中国、インドに続き、香港映画の2018年興収トップ10です。昨年の香港の全体としての興収では、いつもながらアメリカ映画が上位を占め、9位と10位に韓国映画の『神と共に』の『1』と『2』がランクインしたものの、香港映画は1本も入ることができませんでした。第10位の『神と共に2:因と縁』が4,824万香港ドル(1香港ドル=約14円)の興収で、香港映画の第1位である『楝篤特工』が4,471万香港ドルだったのでわずかの差だったのですが、それを残念がるよりも、映画ファンたちは『楝篤特工』が興収トップとなったことに驚きの声を挙げたそうです。というのも、「楝篤笑」つまりスタンダップ・コメディは今や黄子華の代名詞ともなっていて、舞台公演は大人気ではあるのですが、それが映画にも波及して、好成績を挙げたことが驚きをもって迎えられたようです。香港の人々が、厳しい情勢の中で笑いを求めている証拠なのでしょうか。 2