19歳で中国・陝西省の村長に当選した女子学生、白さん(中央)=陝西省楡林新聞網・張暁明記者提供 【北京=坂尻顕吾】中国中西部の陝西省にある山あいの村で、19歳の女子大生村長が誕生した。「若さと教養を生かして村を活性化させる」と意気込み、図書室の設置など次々と新しいアイデアを出して話題になっている。 地元の楡林新聞網などによると、女子大生が村長に当選したのは陝西省の清澗県高傑村。村長にあたる村民委員会主任を選ぶ選挙が昨年9月から4回実施され、いずれも元幹部の男性3人が争ったが、当選するのに必要な過半数の票を獲得できなかった。 5回目の選挙となった今年1月14日の出直し選で、村の出身で省内にある安康学院文学部2年の白一トン(丹へんに三)さんが「世代交代」に期待する一部の村民に担がれて参戦。前評判の良さに男性2人は出馬を取りやめ、残った1人との一騎打ちとなった。 結果は、有効投票総数46