鹿児島県は9日、県内で新型コロナウイルスに感染し、1月1日~2月8日に死亡が確認された50~90歳以上の20人のうち、6人が施設入所中に亡くなったと明らかにした。いずれも入院と同程度の対応ができる医療管理下にあり、入院の必要はないと判断された。残りの14人は入院中だった。また20人全員に基礎疾患があった。 【写真】コロナ予防のポイント 県によると、6人は県内の施設に入所中に新型コロナに感染。医療体制が整っており、環境を変えると悪化する恐れもあったためそのまま施設にとどまったという。県は「病床が逼迫(ひっぱく)していた状態ではなかった」としている。施設の数や種類などは公表していない。 年明け以後の流行「第6波」で亡くなった20人の基礎疾患は、高血圧症や慢性腎臓病、心筋梗塞、脳梗塞、がんなど。年代別は、50代1人、70代6人、80代5人、90歳以上8人。ワクチン接種は2回済んでいた人が7人、3