LGBT(性的マイノリティー)に「ありのままの自分を自由に表現してもらおう」と、六日にさいたま市内で開催される「LGBT成人式@埼玉」の主催団体が、埼玉県と県教育委員会、県議会にイベントの後援を申請し、却下されていたことが分かった。LGBTの差別解消に向けて国会の超党派議員連盟が立法作業を始めるなど、全国的な意識の高まりに逆行する対応で主催者は困惑している。 (冨江直樹) 式は、昨年六月に発足した県内の支援団体「ing!!(イング)」が計画し、六日午後二時からさいたま市産業文化センターで行われる。LGBT当事者とそのパートナー・友人が一組となり「成人の言葉」を述べた後、ゲストによるトークセッションがある。