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ブックマーク / ukmedia.exblog.jp (14)

  • ロンドンの暴動 -1980年代に起きたこと | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    6日頃から始まったロンドン各地の暴動について、一体、どんな人が「暴徒」になっているのかを考える前に、過去に起きたことを見てみようと思った。というのも、テレビに出てくるコメンテーターなどが「80年代の時と比較してー」とよく言っているのだ。 「80年代の話とは全然関係ない」「今、暴徒になっている人はその後生まれた人たちだから、記憶にないんだよ」という人も多い。それでも、「何でないか」を知ることも必要と思う。 以下、主にウィキペディアの英語版から情報を取った。(もっと知りたい方はBrixton riot, Broadware Farm riotなどのキーワード、そのリンク先などを探ってみてください。) ―有色人種の住民対警察 その前に一般的な話だが、有色人種の英国国民の一部、具体的にはアフリカ系、カリブ系と識別される、肌の色が褐色・黒色の男性たちの一定年齢の人たち(10代から40-50代ぐらい)

    ロンドンの暴動 -1980年代に起きたこと | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
    chinanews
    chinanews 2011/08/09
    昔の事件のことを抗議者たちは「覚えていない。黒人青年スティーブン・ローレンスのことも。『組織的人種差別主義』といえば、ぽかんとされる。でも、警察に対する不信感と疑念は特有のものだ」
  • ツイッターの欧州経営陣トップ「ユーザーの身元情報を当局に渡すことも辞さない」 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    このところ、英国で、著名人などが都合の悪いプライバシー情報の報道を防ぐため、裁判所に訴えて「報道差し止め令」を出してもらうケースが、目に付くようになった。 場合によっては、差し止め令が出ていることも報道させないようにする、「差し止め令の差し止め」、つまりは通称「超差し止め令」が出ることがある。すると、この人物に関わるその情報が、まったく外に出ないことになる。 プライバシーに関わるスクープ情報を手にした報道機関にしてみれば、差し止め令・超差し止め令は「言論の自由の妨害」ともなり、何とか法の目をくぐって、報道への道を作ろうと苦心する。こうして、報道機関側と差し止め令を出す裁判所との綱引きが続く。 ごく最近の例は、サッカー選手ライアン・ギグスの不倫騒動だ。モデルのイモジェン・トーマスさんが不倫相手であったという事実には報道差し止めはかかっていなかったが、ギグス選手の名前は伏せるよう差し止め令が出

    ツイッターの欧州経営陣トップ「ユーザーの身元情報を当局に渡すことも辞さない」 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
    chinanews
    chinanews 2011/05/26
    このところ、英国で、著名人などが都合の悪いプライバシー情報の報道を防ぐため、裁判所に訴えて「報道差し止め令」を出してもらうケースが、目に付くようになった。
  • 英サンデー・テレグラフに「福島50」の原発事故作業員の声 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    うっかりして、元記事のリンクを入れるのを忘れました! Japan tsunami: Fukushima Fifty, the first interview http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/japan/8408863/Japan-tsunami-Fukushima-Fifty-the-first-interview.html 間違いほか、ご指摘くださると幸いです。 **** サンデー・テレグラフで、「福島50」(フクシマ・フィフティー)と名づけられた、福島原発事故の作業に当たる人々(約50人といわれていたことから「フィフティー」と呼ばれた)への取材記事が載っている。顔写真つきで、はっきりと声が出ている。 福島で取材をしたのはアンドリュー・ギリガンとロバート・メンディック記者である。これまで、顔が見えないと言われた作業員たちは、「

    英サンデー・テレグラフに「福島50」の原発事故作業員の声 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    chinanews 2011/03/27
    「チームを集めて、福島に行くように、と。それで電話は終わりでした」「妻の方を見て、『福島に行くよ』と言ったら、妻はショックを受けていましたが、落ち着いた表情を見せて、『気をつけて』と言ってくれました」
  • 米国務次官補さえも「不合理」と評した、マニング米兵の拘束状況とは? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    フィリップ・クローリー米国務次官補(広報担当)が、13日、辞任した。ウィキリークスに機密情報を流したと推測されるブラッドリー・マニング米上等兵が、拘束中の海兵隊施設(バージニア州)で不当に扱われていると発言したためだ。 マニング兵は自殺防止のため、夜間は衣服を没収され、全裸で眠ることを強要されている。クローリー氏は、先週、米マサチューセッツ工科大学での会合で、マニング兵の取り扱いが「不合理、国防の面から言えば逆効果で馬鹿げている」と語った。 これに対し、オバマ米大統領は、11日、国防省からマニング兵の取り扱いが適切であると報告を受けた、と述べた。米政府トップから見放された形となったクローリー氏は辞任をせざるを得なくなった。 クローリー氏が「馬鹿げている」と表現した、マニング兵の拘束状況とはどんなものか?同兵の弁護士が公表した、マニング兵自身の説明を見てみよう。 以下は、ガーディアンの掲載記

    米国務次官補さえも「不合理」と評した、マニング米兵の拘束状況とは? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    chinanews 2011/03/15
    マニング兵は自殺防止のため、夜間は衣服を没収され、全裸で眠ることを強要されている。
  • 爆発的ヒットにならない「NHKオンデマンド」とダントツ人気の英BBCアイプレイヤー | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (この中に、ソニーのプレイステーションの話が出てきますが、最初、「パワーステーション」と間違って表記されていました。また、任天堂WiiをWII表記しておりました。訂正しておりますが、間違った情報を出してしまったことを、お詫びします。) 以下は「週刊東洋経済」のテレビ特集号(14日発売)に掲載された分に補足したものであるが、今回、NHKのオンデマンド放送を調べてみて、何故無料で提供されていないのかの根拠が、「放送法第9条第2項第2号」にあることを知った。〔先の段落に情報追加) これによって、NHKオンデマンドサービスは受信料を財源としないことが定められている。そこで、いろいろ工夫をこらしながら、様々なお試しコースを設けて、なんとか利用者を増やそうとしている。 何故、放送法のこの項目がそうなっているのか(受信料外の業務とされたのか)の背景が、よく分からなかった。これはつまり、「放送と通信の融合

    爆発的ヒットにならない「NHKオンデマンド」とダントツ人気の英BBCアイプレイヤー | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    chinanews 2011/02/22
    番組(テレビ及びラジオ)の放送から7日間の見逃し番組の視聴、30日間のダウンロードといった基本サービスに加え、連続番組のスタッキング(7日間を過ぎても、シリーズが終わるまで初回放送分から視聴できる)
  • TUP速報による「エジプトからの手紙」 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ by polimediauk

    TUP速報による「エジプトからの手紙」 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    chinanews 2011/01/31
    親愛なるアメリカの仲間のみなさん、 あなたがたの政府は30年にわたり、ムバーラク大統領に最大の支援を提供してきました。武器と催涙ガスで国家安全保障体制を支えています
  • 「インターネット=良いこと」の幻想を捨てろ+チュニジアの革命 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ベラルーシ生まれで米国に住むブロガー、ユーゲニー・モロゾフという人が、ネット革命に懐疑的な(The Net Delusion: The Dark Side of Internet Freedom)を出したという。 http://www.amazon.com/Net-Delusion-Dark-Internet-Freedom/dp/1586488740/ http://www.evgenymorozov.com/about.html このをまだ読んでいないが、チュニジアの革命でフェースブックやツイッターなど、SNSが大きな役割を果たしたといえるのかどうか、つまり、「SNSで革命が起きた」といえるのかを、17日夜のBBCテレビ「ニューズナイト」が議論したときに、モロゾフ氏がゲストコメンテーターの一人として出ていた。 自分は「ネットの普及=良いこと」という論調でこれまでいろいろ書いてきたの

    「インターネット=良いこと」の幻想を捨てろ+チュニジアの革命 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    chinanews 2011/01/19
     モロゾフ:1990年代から、インターネットでイランや中国などの抑圧的政府が崩壊するのではないかという見方があった。この見方はまだある。
  • 「報道の自由」の戦士かテロリストかー?ウィキリークスをどう考えるか ー「メディア展望」掲載分より | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    皆様、あけましておめでとうございます。 クリスマスの「12日」は1月5日に終わるそうで、クリスマスカードやら、クリスマスツリーがまだ部屋の片隅に残っている状態です。ここ数年、クリスマス・イブに親戚数人と、1月は1日か2日に家族のみで、山にウオーキング(ハイキング)に出かけています。山歩きを昨日終え、とりあえず、年末年始にやることは一通り終えたところです。 今年も健康に気をつけて、面白い現象をウオッチングしていきたいと思っております。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 **** 年末年始、おもしろい動きがたくさんあったのだが、とりあえず、少し古い情報を元にしたものだが、「メディア展望」(新聞通信調査会発行)1月号に出したウィキリークスに関する原稿を以下に出したい。 12月初旬のジュリアン・アサンジ逮捕までの流れをまとめたものなので、これまでウィキリークスの話を追ってきた方にとっては、目

    「報道の自由」の戦士かテロリストかー?ウィキリークスをどう考えるか ー「メディア展望」掲載分より | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    chinanews 2011/01/04
    神保哲生氏は、自身のブログの中で、国益の定義の管理を私たちは普段は為政者に任せているが、「それは不断のチェックを受けなければならない」し、「最終的な決定権者が主権者たる国民でなければならない」と書く。
  • ウィキリークスによる外交公電の暴露 ―米ニューヨーク・タイムズは事前に政府に相談していた | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    28日から、内部告発サイト「ウィキリークス」が機密文書も含む米外交公電を公開している。サイトが入手したのは、米国の在外公館と国務省との間の公電約25万点。この一部を米ニューヨーク・タイムズなどが独自に編集し、同じ日にいっせいに報じた。 その内容は続々と日語でも報道されているので、ここでは省くが、どのようにして今回の一連の記事が出たのかという点に、まずは注目したい。 まず、報道されるまでの経緯だが、ウィキリークスは情報公開前にいくつかの世界の大手メディアにコンタクトを取り、情報を渡して、公開日に関する取り決めをしている。これを各メディアが独自に分析し、編集して、あらかじめ決めた日に一斉に出した。生情報をどのように料理するかは、そのメディアの編集者が決める。そのメディアが拠地とする国にもっとも身近な情報を中心に「料理」・編集するのは自然の流れであろう。これは今までのウィキリークスの大量デー

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    chinanews 2010/11/30
  • 新しいメディアの時代① ネットとリアルは切れ目なし | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    尖閣諸島のビデオ流失問題(しつこい!!?)が発生してから、ウィキリークスのことを良く考えるようになった。 東京新聞の18日付けぐらいに、ウィキリークスのことについて、取材を受けた記事が掲載されたはずである。 これを機会にまた考えたり、主にネット(日語)で意見を拾っているうちに、自分が当たり前と思っているいくつかのことが、必ずしも日の主流メディアでは常識になっていないようであることに気づいた。 その中の1つが、ブログを読まれている方にはあまりにも当たり前のことで、ここに書くのも恥ずかしいぐらいのことだが、私は、ネットとリアルの議論・報道を分けて考えていない。 これは空気のようなものかもしれない。英国では(英国が進んでいるとか、英国のほうがいいという意味では全くないことにご留意願いたいが)、ネット上の言論(ツイッターやブログ、ネットコラム)とリアルの言論(例えば「紙」の新聞、ラジオ、テレビ

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    chinanews 2010/11/23
  • ウィキリークスと尖閣ビデオ流出問題の間で(メモ書き) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (若干バタバタしているので、ほんのメモ書き。) 例の「尖閣ビデオ流出問題」の件。数日前に、たまたま、グーグルで国際ニュースを見ていて、このトピックにぶち当たった。ライブドアのBLOGOSで意見をいろいろ、読んだ。 その時点では、「流出、けしからん」論が非常に強かった。驚いて、何か書こうと思ったが、一筋縄では行かない気がして、2-3日が過ぎた。今朝ぐらいまでに、すっかりいろいろな意見が出て、「流出でもいいじゃないか」「出たほうが良かった」という意見もぞくぞくと出るようになっていて、ほっとした。 私が尖閣ビデオ流出問題を知ったとき、いわゆるウィキリークス的な話で、あまりにも似ている状況だ、と直感として思った。しかし、その反応は、少なくとも当初、日英の間で、あまりにも大きく違っていたように思う。(英国では、ウィキリークスの場合、「すごい!」「よくやった!」という好意的な反応があり、焦点はその後、

    ウィキリークスと尖閣ビデオ流出問題の間で(メモ書き) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    chinanews 2010/11/09
     「あえて、勝手に(許可を得ずに)出す」ジャーナリズムが、国民の了解・支持を得られるのは、公益がある場合だろうと思う。(…)権力に挑戦するジャーナリズム・あるいは行動の理由付けに使われている。
  • インディペンデントが、新たな高級紙「i(アイ)」創刊予定 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    プレスガゼットなどによると、英高級紙インディぺンデントを所有するロシア人の富豪(元KGB)アレクサンダー(アレクサンドル)・レベジェフ氏が、新しい高級紙「i(アイ)」を、来週火曜日(26日)、発行予定だという。 http://www.pressgazette.co.uk/story.asp?sectioncode=1&storycode=46155&c=1 http://blogs.pressgazette.co.uk/editor/2010/10/18/independents-new-daily-i-could-spell-the-end-for-indy-mothership/ とても面白いことになってきた。というのも、なんと、価格が1部20ペンスなのである(約26円ぐらい)。値段はサンなどの大衆紙と同じぐらいなのに、「高級紙」=クオリティーペーパー、とはいかに?とても面白い組み合わ

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  • 岐路に立つBBC -受信料削減、規模の縮小化の先は何か?(「メディア展望」10月号より) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    「メディア展望」(10月号、新聞通信調査会発行 http://www.chosakai.gr.jp/index2.html )に、BBCを中心とした放送業界の現状について書いたが、原稿を書いた後で、いくつかの動きがあった。 まず、視聴者を代表としてBBCの活動内容を監視するBBCトラストの委員長が、来年5月、4年間の就任が任期切れとなった時点で委員長職を辞めたい、と申し出た。トラストの委員長職はパートタイム勤務だが、実際の仕事量がパートタイムの仕事の限界を超えている、というのが理由だ。 http://www.bbc.co.uk/news/entertainment-arts-11296324 BBC批判の矢面に立って、BBCを常に弁護してきたが、重圧に耐えられなくなった、という面もあるかもしれない。 これに続き、BBCトラストは、BBCの国内活動の主な収入源であるテレビ・ライセンス料の20

    岐路に立つBBC -受信料削減、規模の縮小化の先は何か?(「メディア展望」10月号より) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    chinanews 2010/10/03
    肥大化したBBCをめぐる議論。2013年にも受信料廃止か。良記事。にしても英国ってあんな小さい島にすごいチャンネル数だぜ……
  • 出版社対著者+エージェントのバトル(+印税報告) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    電子書籍(イーブック)とこれまでの紙での書籍の出版の権利をどうするかで、米英出版社と著者側(及び著者のエージェントたち)がもめている。 「ブックセラー」というサイトによると(8月2日付)、英出版社ブルームズベリー(ハリーポッターシリーズなどで著名)の幹部が、社内メールの中で、紙での書籍の出版権利と電子書籍としての出版権利(デジタル・ライツ)は切り離すべきではない、と書いていた。(ここでは、「フロントリスト」と呼ばれる新刊ではなく、「バックリスト」、つまりすでに出版済みのを対象としている。) ペンギンブックスのトップも、紙での出版権と同様にデジタル・ライツをもてないは「拒絶する」と述べており、経営陣がこれに賛同したという。 先に、米国人のエージェント、アンドリュー・ワイリー氏が出版業に乗り出し、アマゾン・キンドルで20タイトルのを電子出版する出版社「オデッセー・エディションズ」を立ち上

    出版社対著者+エージェントのバトル(+印税報告) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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