その要となるのが、新しいインターコネクト「QuickPath Interconnect(QPI)」だ。 QPIは、従来のIntel CPUのFSB(Front Side Bus)に代わる、高速インターコネクトだ。アーキテクチャ的には、完全に一新される。従来のIntelのFSBは、最高で1Gtps台の転送レートで、GTL+信号方式でインターフェイス幅の広い、双方向(bidirectional)の共有バスだった。それに対して、QuickPath Interconnect(QPI)は、数Gtps台の転送レートで、ディファレンシャル(差動)信号方式で、インターフェイス幅の狭い、片方