鉢呂吉雄経済産業相は9日、福島第1原子力発電所周辺を「死の町」と表現した自らの発言について「誤解を与える表現だったと真摯に反省する」と撤回した。第1原発視察後の8日夜に議員宿舎で報道陣の1人に袖をすりつけ「放射能をつけてやろうか」と冗談まじりに述べたことも明らかになった。野党側は批判を強めており、与党内にも進退問題が浮上するとの見方が出ている。野田佳彦首相は「死の町」発言を巡り記者団に「不穏当
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鉢呂吉雄経済産業相は9日の閣議後の記者会見で、8日に東京電力福島第1原子力発電所を野田佳彦首相に同行して視察した感想を述べ、「残念ながら、周辺の町村の市街地は、人っ子一人いない、まさに死のまちという形でした」と発言した。経産相は「福島の再生なくして日本の再生はない」と
印刷 鉢呂吉雄経済産業相は10日、野田佳彦首相に辞表を提出した。東京電力福島第一原発周辺の自治体を「死のまち」と表現し、福島視察後に記者団に「放射能をつけちゃうぞ」などと語った責任をとった。 鉢呂氏は同日夕、東京・赤坂の衆院議員宿舎で野田首相と会談し辞表を提出、受理された。鉢呂氏は同日午後9時半から、経産省で記者会見し、発表する。 関連記事鉢呂経産相「申し訳ない」 「放射能」発言、辞任は否定(9/10)
鉢呂吉雄経済産業相は10日夜、東京・赤坂の衆院議員宿舎で野田首相と会談し、東京電力福島第一原子力発電所の周辺自治体を視察後の8日夜、着ていた防災服の袖を取材記者にこすりつけるしぐさをし、「ほら、放射能」と発言した問題などの責任を取って辞表を提出し、受理された。
鉢呂吉雄経済産業相は10日夜、野田佳彦首相に対し、「放射能をつけたぞ」との趣旨の発言をした責任を取り辞表を提出し、受理された。続きを読む
本日14時55分頃、定期検査中の川内原子力発電所2号機のタービン建屋において、設備点検作業を実施していたところボヤが発生しました。消防により15時30分鎮火が確認されました。消火活動の際、作業員2名が手の甲を火傷し、救急車にて病院へ搬送しました。 現在、原因等について調査中です。 なお、作業場所は2次系のタービン建屋であり、当該作業員に放射性物質による汚染、被ばくはありません。
福島第一原子力発電所敷地内における空気中の放射性物質の核種分析の結果について(第百六十九報) 平成23年9月10日 東京電力株式会社 平成23年3月22日、周辺環境のモニタリングの一環として、東北地方太平洋沖地 震で被災した福島第一原子力発電所の敷地内において採取した空気中に含まれる放 射性物質の核種分析を行った結果、放射性物質が検出されたことから、分析結果を とりまとめて、原子力安全・保安院ならびに福島県へ連絡いたしました。 また、本調査結果におけるヨウ素-131、セシウム-134、セシウム-137の3核種に ついては確定値としてお知らせすることとし、その他の核種については、今後、再 評価を実施することとしております。 (お知らせ済み) 平成23年9月8日および9日、福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電 所において、サンプリングを行い、空気中に含まれる放射性物質の核種分析を行っ
茨城県沖における海水中の放射性物質の核種分析の結果について(続報28) 平成23年9月10日 東京電力株式会社 当社は、平成23年4月29日より、茨城県の沿岸約3km 沖合の5箇所で海水のサ ンプリングを開始いたしました。 なお、6月3日より、海水下層のサンプリングも実施しております。 (お知らせ済み) 平成23年9月7日および8日に採取した海水について、放射性物質の核種分析を 行った結果、別紙の通り、放射性物質の検出はありませんでした。 以上の結果について、本日、原子力安全・保安院ならびに茨城県へ連絡いたしま した。 今後も、同様のサンプリングを実施することとしております。 以 上 ・添付資料:海水核種分析結果(PDF 56.7KB)
福島第一原子力発電所沖合における海底土の放射性物質の核種分析の結果について(続報16) 平成23年9月10日 東京電力株式会社 当社は、実施に向けて検討しておりました海底土のサンプリングについて、この たび準備が整ったことから、平成23年4月29日、実施いたしました。 (平成23年5月3日お知らせ済み) 平成23年9月9日に採取した海底土について、放射性物質の核種分析を行った結 果、別紙の通り、放射性物質が検出されました。 以上の結果について、本日、原子力安全・保安院ならびに福島県へ連絡いたしま した。 今後も、同様のサンプリングを実施することとしております。 以 上 添付資料 ・別紙:海底土核種分析結果(PDF 10.4KB) ・参考資料:海底土放射能濃度(PDF 18.1KB)
福島第一原子力発電所タービン建屋付近のサブドレンからの放射性物質の検出について(9月9日採取分) 平成23年9月10日 東京電力株式会社 平成23年3月28日、原子力安全委員会より福島第一原子力発電所タービン建屋地 下1階の滞留水に関し、地下および海中への漏えいおよび安全確認のためサブドレ ンのサンプリングの実施や海水のサンプリングの強化について助言をいただいてお り、当社として、取り組みを進めているところです。 サブドレンのサンプリングについては、4月14日の原子力安全・保安院からの指 示に基づき、今後、1週間に3回実施することとし、結果については、翌日とりま とめてお知らせすることとしております。 (お知らせ済み) 福島第一原子力発電所のタービン建屋付近のサブドレン(施設内で集水・管理さ れた地下水)について、9月9日にサンプリングを行い、放射性物質の核種分析を 行った結果、別紙の通り
福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(9月9日採取分) 平成23年9月10日 東京電力株式会社 平成23年4月2日、午前9時30分頃、2号機の取水口付近にある電源ケーブルを 納めているピット*内に1000ミリシーベルト/時を超える水が貯まっていること、 およびピット側面のコンクリート部分に長さ約20センチメートルの亀裂があり、当 該部分よりピット内の水が海に流出していることを発見いたしました。その後、午 後0時20分頃、再度、同状況を現場にて確認いたしました。 2号機ピット内の水および2号機ピット近傍のバースクリーン前の海水のサンプ リングを実施し、福島第二原子力発電所へ送って分析しています。 4月6日、午前5時38分頃、ピット側面のコンクリート部分からの海への流出が 止まったことを確認いたしました。 4月5日より、2号機ピット内の水お
福島第一原子力発電所付近における海水中の放射性物質の核種分析の結果について(第百六十八報) 平成23年9月10日 東京電力株式会社 平成23年3月21日、周辺環境のモニタリングの一環として、東北地方太平洋沖地 震で被災した福島第一原子力発電所の放水口付近(南側)において、海水に含まれ る放射性物質のサンプリングを行った結果、放射性物質が検出されたことから、原 子力安全・保安院ならびに福島県へ連絡いたしました。 3月22日より、福島第一原子力発電所沿岸部におけるサンプリングについては、 4箇所で実施しております。 4月17日より、福島第一原子力発電所の沖合3km4地点(4月26日より2地点追 加、4月30日より3地点追加、5月5日より1地点追加、計10地点)、沖合8km2 地点、沖合15km6地点でサンプリングを実施しており、その評価結果もあわせて連 絡しております。 また、5月27日より沖
鉢呂吉雄経済産業相は10日夕、「放射能をうつしてやる」などと発言した問題に関する野田佳彦首相との会談について「昨日、今日、私の考えていることを話したい」と述べた。視察先の神奈川県相模原市内で記者団の質問に答えた。鉢呂氏の発言の詳報は以下の通り。 --野田首相が「意見を聞きたい」と述べたが官邸に行くか 「場所などは決まっていない。しかも野田首相も(東日本大震災被災地の)視察なので、今日中には首相にお会いしたいと思う」 --発言で国会が空転しそうだ 「それは国会の形なので、申し上げることではない」 --発言が波紋呼んでいるが、職務は続けるのか 「今、非常に大事な時期だ。ここはそういう質問については(昼の国会議員宿舎でのぶら下がり取材で)対応を話していたので、第3次補正予算(案)の中身ということで、来年度の概算要求の柱である環境エネルギー部門の国の予算付けについて視察させていただきました。震災
東北地方太平洋沖地震による影響などについて 【午後4時現在】 平成23年9月10日 東京電力株式会社 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震 により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、 立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道 筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射 線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま た、その後の進捗状況については、8月17日にお示ししております。 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を 抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現
印刷 関連トピックス九州電力原子力発電所 鹿児島県に10日入った連絡によると、九州電力川内原子力発電所2号機(同県薩摩川内市、定期点検中)のタービン建屋でぼやが発生し、九電が午後3時7分に消防車と救急車の出動を要請した。火は消火器で消し止められたが、28歳と38歳の男性作業員2人が軽いやけどを負った。放射能漏れなど環境への影響はないという。 川内原発では昨年1月にも、定期点検中だった1号機のタービン建屋で配電設備が焼け、7人が死傷する火災があった。
トキエア(新潟東区)、国交省の指摘でHPの案内文修正 ”知的・発達障害者には一律付き添い” 差別解消法理念に反する恐れ
8日夜11時過ぎ、(衆院議員)宿舎に帰って来てから、記者との立っての非公式な懇談を5分ないし10分くらい行った。被曝の線量の話があったので、計数的な話をした際、記者にも厳しい状況を伝えたかった。(記者に)囲まれていたから一歩くらい近づいたというような記憶しかないが、大半は真剣な話をしたと記憶している。 (「ほら、放射能」との)発言自体はどういう風に言ったか、ちょっとニュアンスが違うし、行動としては若干(記者に)近づいた程度で、腕を取るとかは一切なかった。しぐさはあったかも分からないが、言葉は正確に記憶していない。
原発運転再開 不透明な情勢続く 9月10日 18時4分 東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、国内の原発は8割が運転を停止したままですが、関西電力と四国電力は、運転再開の前提となる新たな安全評価、いわゆる「ストレステスト」を近く終え、今月中に国に提出することになりました。しかし、再開までには地元自治体の了解が必要で、不透明な情勢が続いています。 福島第一原発の事故の影響で、全国の原発54基のうち8割に当たる43基が停止し、このまま運転を再開する原発がなければ、ことし中に全国の9割の原発が止まる予定です。電力各社は「暖房の需要が増える冬場の供給は非常に厳しい」などとしています。運転再開に向けて、各社は、その前提となる新たな安全評価「ストレステスト」を実施していて、このうち関西電力と四国電力は近く作業を終え、今月中に国の原子力安全・保安院に提出することになりました。しかし、各地の原発で、
10日午後2時55分頃、鹿児島県薩摩川内市の九州電力川内原子力発電所2号機のタービン建屋で火災が発生した。市消防局によると、近くにいた作業員が間もなく消火器で消し止めたが、2人が手に軽いやけどを負った。
鉢呂吉雄経済産業相が10日午後、「放射能をうつしてやる」などと発言した問題について「一歩ぐらい近づいた記憶しかない」と釈明した。東京都港区赤阪の衆院議員宿舎で記者団の質問に答えた。鉢呂氏の発言の詳報は以下の通り。 --「放射能をなすりつける」という発言があったという報道だが真意は。実際にあったのか 「一昨日8日、福島県に視察へ行き、東京に到着し、夜11時過ぎ、(都内の衆院議員)宿舎に直行して帰ってきたわけだ。その際、非公式の記者との懇談で、私の記憶するところ、5分ないし10分くらいの形だったと思う。その時あった、朝6時から夜11時までの、強行軍だったが、被災地とりわけ発電所の事故の状況、現場の働いている皆さんの、大変重い中での仕事の状況、あるいは除染活動の態勢の増強、また県知事はじめ市町村の首長と懇談した状況について話をしたと考えている」 「今、伝えられている報道、私の言動についてだが、一
東京電力は10日、水素爆発で壊れた福島第一原子力発電所3、4号機の原子炉建屋上部のがれきを撤去する準備作業を開始した。 政府と東電は中期目標で、2014年頃までに使用済み核燃料一時貯蔵プールから燃料の取り出しを始めるとしており、障害となるプール周辺のがれき撤去を12年夏までに完了させる方針。 3号機のがれき撤去は、建屋周辺に高さ30メートル、総延長150メートルのコの字形の鉄製の足場を組み、遠隔操作の無人重機や無人大型クレーンで行う。付近の放射線量が比較的低い4号機では、放射性物質の飛散防止剤をまきながら、有人の大型重機を使う。
福島第1原発の視察後、周辺の市町村について「死の町だった」と発言し、波紋を呼んだ鉢呂吉雄経済産業相だが、今度は視察後に「放射能をうつしてやる」という趣旨の発言をしていたことが発覚してしまった。 鉢呂氏は2011年9月8日、野田首相らとともに原発から半径20キロの警戒区域内を視察し、9月9日朝の記者会見で、「人っ子1人いない、まさに死の町」と表現した。 「死の街は事実だから擁護したがこれはできない」 発言は被災地への配慮を欠いた表現として、党内外から批判が相次いだ。野田佳彦首相も訂正を求め、鉢呂氏は午後の会見で、「思いは皆さんに被災地の皆さんに誤解を与える表現だったと真摯に反省し、表現を撤回したい」と謝罪した。 この「死の町」発言については、問題発言とされる一方で、「特に違和感は感じなかった」「本当のことを表現して何が問題なんだ」「表現は不適切だが間違ってるとは思えない」と、擁護する声もネッ
鉢呂吉雄経済産業相は10日午後、「放射能をうつしてやる」などと発言した問題について「言葉はきちっと記憶していないのが実態だが、国民に迷惑をかけ、不信の念を与えたとすれば心からおわび申し上げたい」と陳謝した。都内で記者団の質問に答えた。
印刷 関連トピックス原子力発電所野田佳彦東京電力 鉢呂吉雄経済産業相は10日、東京電力福島第一原子力発電所の訪問後、記者団に「放射能をつけちゃうぞ」と発言していたことについて、東京都内で記者団に「記憶は定かでない。大半は真剣なやりとりだったと記憶している」と釈明、「国民や福島の皆さんに大変なご迷惑、不信の念を与えたことは大変申し訳ない」と謝罪した。同日中にも野田佳彦首相に報告すると語り、「原発事故の早期収束に向けて全力をあげてやっていく」と述べ、辞任する考えはないことを強調した。 関連記事鉢呂経産相に早期辞任論 本人釈明「記憶定かでない」(9/10)野田首相「鉢呂氏に発言の真意確かめる」(9/10)鉢呂氏「放射能つけちゃうぞ」 「死のまち」発言は陳謝(9/10)鉢呂経産相発言の詳細(9/9)
東京電力は10日、福島第1原発の1号機原子炉建屋を覆うカバーの鉄骨組み立て作業が9日に完了したと発表した。 原子炉建屋カバーは、建屋への雨水の浸入や、建屋からの放射性物質の拡散を防止するために設置するもので、本体工事は6月末に開始。今後、樹脂コーティングされた化学繊維製のパネルをはめて、1号機原子炉建屋をほぼ密閉する。10月中に完了予定。 一方、1号機と同様に原子炉建屋上部が大きく損傷している3号機について、東電は10日、上部にあるがれきの撤去を開始。初日は、爆発の衝撃で垂れ下がっている柱の解体に着手した。
印刷 関連トピックス野田佳彦 野田佳彦首相は10日、鉢呂吉雄経済産業相が「放射能をつけちゃうぞ」と語ったことについて「(鉢呂氏)本人によく真意を確かめさせていただきたい。直接会う機会をなるべく早く取りたい」と述べ、同日中にも鉢呂氏と会う意向を示した。視察先の宮城県気仙沼市で記者団に語った。 関連記事鉢呂経産相、進退論浮上も 「放射能つけちゃうぞ」発言(9/10)鉢呂氏「放射能つけちゃうぞ」 「死のまち」発言は陳謝(9/10)鉢呂経産相「死のまち」発言を撤回、陳謝(9/9)鉢呂氏「死の街」発言 野田首相「不穏当」と謝罪求める(9/9)原発周辺市町村「まさに死のまち」 鉢呂経産相が発言(9/9)
印刷 関連トピックス菅直人九州電力原子力発電所定期検査中の九州電力川内原発2号機で、クレーンのアームを使って燃料集合体をつり上げる作業が公開された=10日午前10時10分、鹿児島県薩摩川内市、溝脇正撮影 九州電力は10日、定期検査で運転を停止している川内(せんだい)原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)2号機で、原子炉内の燃料の取り出し作業を報道機関に公開した。 作業は9日深夜から12日まで24時間態勢。作業員は燃料集合体を1体ずつ慎重にクレーンで抜き、検査用のピットに移した。全157体のうち約3分の1を新たに交換し、ウランを覆う金属製のさやの傷み具合などを点検する。九電は11月下旬には再起動し、12月にも運転を再開したい考えだが、ストレステスト(耐性評価)も控えて見通しは立っていない。 2号機の運転が始まったのは1985年11月。定期検査は20回目。1号機は5月に定期検査に入り運転を停
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 9月9日正午過ぎから、MSN、Windows Live、Office 365など、日本マイクロソフトが提供するオンラインサービスの一部が利用できない状態が続いていたが、同日午後4時30分にすべてのサービスが復旧した。 日本マイクロソフトでは、「お客様に大変ご迷惑をおかけしたことを深くお詫びする」とコメントを発表する一方、「原因については引き続き調査中であり、判明次第お知らせする」としている。 9月9日午後1時から、東京・芝公園のザ・グランドプリンスパークタワー東京で開催されたマイクロソフトパートナーコンファレンス 2011では、予定されていた日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏の基調講演が予定よりも約20分間遅れてスタート。突然
印刷 関連トピックス参議院選挙原子力発電所東京電力福島県伊達市を視察する鉢呂吉雄経産相(中央)。左は野田佳彦首相=8日、日吉健吾撮影 鉢呂吉雄経済産業相が8日に福島県を視察した後、記者団に「放射能をつけちゃうぞ」と語り、防災服をなすりつけるようなしぐさをしていたことがわかった。鉢呂氏は東京電力福島第一原子力発電所の周辺自治体を「死のまち」と表現し、撤回、謝罪したが、新たに不適切な発言が表面化したことで、政権内からも鉢呂氏の進退問題を懸念する声が出ている。 鉢呂氏は8日午後11時20分ごろ、福島視察後に東京都内の衆院赤坂議員宿舎に防災服のまま帰宅した際、取り囲んだ5、6人の記者団の1人に冗談まじりで「放射能をつけちゃうぞ」と語りかけ、服の袖をなすりつけるようなしぐさをしていた。その他、鉢呂氏は視察の感想などを語った。 鉢呂氏は9日の閣議後会見で、前日の福島視察を自ら冒頭で取り上げて「市
自民党の石破茂政調会長は10日午前、都内で記者団に対し、鉢呂吉雄経済産業相が記者に防災服の袖をすりつけ「放射能をうつしてやる」などと発言したことについて「政治家以前の問題で、辞任するか、首相が罷免すべきだ」と述べた。鉢呂氏が辞任しない場合は「衆院では不信任、参院では問責に値する」として、経産相の不信任決議案か、問責決議案の提出に言及した。 石破氏は鉢呂氏の一連の言動について「福島の子供たちは『放射能が来たぞ』といじめられて泣いている。そういう人たちの気持ちを考えれば絶対にそんな行動には出ない」と指摘。さらに「被災者の気持ちが分からない人が原子力災害からの復興を担えるのか」と述べ、野田佳彦首相の経産相の任命責任も含めて、13日に召集される臨時国会で政府側を追及する考えを強調した。
東北地方太平洋沖地震による影響などについて 【午前9時現在】 平成23年9月10日 東京電力株式会社 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震 により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、 立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道 筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射 線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま た、その後の進捗状況については、8月17日にお示ししております。 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を 抑制することで、避難されている方々のご帰宅の実現
民主党の前原誠司政調会長は10日午前、鉢呂吉雄経済産業相が記者に対し、防災服の袖をすりつけるしぐさとともに「放射能をうつしてやる」などと発言した問題について、「発言が事実とすると、大変ゆゆしき問題だ。今日中にしっかりと真意を説明することが大事だ」と述べ、鉢呂氏が自ら事実関係を説明する必要があるとの認識を示した。都内で記者団に語った。 鉢呂氏の進退については「どういう文脈で話したのかによって違う。本人がしっかりと国民に話すことが大事だ」と述べるにとどめた。 また、一部週刊誌に前原氏が暴力団関係者とされる人物と一緒に写った写真が掲載された件については、「いろんな方と写真を撮るが、いちいち『あなたは暴力団ですか』とか『国籍はどちらですか』とは聞いていない。(この人物と)交際は全くないし、面識もない」と述べた。
印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力 東京電力は10日、福島第一原発3号機の建屋上部のがれき撤去作業を始めた。3号機は、爆発のため、建屋の天井や外壁が損傷し、がれきが積み重なっている。来夏ごろまでに取り除き、建屋内の燃料取り出しにつなげる。 作業員の被曝(ひばく)を避けるため、撤去作業には遠隔操作式の解体重機を使う。原子炉建屋周辺に「コ」の字形の作業台(高さ30メートル、幅8メートル、総延長150メートル)を作り、その上に重機を載せる。がれきの総量は約3500立方メートルと見ている。取り除いたがれきは表面線量を測定し、線量の大きさごとに分別して保管する。 4号機でも9月中旬ごろから、建屋のがれきの撤去を進める。作業エリアの空間線量が比較的低いため、人がのる大型重機で解体作業をする。高所散水車で飛散防止材の散布をしながら撤去する。4号機の使用済み燃料プールの表面に水に浮くカバーをし
東京電力は9日、「平成5年当時における年少者の放射線管理区域内作業の就労について」と題した発表を行った。 東電によると、平成5年9月から6年1月に18歳未満の人物が、実際の生年月日と異なる日付で放射線管理手帳発行機関から放射線管理手帳の発行を受け、原子力発電所における放射線管理区域内の作業に従事していたとこがわかったという。労働基準法にて、18歳以未満は危険有害業務に就かせてはならないことが定められており、管理区域における放射線に関わる作業は、危険有害業務の一つに当たる。平成6年以降は、原子力発電所における放射線管理区域内の作業には従事していないことを確認しているという。 今回は、当人が再度、放射線管理区域内の作業に従事するための手続きを行おうとした際、データベースに登録されている当該人物の生年月日の情報と、今回当該人物から提示された本人確認用の公的証明書に記載されている生年月日の情報が異
check_genpatsu 原子安全委| 平成23年09月08日 「環境モニタリングの結果」に対する原子力安全委員会による評価結果 http://t.co/hAIHB9k #genpatsu #原発 at 09/09 10:00 check_genpatsu [News] 福島民友|JAグループ、東電へ3回目の損害賠償請求 http://t.co/Ii7dlkz #genpatsu #原発 at 09/09 10:13 check_genpatsu 原安保安院| 2011年9月8日 地震被害情報(第251報)(9月8日12時00分現在)及び現地モニタリング情報 http://t.co/GVQbe5i #genpatsu #hoanin at 09/09 10:17 check_genpatsu [Web] BLOGOS|除染と言う名の放射線被害封じ込め(天木直人のブログ 09月09日)
国民生活センターには、震災以降2011年7月末までに「放射線測定器」に関連する相談が391件寄せられた。同センターでは9日、放射線測定器に対する関心が高まっていることを背景に、比較的安価な放射線測定器の性能テストを実施し、その結果を公表した。 テストに使われたのは2011年6月下旬に楽天市場、Amazon.co.jp、Yahoo!ショッピングで、「売れ筋」「おすすめ」などで上位に掲載されていた1万円以上10万円未満の放射線測定器9銘柄(参考品として校正済NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータについても同様にテスト)。 結果、自然放射線の測定試験では、参考品を除く9銘柄は通常の環境程度以下の自然放射線を正確に測定できなかった。また、セシウム137由来のガンマ線測定試験については参考品を除く9銘柄は、ばらつきも誤差も大きいため、正確な測定はできなかったとしている。なお、インターネット通信
避難高齢者を激励 楢葉町が11日、いわきで敬老会 19日の「敬老の日」にちなみ、県内各地で敬老会が開かれるが、東京電力福島第1原発事故の影響で住民が避難している原発周辺では開催を見送り、祝い金を送る町村が多い。そんな中、楢葉町は東日本大震災発生から半年を迎える11日、いわき市のいわき明星大体育館で敬老会を開催する。 町の担当者は「3月11日以来、みんな避難して、ばらばらになり、老人クラブも活動ができない中、お年寄りにとって敬老会は大きな楽しみ。同じ地区の人同士が話し合いができ、一人一人が活気づくきっかけになれば」と半年の節目での開催に意気込んでいる。 人口の約半分に当たる約4300人が、同市内に避難し対象となる70歳以上の住民(1563人)の多くも同市に居住しているため、同市での開催を決めた。役場機能が置かれている会津美里町からは、バス1台でいわき市へ出席者を送迎する。現在出欠確認を
除染請け負います 県内に国内初の協同組合 県内のビルメンテナンス会社や廃棄物処理業者などは9日、放射性物質の除染に特化した「県放射性物質除去協同組合」の発足式を福島市で開いた。除染を請け負う民間団体の設立は国内初という。 同組合は、浄水器販売や、放射性物質除染を請け負う県内の6社で構成。共同での除染作業の請負を柱に、除染ごみを仮置きする際に入れる袋の開発や浄水器の販売、作業員の安全管理に関するサービスも行う。 また、表土除去作業を請け負っている造園業組合などと連携して、勉強会も開く。 式には組合に所属する企業や賛助会員などから約40人が出席。佐藤哲也理事長は「原発事故で複数の問題を抱える福島県だからこそ、一企業ではなく組合としての活動が必要。県の再生に貢献したい」と述べた。 (2011年9月10日 福島民友ニュース)
11月から低線量地域の市町村で除染開始 政府の原子力災害現地対策本部は9日、福島市で開いた除染推進に向けた市町村説明会で、県内で進める除染対策のスケジュール案を明らかにした。年間の積算放射線量が1~20ミリシーベルトの比較的低線量地域の市町村では、除染作業を11月からスタートさせる。実施主体は市町村となるが、政府は今月から市町村向けの説明会や専門家の派遣を開始し、各市町村の除染計画策定を支援する。局所的に高線量地域がある場合は汚染状況重点調査地域に指定、国主導による除染に着手する。 警戒区域や計画的避難区域に設定されている12市町村で先行的に除染を実施する。年間の積算放射線量が20ミリシーベルトを超える区域内ではモデル地区を選定して10月から除染を開始する予定。 (2011年9月10日 福島民友ニュース)
欧州連合(EU)の欧州委員会は9日、福島第1原発事故を受け、EUが3月下旬から導入している日本からの輸入食品に対する放射性物質の検査義務を、今年末まで延長すると発表した。 欧州委は「日本から輸入する食品の安全確保を重視する」として、当初は9月末までの予定で導入された検査義務を12月31日まで延長するよう提案、EU加盟27カ国がこれを了承した。欧州委は今後も毎月、検査基準などが適当であるかどうか検討する。 EUは現在、宮城、福島両県、東京都など12都県で「生産されたか、出荷された食品、飼料」について、セシウムなど放射性物質の検査証明書の提出を要求、それ以外の35道府県産については、産地証明書を求めると同時に、輸入国でサンプル検査を行っている。(共同)
放射性物質の放出抑制 現状は 9月10日 8時32分 東京電力福島第一原子力発電所で、事故の収束とともに、避難している人たちの帰宅に向けて進めなければならないのが、外部に放出される放射性物質を抑えることです。 福島第一原発では、溶けた燃料から発生した放射性物質が原子炉や格納容器の壊れた部分から漏れ出したり、爆発などによってがれきに付着した放射性物資が環境に放出したりしています。こうした放射性物質の放出を抑えることは、事故の収束とともに、避難している人たちの帰宅に向けて、警戒区域や計画的避難区域が解除されるために、欠かせないものとなります。東京電力は、先月17日、原子炉建屋から新たに環境に放出されている放射性物質の量について、先月上旬までの2週間ほどで、1時間当たり最大で2億ベクレルと評価しました。これは、放出量が最も多かった事故直後の3月15日に比べると、およそ1000万分の1に下がったと
福島第1原発事故を受け、福島県南相馬市の市立総合病院は、乳幼児を対象に尿による内部被ばく検査を15日から無料で始める。対象は7歳未満で、東京の医療コンサルティング会社「RHC JAPAN」が協力、母乳の検査も実施する。 同市では市民の内部被ばくをホールボディーカウンターと呼ばれる測定機器を使って検査しているが、小さな子どもの場合、椅子の高さが体に合わず、約3分間静止した状態を求められるため、測定が困難。市の検査では乳幼児は対象外で「なぜ受診できないのか」などの問い合わせが市や病院に多く寄せられていた。 今回始まる検査は、同病院で受け付けし容器を受け取る。自宅で20ミリリットルを採尿し、郵送で同社の検査センターに送る仕組みで、尿に含まれる放射性物質から内部被ばく線量を推計する。 市立総合病院の金沢幸夫院長は「尿から放射性物質が検出されれば、原発事故時の放出によるものではなく、最近の食生活が原
印刷 関連トピックス原子力発電所親の不安が高かった項目 原発事故に見舞われた福島県の子どもと親に福島大学の筒井雄二教授(実験心理学)らがアンケートしたところ、双方にストレスが顕著にうかがえるとの結果が出た。放射線への不安が影を落とし、親と子が相互に影響し合う傾向も見られた。 調査は6〜7月に実施。福島市と同県郡山市の小学生、幼稚園・保育園児1870人に学校などを通じて質問用紙を配り、1322人の親から回答を得た。父親は1割ほどで多くは母親が回答した。 子どもについて「かんしゃくを起こす」「物音にびっくりする」「強くおびえる」「無口になる」などのストレス症状19項目を尋ね、「よくある」「時々ある」「あまりない」「全くない」から選択してもらった。震災前の状態を0、最も強いストレスを3として数値化したところ、平均で0.92。園児が1.04、低学年0.92、高学年0.81と、年齢が低いほどス
鉢呂吉雄経済産業相が、東京電力福島第1原発の周辺市町村を「死の町」と表現したり、記者に「放射能をつけたぞ」などと発言した問題で、政府・与党内では厳しい見方が広がった。野田政権は東日本大震災の復旧・復興と福島第1原発の早期収束を「最優先の課題」と位置付けてきただけに、政権に与える打撃は計り知れない。続きを読む
東日本大震災の発生から半年が経過し、直接被災を免れた関西企業にも、その影響はさまざまな形で襲いかかった。前例のない課題を次々と突きつけられる“苦悩”の6カ月となった。●思わぬ誤算 「とにかく被災地の工場を復旧させることを考えてほしい」 震災から一夜明けた3月12日朝、パナソニックの大坪文雄社長は緊急対策本部を立ち上げ、東北地方の工場などの早期再開を指示。半月後の4月1日には、福島や仙台の工場を再開させる“離れ業”を演じた。 工場の早期再開にはこぎつけたが、サプライチェーン(供給網)の寸断により部品の供給が不十分で、生産や販売計画を大きく狂わせた。自動車メーカーなど納入先の生産も減少し、平成23年3月期の営業利益で210億円が震災以降に吹き飛んだ。 液晶パネルを生産するシャープの亀山工場(三重県亀山市)と堺工場(堺市)もサプライチェーン寸断が思わぬ誤算を生んだ。製造に必要な特殊ガスの調達が不
印刷 関連トピックス原子力発電所野田佳彦東京電力 鉢呂吉雄経済産業相が8日夜、記者団の1人に「放射能をつけちゃうぞ」と述べ、防災服をなすりつけるようなしぐさをしていたことがわかった。この日は野田佳彦首相らと東京電力福島第一原発の周辺自治体を視察。防災服のまま東京都内の衆院議員赤坂宿舎に帰宅した際に、取り囲んだ5、6人の記者団に視察模様を振り返りながらこうした行動をとった。 鉢呂氏は、9日に原発周辺の自治体を「死のまち」と表現し、撤回、陳謝している。原子力政策や原発事故の補償問題を所管している経産相として、資質が問われることになりそうだ。 関連記事鉢呂経産相「死のまち」発言を撤回、陳謝(9/9)防護服なしでの一時帰宅開始 福島・浪江では4人が私服(6/25)高温多湿の防護服・曇るゴーグル…一時帰宅へ見えた課題(5/5)防護服で在宅2時間・1世帯1人 警戒区域一時帰宅基準(4/25)原発1
文部科学省は9日、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム「SPEEDI」を使った放射性物質の拡散予測を、12日から計算終了後に速やかに公表すると発表した。福島県民からの指摘に対応した。 文科省によると、SPEEDIは毎時にその時点から3時間後までの拡散予測を計算。これまでは1日分の計算結果を翌朝まとめて公表していたが、福島県の住民などから「過去のデータが公開されても避難などの参考にならず、意味がない」と指摘を受け、改善したという。毎時の予測結果を20~30分後には文科省ホームページで閲覧できるようになる。 文科省は、東京電力福島第1原発から放射性物質が放出されたと仮定し、風向きなどを考慮して拡散状況の予測を計算し、公表している。
「東京電力」は9日、福島第一原子力発電所の事故で1号機から4号機の使用済み燃料プールで燃料の露出はなかったなどとする調査報告書を、経産省の原子力安全・保安院に提出した。 報告書には、1号機から4号機までの使用済み燃料プールで冷却機能が失われて水温が上昇したものの、コンクリートポンプ車による注水などで水位は保たれ、燃料の露出には至らなかったなどとする内容が記載されている。 また、専門家らが3号機で燃料が再び溶融した可能性を指摘していることについて、東京電力は「データを解析した結果、再溶融は起きていなかった」とする見解を発表した。3号機では、東日本大震災の発生から10日後に原子炉への注水量が減ったというデータがあり、再溶融の根拠の一つとされていたが、実際は消防ポンプで十分に注水されていたという。
印刷 埼玉県所沢市は9日、敬老の日のお祝いとして、市内の88歳(米寿)の高齢者約800人に贈る予定だった特産の狭山茶から国の基準(1キロあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたとして、贈呈を取りやめると発表した。 市によると、この狭山茶は市内の茶業者「増田園」が所沢産の若芽を早摘みした製茶。同園が自主的に民間の検査機関に調査を依頼したところ、1436ベクレルが検出されたという。 このため増田園は納品を辞退し、取り扱っている製茶の販売を自粛した。市はお祝い品をカツオ節などに差し替えるとともに、増田園の製品について埼玉県に検査を依頼する。 関連リンク埼玉産の製茶、新たに基準超の放射性セシウム(9/6)千葉・埼玉産製茶から基準超セシウム 抜き打ち検査で(9/3)神奈川・南足柄の茶、出荷停止解除 セシウム基準下回る(8/29)汚染された製茶、「二番煎じ」ならセシウム半減 放医
政府は9日の閣議で、東京電力福島第1原発事故による放射性物質の除染対策に、平成23年度第2次補正予算の予備費2200億円から充当することを正式に決定した。野田佳彦首相はその後の閣僚懇談会で、関係閣僚に対し「福島の再生なくして日本の再生はない。事故収束に全力を挙げてほしい」と指示した。 一方、藤村修官房長官は9日の記者会見で、首相が設立に意欲を示した原発事故に関する復興目的の基金について「与野党協議の中でも出てくるだろうが、基金の規模は今後の検討になる」と述べ、与野党間で制度設計を協議していきたいとの考えを示した。 放射性物質に汚染された汚泥などの中間貯蔵施設を福島県内に設置するとした菅前政権の方針については「変更はない」と述べた。 原発事故の復興基金設立は、首相が8日、佐藤雄平知事との会談で「第3次補正予算に反映できるよう努める」と答えた。
今年3月の福島第1原発事故後、英国民の原発に対する支持が事故前より増加していることが9日、英科学協会(本部ロンドン)の世論調査で分かった。原発による利益は事故などのリスクを上回ると答えた人の割合は2005年の調査で32%、10年には38%になり、今回調査ではさらに41%に増えた。 同協会は「非常時こそ慌てずに行動するという英国の精神が影響している」と分析、大規模な事故にもかかわらず死者が出ていないことが、支持増加をもたらした可能性も指摘している。 調査は8月下旬、約2千人を対象に実施。過去に他の大学が行った調査データと比較、分析した。 協会の発表によると、原発の増設に賛成する国民の割合は05年の9%から今回は23%に増加。福島事故をきっかけに脱原発を表明したドイツの政策は過剰反応か否かという問いには、51%が過剰反応であり同意しないと答えた。(共同)
鉢呂吉雄経済産業相は9日の記者会見で、8日に視察した福島県の東京電力福島第1原発事故周辺市町村の感想を「残念ながら周辺市町村の市街地は人っ子一人いない。まさに死の町という形だった」と述べた。 発言を受け、野田佳彦首相は視察先の三重県紀宝町で記者団に「不穏当な発言だ。謝罪して訂正してほしい」と不快感を表明。鉢呂氏は9日午後、「思いはみなさんにご理解いただけると思うが、被災地のみなさんに誤解を与える表現だったと真摯(しんし)に反省し、表現を撤回したい。大変申し訳ありませんでした」と陳謝した。 また、鉢呂氏は福島第1原発の視察から帰京した8日夜、報道陣の一人に防災服をすりつけるしぐさをし「放射能をうつしてやる」という趣旨の発言をしていたことも判明した。 鉢呂氏は9日夜、経産省で記者団に発言の真意を問われ「(記憶が)ちょっと定かではない」と語ったが、防災服をすりつけた行為については「(相手に)近づ
東京電力は9日、福島第1原発事故の報告書を取りまとめ、公表した。報告書では燃料貯蔵プールの水位の変化について初の分析を行っており、全号機について「燃料の露出はなかった」と結論付けた。プール内の燃料については、放射性物質の解析で損傷はないとみられていたが、水位の分析でも裏付けられた。 報告書では、プールへの注水量などから水位を解析した。最も水位が下がったのは4号機で、満水で約11メートルあるプールの水深は、4月20日ごろに約5・5メートル低下し、水面が燃料の約1・5メートル上の位置まで迫った。このほか1号機は約3メートル、2、3号機は約1メートル下がったが、いずれも燃料は水面から露出しなかった。 また、東電は、3号機で震災10日後に炉心の再溶融が起きたとする一部報道などについて、データ解析の結果、再溶融はしていないとの見解を発表した。
東京電力福島第1原発の周辺住民らの心の傷に塩を塗った。野田内閣発足間もない鉢呂吉雄経済産業相の「死の町」発言。本人は前日の8日、首相に同行し現地に足を運んだばかり。視察後には報道陣相手に「放射能をうつしてやる」といった言動も発覚。避難住民に怒りを通り越した悲しみだけが残った。 「そんな発言は信じたくない」。埼玉県加須市で避難生活を送る福島県双葉町の農業林一栄さん(74)は、第1原発のすぐそばで長年ホウレンソウを栽培してきた。 「豊かな自然の恵みがこれまでの私の生活を支えてくれた。軽はずみな発言をせず、政府は復興に向けた努力をしてほしい」 双葉町から猪苗代町に避難した天野正篤さん(73)は「放射線量の高さから、現実的に戻るのは難しいと覚悟している。『死の町』と言うなら何年後まで戻れないのか」といら立ちを見せた。
東京電力と東北電力管内で、政府が37年ぶりに適用していた電力使用制限令が9日終了した。原則15%の節電義務を受け、企業が実施していた工場の土日稼働や、始業時間を繰り上げる「サマータイム」などの対策を終了。平常に戻し始めた。ただ冬場の電力不足懸念や効率化の面から、省エネ対策を継続する企業が多い。日産自動車は午前8時に前倒ししていた始業時間を、10日から本社は8時半、開発部門は9時と6月以前の状態
経産相“放射性物質うつった”発言 9月9日 23時59分 鉢呂経済産業大臣は、野田総理大臣とともに福島県の被災地などを視察したあと、8日の夜、都内の議員宿舎に戻った際、記者の体に触れるようなしぐさをしながら、「放射性物質がうつった」などという趣旨の発言をしていたことが明らかになりました。鉢呂大臣は、周辺に対し「厳しい原発の現状などを記者団と共有したいという思いだった」と釈明しています。 鉢呂経済産業大臣は、8日、野田総理大臣とともに、福島県の被災地や福島第一原発の状況などを視察しました。そのあと鉢呂大臣は、都内の議員宿舎に戻った際、記者団に対し、原発の状況や作業員の仕事ぶりについて説明する中で、記者の体に触れるようなしぐさをしながら、「放射性物質がうつった」などという趣旨の発言をしていたことが明らかになりました。これについて鉢呂大臣は、周辺に対し「厳しい福島原発の現状と作業員の懸命な努力の
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