小児がん患者に投与された抗がん剤の成分が、入院中に付き添う家族の尿から検出される事例が確認され、日本小児がん看護学会が安全対策の指針づくりを進めていることがわかった。調査で確認した九州大や第一薬科大などのチームは、患者の尿や汗などを介し、家族の体内に取り込まれたとみている。 【一覧表】小児がんの主な晩期合併症 第一薬科大の野田優子講師(看護学)らは、2019年までに小児がん診療を行う病院で調査を実施。抗がん剤・シクロホスファミドによる化学療法を受けた患者の付き添い家族15人、医療従事者21人について、抗がん剤投与から6時間後に尿を採取し、分析した。 その結果、乳幼児の家族7人のうち6人、小中学生の家族8人のうち2人から抗がん剤の成分が検出された。投与量は小中学生より乳幼児が少なかったが、家族からの検出量は乳幼児が多かった。一方、医療従事者からは検出されなかった。患者に接する際などに曝露対策
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