築地市場(中央区)の移転が延期された豊洲市場(江東区)の安全対策工事で、東京都が専門家の提言に従わず、事実と異なる説明をしていたことが明らかになった。小池百合子知事は3つのルートを使い、安全性や経緯を検証する。検証には時間がかかる可能性があり、市場の移転時期や2020年五輪に備えた道路整備に影響しそうだ。都議会の共産党会派に所属する議員団が12日、豊洲市場に関する資料を公表した。同党都議団は7
築地市場の移転先となる豊洲市場で、都が土壌汚染対策として実施したと説明していた盛り土が一部行われていなかった問題に関して都庁で関係者に指示を出す東京都の小池百合子知事(中央) =12日午前、東京都新宿区の東京都庁(福島範和撮影) 東京都が築地市場(中央区)の移転先の豊洲市場(江東区)で土壌汚染対策の「盛り土」を主要施設下で実施していなかった問題は、小池百合子知事が12日の幹部会議で調査を指示し、実態解明が始まった。専門家の提言と食い違う対策を独断で進めた「決定プロセス」や、誤った広報を続けた「情報公開」の背景に何があるのか。小池氏主導の調査では、2020年東京五輪・パラリンピックに向け移転の作業を急いだ可能性もあるとみて事実確認が行われる。 「建物建設地 土壌 (1)2メートルまでの土壌を掘削し、入れ換え。(2)さらに上部に2・5メートルの盛り土」 平成20年7月、都庁第1本庁舎5階大会議
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