枝野幸男経済産業相は23日、九州電力のやらせメール問題で責任問題が再浮上している眞部利應(まなべとしお)社長の進退について、同社の松尾新吾会長が「最適な人」と続投させたい意向を示していることについて、「いろいろな報道は拝見している。まさか報道の通りではないだろう」と述べ、九電側の対応に強い不快感を示した。続きを読む
枝野経産相 九電会長発言に不快感 10月23日 21時40分 玄海原子力発電所の説明会を巡るメール問題に関連して、枝野経済産業大臣は23日、記者団に対し、九州電力の会長が22日夜、社長の続投に含みを持たせる発言をしたことについて「まさかそのとおりではないだろうなと思っている」などと述べ、不快感を示しました。 この問題で、九州電力は今月、国に提出した最終報告書の中で、第三者委員会が指摘した佐賀県の古川知事の関与に触れなかったことなどについて厳しい批判を受けたことを踏まえ、見直し作業を続けています。そうしたさなか、九州電力の松尾新吾会長は22日夜、記者団に対し、眞部利應社長の進退について「今、最適な社長は眞部だ」と述べ、続投に含みを持たせました。これについて枝野経済産業大臣は23日、神奈川県秦野市で記者団に対し、「いろいろな報道は拝見しているが、まさかそのとおりではないだろうなと思っている」と
佐賀・玄海原発の再稼働をめぐる九州電力やらせメール問題で、同社が近く経済産業省に再提出する“修正版”報告書の作成に当たり、九電第三者委員会が示した見解を会社として認めないよう真部利応社長が担当者らに指示していたことが23日、分かった。 九電社内では、第三者委委員長を務めた郷原信郎弁護士が報告書に明記を求めた「古川康・佐賀県知事の発言が問題の発端となった」などの内容について、第三者委見解として記載する一方、自社の反論を併記する形式を検討。松尾新吾会長もこうした方針を支持しており、週明け以降、国に再提出する意向だ。 九電が社長の指示に沿い、あらためて第三者委見解を実質否定する報告書を提出した場合、枝野経産相が受け入れる見込みはなく、問題はさらに混迷が深まる。
食品中の放射性物質が健康に及ぼす影響について、新たな基準値作りが来週にも始動する。生産者からはより厳しくなると見込まれる基準値について、さまざまな意見が聞かれた。 福島県二本松市のコメ農家、武藤登志雄さん(64)は「今の基準値は高すぎる。厳しくなれば消費者も買いやすくなるのでは」と歓迎する。 一方、肉用牛の牛舎の稲わらから高い放射線量が検出された同県浅川町の農業生産法人を経営する男性(54)は「いまだに牛の出荷もできないし、補償もない。どうして私たちの痛みを救済して分かち合おうとせずに、消費者ばかりに目を向けるのか」と憤る。 県からは今も牛の出荷を認められていない。1頭当たり毎月1万5千円の餌代が消える。 「今までの基準で大丈夫ではなかったのか。上げ下げするのは腰が据わっていない証拠。気にする人はゼロにならない限り気にし続ける。風評被害をどうするかが先でしょう」と話した。
千葉県柏市の市有地で採取した土壌から1キログラム当たり最大で27万6千ベクレルの放射性セシウムが検出された問題で、文部科学省の担当者らが23日、現地調査を行い、「福島第1原発事故で飛散したセシウムを含んだ雨水が凝縮され、土壌に蓄積した可能性が高い」との見方を示した。 放射性セシウムが高濃度で検出された地点の脇にある側溝のコンクリートが破損しており、側溝にたまった雨水が土壌に染み出す状況が確認されたとした。 調査は24日に予定されていたが、数値が高いことから前倒しした。市は今後、文科省などと具体的な対策を協議していく。 この市有地では毎時57.5マイクロシーベルトの放射線量が測定されたことを受けて土壌調査を実施。地表から30センチの深さで1キログラム当たり27万6千ベクレルの放射線セシウムが検出されたほか、地表面でも15万5300ベクレルが検出された。
事故から7カ月以上が経過し、小康状態を保っているかにみえる福島第1原発だが、最近になって原子炉建屋への地下水の流入や、配管内で高濃度の水素が見つかるなど、新たな問題が表面化している。いずれも、放射性物質の大量放出につながりかねない問題で、同原発が今もなお危険を内包していることを示している。(原子力取材班)1日500トン 地下水の流入は、処理した汚染水の量に比べ、原子炉建屋の汚染水の水位が思うように下がらないことから明らかになった。東電の試算では、1日200~500トンが流入しているとみられる。当初20万トンと見積もっていた処理量が増えるため、作業が遅れるほか、処理に伴って出る高濃度の放射性廃棄物の量が増えることになる。 最も懸念されるのは地下水側への汚染水流出だ。原発周辺の地下水は海に向かって流れており、漏れ出せば海洋汚染につながる可能性がある。 東電は地下水から検出される放射性物質が微量
東京電力が平成18年に、福島第1原発で地震などで一部電源が失われても発電所全体で電力を融通して全電源喪失を回避するため、1~4号機と5~6号機を電気ケーブルで結ぶ工事を検討したが、実施しなかったことが23日分かった。 東電は、ケーブルで結ぶ距離が長く、技術的に困難だったと説明。「今回の事故では電源盤が津波で水没しており、連結していたとしても大きな効果はなかった」としている。しかし、今回の事故発生後にはケーブル連結工事を実施しており、18年段階で見送ったことに安全上問題がなかったかどうか問われそうだ。 福島第1原発では電源が喪失したため、原子炉の燃料の冷却が続けられず炉心溶融や水素爆発が起きた。6号機のディーゼル発電機だけは作動しており、1~4号機とケーブルでつないでおけば、6号機から送電できた可能性がある。
枝野経済産業相は23日、視察先の神奈川県内で記者団に対し、九州電力の原子力発電所の再稼働を認める場合の判断材料について、「安全性のチェックだけでなく、周辺住民に安心してもらえる経営体制かどうかも重要度の高い要素だ」と述べた。 玄海原発再稼働を巡るやらせメール問題を受けて九電首脳が辞任しなければ、原発再稼働は難しいとの考えを示した。 経産相は、「社長の問題ではなく、九電の経営体制の中心になっているのは会長だと承知している」と指摘した。やらせメール問題について、真部利応(としお)社長だけでなく、松尾新吾会長の責任についても指摘した。 九電は14日、経産省にやらせメール問題の最終報告書を提出した。経産相は、九電が報告書に第三者委員会の事実認定や指摘を取り入れなかったことを批判し、九電首脳が続投を決めたことについても、「原発周辺の皆さんの理解が得られるとは考えられない」と疑問を呈していた。
印刷 関連トピックス九州電力枝野幸男原子力発電所 枝野幸男経済産業相は23日、九州電力が原発の再稼働に道筋をつけるために真部利応(まなべ・としお)社長を続投させる方針を示していることについて、「マネジメント(経営態勢)の状況は、(再稼働の条件として)かなり重要性の高い要素として判断する」と述べ、真部社長の続投に改めて難色を示した。 神奈川県秦野市内の視察先で、記者団の質問に答えた。また、九電の経営責任について、「社長の問題ではなく、マネジメントの中心になっているのは会長だということは、十分に承知している」と話し、松尾新吾会長の責任にも触れた。 松尾会長が真部社長の続投方針を22日に改めて示したとの一部報道について、枝野氏は23日、「人事に介入するつもりはない」としながら、「まさか報道通りではないな、報道は間違っているんだろうな、と思いながら読ませて頂いている」と不快感を示した。 続き
東北地方太平洋沖地震による影響などについて 【午後3時現在】 平成23年10月23日 東京電力株式会社 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震 により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、 立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道 筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射 線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま た、その後の進捗状況については、10月17日にお示ししております。 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を 抑制することで、避難されている方々のご帰宅の
福島第一原子力発電所取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(10月22日採取分) 平成23年10月23日 東京電力株式会社 平成23年4月2日、午前9時30分頃、2号機の取水口付近にある電源ケーブルを 納めているピット*内に1000ミリシーベルト/時を超える水が貯まっていること、 およびピット側面のコンクリート部分に長さ約20センチメートルの亀裂があり、当 該部分よりピット内の水が海に流出していることを発見いたしました。その後、午 後0時20分頃、再度、同状況を現場にて確認いたしました。 2号機ピット内の水および2号機ピット近傍のバースクリーン前の海水のサンプ リングを実施し、福島第二原子力発電所へ送って分析しています。 4月6日、午前5時38分頃、ピット側面のコンクリート部分からの海への流出が 止まったことを確認いたしました。 4月5日より、2号機ピット内
福島第一原子力発電所付近における海水中の放射性物質の核種分析の結果について(第二百五報) 平成23年10月23日 東京電力株式会社 平成23年3月21日、周辺環境のモニタリングの一環として、東北地方太平洋沖地 震で被災した福島第一原子力発電所の放水口付近(南側)において、海水に含まれ る放射性物質のサンプリングを行った結果、放射性物質が検出されたことから、原 子力安全・保安院ならびに福島県へ連絡いたしました。 3月22日より、福島第一原子力発電所沿岸部におけるサンプリングについては、 4箇所で実施しております。 4月17日より、福島第一原子力発電所の沖合3km4地点(4月26日より2地点追 加、4月30日より3地点追加、5月5日より1地点追加、計10地点)、沖合8km2 地点、沖合15km6地点でサンプリングを実施しており、その評価結果もあわせて連 絡しております。 また、5月27日より沖
福島第一原子力発電所敷地内における空気中の放射性物質の核種分析の結果について(第二百十二報) 平成23年10月23日 東京電力株式会社 平成23年3月22日、周辺環境のモニタリングの一環として、東北地方太平洋沖地 震で被災した福島第一原子力発電所の敷地内において採取した空気中に含まれる放 射性物質の核種分析を行った結果、放射性物質が検出されたことから、分析結果を とりまとめて、原子力安全・保安院ならびに福島県へ連絡いたしました。 また、本調査結果におけるヨウ素-131、セシウム-134、セシウム-137の3核種の 分析結果については、確定値としてお知らせすることとし、その他の核種について は、今後、再評価を実施することとしております。 (お知らせ済み) 平成23年10月22日、福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所において、 サンプリングを行い、空気中に含まれる放射性物質の核種分析
放射線計測器(左)で計測したでデータをスマートフォン(右)でサーバーに送信。データは、ほかのスマートフォンからリアルタイムに閲覧・確認できる 携帯型の計測器で測定した放射線量などの情報を、スマートフォン(高機能携帯電話)で送信し、遠隔地でリアルタイムに汚染状況を確認できるシステムを放射線医学総合研究所が開発した。将来は子供に計測器とスマートフォンを持たせ、親が自宅で確認するなどの用途が考えられるという。 スマートフォンから送られてきた情報は、別のスマートフォンの画面などに表示される。測定した放射線量や放射性物質の種類のほか、GPS(衛星利用測位システム)を使い、測定位置や周辺映像も確認することができる。 データは遠隔地に置かれたサーバーに蓄積されるため、滞在時間に応じた積算線量も即座に判明。被曝(ひばく)線量が多くて危険な場合は、避難を促すメッセージを計測者に出すこともできる。 システムは
目に見えない放射線を、見えるようにする――2011年10月20日のニコニコ生放送の報道番組「緊急報告 これが福島の放射能汚染の実態だ!福島放射線マップ大公開」では、福島県内の放射線量を細かく計測し地図化している、報道番組制作プロダクションCWVの宮井優氏と高エネルギー加速器研究機構(高エネ研)の岩瀬広氏が登場。調査の報告と除染問題についての議論を行った。 最初の調査は8月の前半。大まかな線量分布こそ発表されていたが、当時は細かなデータが出ていなかったため、一度調べてみようということで始まった。調査方法はフランス製の高性能機器を車に載せ、福島県内の市街地を走りながら線量を計るというもので、地上に降りて計測する際には専門家の岩瀬氏がほとんどを行った。 調査結果は基本的には政府の発表を裏付けるような内容だったが、目に見えない放射線、大まかな発表からは見えない細かい区域の線量を「可視化」したことに
千葉県柏市根戸の市有地で毎時57・5マイクロ・シーベルトの高い放射線量を検出した問題で、文部科学省は23日、現地調査の結果、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で、放射性セシウムを含んだ雨水が近くにある壊れた側溝から地中に染み込み、局所的に高濃度になった可能性が高いとの見解を明らかにした。 同省によると、コンクリートの側溝脇の約1平方メートルの区域で特に高い放射線量が測定された。側溝の一部が約50センチ~1メートル程度壊れており、側溝に流れ込んだ雨水がここから地中に染み込んだ影響が疑われるという。
野田佳彦首相は23日、フランスのフィヨン首相と首相官邸で会談した。両首脳は、東京電力福島第1原子力発電所の事故を踏まえ、原子力の安全に関する協力を強化していくことで一致。「原子力エネルギー分野で最高水準の安全性を実現する」などとした共同宣言を発表した。 両首脳は、11月3、4両日に仏カンヌで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議を前に、欧州の債務・金融危機問題への対応で協力していくことを確認。日本と欧州連合(EU)間の経済連携協定(EPA)に関する交渉に向けて協力することでも一致した。このほか、治安やテロなどに関する機密情報の提供・保全規則を定めた日仏情報保護協定の締結でも合意した。 野田首相は10月24日にドイツのウルフ大統領、25日には英国のキャメロン首相と、相次いで会談する。
印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力 千葉県柏市の空き地から毎時57.5マイクロシーベルトの高い空間放射線量が測定された問題で、近くの側溝が破損し、そこから漏れ出た雨水が地中に浸透しているとみられることが文部科学省の23日の現地調査で分かった。雨水に含まれた放射性物質が地中に蓄積された可能性があり、同省の担当者は「東京電力福島第一原発事故の影響の可能性が強い」との見方を示した。 柏市は22日、地中30センチの土壌から1キロあたり27万6千ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。文科省によると、側溝はコンクリート製で、破損部分の周辺の土壌から高い線量が測定された。採取された土壌の中のセシウム134と137の比率が福島第一原発事故で汚染された土壌のものと似ているという。 関連リンク高線量の柏、高濃度セシウム検出 原発由来?土壌が類似(10/23)地中から高放射線量 千葉・柏市「原
枝野幸男経済産業相は23日、やらせメール問題を受けて九州電力首脳陣が続投の方向で調整していることについて「報道が間違っているんだろうと思いながら読んでいる」と、強い不快感を示した。 やらせ問題の舞台になった玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働の容認については、抜本的な経営改革が前提との考えを強調し、暗に経営陣の辞任を促した格好だ。 視察先の神奈川県秦野市で記者団に語った。
政府は東日本大震災の発生で公表が遅れていた2010年度版のエネルギー白書を週内にも閣議決定する。東京電力福島第1原子力発電所の事故を受けて、従来のエネルギー政策を「聖域なく」見直すと明記。原発の安全性について国民の信頼を「大きく損なった」と総括する。政府として風力や太陽光など再生可能エネルギーの開発・
千葉県柏市根戸の市有地で採取した土壌から最大で1キログラム当たり27万6千ベクレルの放射性セシウムが検出された問題で、柏市は23日、文部科学省との現地調査を当初の予定より早め、同日午後に実施することを明らかにした。 市によると、調査は当初は24日に予定されていたが、22日の検査結果の重大性や天候を考慮した上で調査を早めることを要請し、文科省が応じた。市の担当者は「一刻も早く原因を解明することが必要」と話している。 柏市の市有地では、毎時57・5マイクロシーベルトの放射線量が測定されたことを受け、土壌を調査。地表から30センチの深さで1キログラム当たり27万6千ベクレルのセシウムが検出されたほか、地表面でも同15万5300ベクレルが検出された。 現場は地元の町内会に広場として貸し出している土地の一角。
印刷 関連トピックス九州電力枝野幸男原子力発電所 九州電力の松尾新吾会長は22日夜、月内にも経済産業省に再提出する「やらせメール」問題の報告書について「監督官庁の指導には従うが、どこを直す必要があるのか。取締役会で決めたことを覆す理由を直接聞きたい」と語った。週明けにも経産省側と調整に入りたい考えだ。福岡市内で記者団の質問に答えた。 九電が14日出した報告書は、第三者委員会が指摘した佐賀県や古川康知事のやらせへの関与を認めず、枝野幸男経済産業相が厳しく批判。九電は再提出する報告書では第三者委の指摘を受け入れる方針だが、松尾氏は「見解の相違はいまでもある」として、表現などをめぐって社内で検討を続けていることを認めた。 松尾氏は6月26日の原発説明番組をめぐるやらせ投稿の発端について「九電が過剰反応してつくった知事発言メモが原因だ」との考えを改めて示した。第三者委は古川知事の発言が「やら
火山噴火の影響を受けた三宅島で22日、2度目となるオフロードのオートバイ耐久レースが開催され、招待選手ら90人が溶岩の転がる火山のふもとの難コースに挑んだ。 東京電力福島第一原子力発電所の事故で避難生活を送る選手も参加し、力走を見せた。 大会は、前夜までの大雨と強風で一時は開催が危ぶまれたが、予備のコースに会場を移して実施された。正午過ぎにスタートの号砲が鳴ると、オートバイが爆音を上げながら一斉に飛び出した。 レースでは、ぬかるんだ土やあちこちに転がる溶岩にタイヤを取られて転倒する選手、急坂を上り切れずにバイクを手で押す選手が続出。そんな中、序盤から上位につけた招待選手の小池田猛さん(33)が2年連続の優勝を果たした。 今回は初めて三宅島からも3人が出場した。三宅村職員の須永禎晃さん(49)は、初挑戦で2時間半を完走。「皆の声援が聞こえたので走り切れた。地元の我々も関わってレースを盛り上げ
東北地方太平洋沖地震による影響などについて 【午前9時現在】 平成23年10月23日 東京電力株式会社 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震 により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、 立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし ておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。 福島第一原子力発電所の事故に関し、4月17日、事故の収束に向けた、当面の道 筋を取りまとめ、7月19日に進捗状況についてお示しし、ステップ1の目標「放射 線量が着実に減少傾向となっていること」が達成できていると考えております。ま た、その後の進捗状況については、10月17日にお示ししております。 原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を 抑制することで、避難されている方々のご帰宅の
「早急な除染」国に要望 細野原発相と意見交換 細野豪志環境相・原発事故対策相と、いわき、広野各市町の両首長や住民代表らとの意見交換会は22日、同市で開かれ、地元側からは、国による早急な除染を求める声が相次いだ。 一部が福島第1原発の半径30キロ以内に入る同市久之浜地区の住民は「(30キロ圏内の)屋内退避指示が解除された4月22日以降、住民の半数ほどが戻ってきたが、放射線量への不安からがれきの撤去は遅れ、学校も再開したものの、子どもを持つ世帯の多くが戻ってこない状況が続いている」。現在、いわき市内の小学校に間借りし再開した広野小のPTA役員も「市内に住宅が見つからない事情もあるが、児童は2割しか戻ってきていない」と、放射線への不安感が根強い現状を説明し、国による迅速な除染の実施と、除染作業で出る汚染土などの仮置き場の早急な選定を求めた。 これに対し細野大臣は「除染については、環境省と政
荷物2点が基準値超 浪江、楢葉で一時帰宅 町内の多くが東京電力福島第1原発から20キロ圏内の警戒区域に指定されている浪江、楢葉両町は22日、住民の一時帰宅2巡目を行った。政府の原子力災害現地対策本部によると、持ち帰った荷物のうち2点が除染対象の基準となる1万3000cpmを超えた。 基準値を超えた浪江町の室内用BSアンテナ1台は拭き取りで対応、楢葉町の農業用ネット1点は除染が難しいことから回収した。浪江町の女性3人が風邪などの症状を訴えたが軽症。 浪江町は317世帯805人、楢葉町は336世帯906人の計653世帯1711人が参加。全世帯がマイカーで一時帰宅した。 (2011年10月23日 福島民友ニュース)
県内産の野菜などが豊富に並んでいる「復興マルシェ」 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故を乗り越え、県産品の魅力をアピールするイベント「復興マルシェ」は22、23の両日、福島市の街なか広場などで開かれている。 福島大の学生でつくる福大まちづくり株式会社マルシェFなどの主催。原発事故の風評被害などに苦しむ県産品の安全・安心をアピールする場として企画した。12のブースに県内の農産物直売所や農業団体、飲食店などが出店し、地元産の野菜や果物、加工品、名物料理などを販売している。農産物の放射性物質の測定検査のデモンストレーションを行っている。 23日は街なか広場に加え、パセオ通りの北日本銀行福島支店駐車場でも開く。時間は午前10時から午後4時まで。 (2011/10/23 10:43カテゴリー:福島第一原発事故)
愛犬家らがイベントを楽しんでいるドッグフェスティバル 「福島応援!レジーナの森ドッグフェスティバル」は22、23の両日、天栄村の羽鳥湖高原レジーナの森で開かれている。 愛犬家タレントとして知られる松本秀樹さんをゲストにトークショーやコミュニケーション教室、チャリティーオークションなどが繰り広げられている。愛犬の能力を競う「イヌリンピック」もあり、両日それぞれ上位が表彰される。益金は三春町の仮設住宅脇に設置するペット専用ハウス「わんルームにゃんション」の費用に役立てられる。 県内外から大勢の愛犬家がペットと一緒に訪れ、楽しんでいる。 23日には愛犬写真撮影会があり、インターネット上で公開の後、お気に入りの写真を購入できる。問い合わせはレジーナの森 電話0248(85)2525へ。 (2011/10/23 10:41カテゴリー:福島第一原発事故)
雨の中、湖岸を清掃する参加者 猪苗代湖・裏磐梯湖沼水環境保全対策推進協議会の猪苗代湖ボランティア清掃は22日、猪苗代町堅田の湖岸で行われた。 県や猪苗代町、各種団体やボランティアら約150人が参加し、北岸から湖に注ぐ小黒川河口付近の湖岸でごみ拾いなどを実施した。枯れると水質汚濁の一因とされるヨシも撤去した。参加者は時折雨が降る中、清掃に励んだ。 今年は東京電力福島第一原発事故の影響を懸念し、環境放射線量も計測。毎時0・12マイクロシーベルトだったことを参加者に示した。 猪苗代湖の水質は県の水質測定によると、中性化が進み、大腸菌群が確認されている。環境省が毎年11月に発表する全国湖沼水質ランキングでランク外となる見通しになっている。 (2011/10/23 10:34カテゴリー:福島第一原発事故)
まつりを盛り上げたそばの早食い大会 金山町の「奥会津ごっつおまつり」は22、23の両日、同町中川の町民体育館周辺で催されている。 東京電力福島第一原発事故の風評被害を一掃し、震災や新潟・福島豪雨からの復興を図ろうと例年より多彩な企画を繰り広げている。町特産の野菜やヒメマス、天然炭酸水をはじめ奥会津自慢の新そば、会津地鶏、とち餅などをそろえている。 初日は雨模様にもかかわらず町内外から大勢の家族連れが訪れた。そばの早食い大会やキャラクターショーなどで盛り上がった。7月の豪雨の影響で中止となった「沼沢湖水まつり」の目玉の一つであった花火大会も開かれた。 23日はヒメマス釣りゲーム、紙飛行機飛ばし大会、健康と福祉まつりなどを繰り広げる。 問い合わせは町産業課 電話0241(54)5327へ。 (2011/10/23 10:31カテゴリー:福島第一原発事故)
親子連れでにぎわった県林業祭 第36回県林業祭は22日、郡山市の県林業研究センターなどで開かれた。「林業復興応援イベント」と銘打ち、林業の重要性や魅力を訴えた。 実行委員会の主催。木材産業をPRしようと毎年開いている。屋内外に木工工作の体験コーナーや林業関連企業の機材展示など約60ブースをそろえ、大勢の親子連れが多彩なイベントをなどを楽しんだ。 キノコを使った料理教室や音楽コンサートも催した。 センター近くのホテルバーデンで「林業復興シンポジウム」を実施した。森林ジャーナリスト田中淳夫さんと学習院大理学部化学科の松村康行教授が放射性物質の林産業への影響などを語った。「林業の復興に向けて」と題した意見交換会も開いた。 (2011/10/23 10:29カテゴリー:福島第一原発事故)
check_genpatsu 厚生労働省| 食品中の放射性物質の検査結果について(第226報)(東京電力福島原子力発電所事故関連) http://t.co/vNB45KHg #genpatsu #原発 at 10/22 00:05 check_genpatsu [News] 読売新聞|停止原発も課税、福井県が核燃料税率引き上げへ http://t.co/qvwN9l6U #genpatsu #原発 at 10/22 00:06 check_genpatsu [News] FNN|厚労省、屋外労働者の被ばく管理などに関する新規則策定のための検討会初会合 http://t.co/ts8EpExO #genpatsu #原発 at 10/22 00:13 check_genpatsu [News] 日経新聞|東電社長、機構の資本注入「受け入れない方向」 http://t.co/WFmWp3DY
柏市根戸の市有地で、地中から毎時57・5マイクロ・シーベルトの高い放射線を検出し、土壌から1キロ・グラムあたり27万6000ベクレルの放射性セシウムが測定され、市は市有地内の生活道路を通行止めにするなどして、住民に近づかないよう呼びかけている。市民からは「なんで(放射線量が)こんなに高いのか」と不安そうな声も出ている。 問題の土地は、市が地元の高野台町会に無償で貸している広場の一部。 住宅地に近く、地元住民の運動やレクリエーションに利用されるほか、生活道路は散歩や通勤、通学などに使われる。周辺住民に不安が広がり、近くに住む主婦(62)は「朝はウオーキングをする人が多く、孫が遊ぶこともある。普段通り洗濯ものを干していいものか」と心配そうな表情。男性(80)は「驚いた。以前は市営住宅があり、昔は陸軍があったとも聞いているが」と不安そうだ。 放射線量の高い地点が数平方メートルの限定された区域であ
九州電力の松尾新吾会長は22日深夜、佐賀・玄海原発の再稼働をめぐるやらせメール問題の長期化で辞任不可避の情勢となっている真部利応社長について、福岡市内で記者団に「この状況をクリアするのに最適な人材だ」と述べ、続投させたい意向を示した。 松尾会長は22日に真部社長と会談したことを明かした上で「何とかして原発を動かしたい。そのためには真部社長の力がいる」と話した。自身の進退についても「いつでも辞めていいが、それを許さないエネルギー情勢がある」と述べ、続投に意欲を示した。 同社は14日の臨時取締役会で社長続投を決めたばかり。しかし国に同日提出したやらせメール問題の最終報告書に第三者委員会の認定を盛り込まなかったため枝野幸男経済産業相から厳しく批判されるなどし、社内外で辞任論が高まっている。 松尾会長は「第三者委とは見解に違いがある」とあらためて主張。「大臣に人事権はない」とも話した。 同社は27
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印刷 関連トピックス地震原子力発電所東京電力 東京電力が福島第一原発の全電源喪失を防ぐため、2006年に1〜6号機を電気ケーブルでつないで電源を融通し合う改良工事を検討しながら、技術的な障害を理由に見送っていたことが分かった。原子力工学の専門家らは「改良工事は可能だった。電源喪失は起きないとの過信から工事は必要ないと判断したのではないか」と指摘している。 第一原発では東日本大震災で津波に襲われた後、1〜4号機の電源が失われ、炉心溶融や水素爆発が起こった。5、6号機は互いに連係しており、唯一残った6号機の非常用ディーゼル発電機1台で原子炉を冷却できた。その後、東電は4月25日までに、応急措置として地面にはわせた電気ケーブルで1〜6号機を連係させる対策をとった。この経過から、専門家は「06年の改良工事をしていれば、重大事故を防げた可能性がある」とも指摘した。 東電元幹部によると、04年1
林野庁は、東京電力福島第一原子力発電所の事故で放射性物質に汚染された土壌や稲わらなどを一時的に保管する仮置き場として、国有林の敷地を自治体に無償貸与する方針を決めた。 用地造成や施設建設は自治体が行うが、費用は政府の復旧・復興予備費を活用する方針。汚染土壌などの処分を巡っては、自治体で保管場所の確保が難航しており、広大な国有林の提供が実現すれば、除染作業の進展が期待される。 対象とするのは、除染の際に発生した汚染土壌と、放射性物質が検出された稲わら。自治体から要請があれば、上下水汚泥やその焼却灰の保管も検討する。 仮置き場は、原則として土壌が発生した自治体内の国有林に設置するが、適当な国有林が管内にない場合は自治体間で調整する。市街地に放射線の影響が及ばないように、国有林の境界から数十~数百メートル程度離れた場所に確保する方針。さらに、国有林が水源地に近いケースもあるため、仮置き場設置を希
福島第一原発 事故7か月後の映像 10月23日 1時0分 東京電力福島第一原子力発電所で事故から7か月がたった現場の映像が公開され、散乱するがれきが減り、仮設の防潮堤や処理した汚染水を保管するタンクの設置が進んでいる様子が確認できます。 映像は、今月12日に東京電力の社員が福島第一原発の構内を車で移動しながらおよそ1時間にわたり撮影しました。復旧作業が続く現場は、事故から7か月がたち、道路やその周辺のがれきが少なくなっていて、海岸沿いには、石の入った金網を積み上げた仮設の防潮堤が設置されるなど作業が進んでいる様子が確認できます。その一方で、構内の南側にある3号機や4号機の周辺の建物は、津波や爆発の影響で壁が壊れたり、窓が割れたりしたままで、今なお震災の爪痕を残しています。敷地の西側の森林を伐採して作った場所には、1基当たり100トンの水が入る青色のタンクがずらりと並び、この中には高濃度の汚
「急ブレーキ間に合わず」踏切で車が列車と“衝突” 衝撃で数十メートル先まで吹き飛ぶ 車の運転手死亡 愛知・豊川市 13日、愛知・豊川市のJR飯田線の踏切で乗用車が列車と衝突し、ブラジル国籍の39歳女性運転手が死亡した。列車乗客と乗員にけがはなかったが、この事故の衝撃で列車の先頭車両が脱線した。13日、駅の目前で列車が緊急…
九州電力の玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の再稼働を巡る「やらせメール」問題とその後の混乱を受け、同社首脳らは22日、福岡市内で社長の進退問題を議論した。九電の松尾新吾会長は同日夜、同市内で記者団に対し「この状況をクリアするには(真部利応社長が)最適だ」などと述べ、社長続投の必要性を改めて強調した。同日の協議には松尾会長、真部社長、鎌田迪貞相談役(前会長)
九州電力の玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の再稼働を巡る「やらせメール」問題で、九電の真部利応社長に対して辞任を求める声が複数の取締役の間で浮上してきた。解任動議提出の動きは出ていないものの、問題が長期化していることから「現体制では会社がもたない」との声が大勢を占めている。「解任動議ではないが、真部社長に辞任を促す決議案を作る動きが取締役の間で進んでいるようだ」。九電幹部は明かす。海外出張して
印刷 関連トピックス原子力発電所 来春のフランス大統領選に「ヨーロッパエコロジー・緑の党」から立候補する予定のエバ・ジョリ氏が来日し、22日、東京都内で会見した。ジョリ氏は「今後20年で全ての原子力発電所を閉鎖する」方針を公約に掲げ、他党との選挙協力でも脱原発への賛否を判断材料にする考えを示した。 大統領選は現職のサルコジ氏と、最大野党・社会党のオランド氏を軸とした構図が予想されている。緑の党は近年、大統領選が決選投票にもつれた場合には社会党に協力してきた。ただ、オランド氏は同党予備選で「総発電量に占める原発の割合を25年までに75%から50%に下げる」と訴えており、ジョリ氏の公約とは距離がある。ジョリ氏とともに来日し、社会党との交渉担当を担うボーパン・パリ副市長は「(いつまでかは)交渉の余地があるが、脱原発を表明しない政党とは協力できない」と強調。「オランド氏は日本に来て、福島の現状
印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力トヨタ 東京電力が、子会社で風力発電国内最大手の「ユーラスエナジーホールディングス」(東京都港区)の株式の一部を、トヨタ自動車系の商社の豊田通商に売却する方針を固めた。売却益の約100億円は、福島第一原発事故の賠償に充てるとみられる。 東電の持ち分は60%(議決権ベース)から40%となり、豊通の子会社となる。豊通は自動車以外の事業を拡大しており、ユーラスの子会社化でエネルギー事業を強化する。 関連記事東電、10月に不動産売却入札 原発賠償に充当、第1弾(9/17)東電、過去最大の純損失 4〜6月期、賠償費計上響く(8/9)東電、資産売却6000億円超 経費削減年5000億円(5/20)大手商社7社、増収増益 資源高が追い風 3月期(5/10)
柏の高放射線 原因はセシウム 10月22日 23時33分 千葉県柏市の空き地から21日、1時間当たり最大で57.5マイクロシーベルトの高い放射線量が測定された問題で、柏市が土を調べたところ、高濃度の放射性セシウムが検出されました。市は文部科学省と連携して原因を調べるとともに対策をとることにしています。 柏市根戸の住宅や工場が立ち並ぶ地域にある空き地では21日、地面を20センチほど掘り下げた地中で57.5マイクロシーベルトの高い放射線量が測定されました。市が現場の土を採取して調べたところ、深さ30センチの土から1キログラム当たり放射性セシウム134が12万4000ベクレル、放射性セシウム137が15万2000ベクレルの合わせて27万6000ベクレルの高濃度の放射性セシウムが検出されました。一方、セシウム以外の放射性物質は検出されなかったということです。現場の空き地は、市が所有する土地で、10
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