【内藤尚志】大手企業で「追い出し部屋」などと呼ばれる部署が次々とできている問題で、生命保険大手の朝日生命保険は、同様の部署を3月末で廃止する方針を固めた。この問題の発覚後、「追い出し部屋」の廃止が明らかになるのは初めて。 朝日生命が廃止するのは「企業開拓チーム」で、昨年4月にできた。関係者によると、昨年1月に募集があった「希望退職」をすすめられて断った社員らが配属された。仕事は自分の出向先を自分で探すことで、中途採用している企業などに応募する。人材サービス会社から、履歴書の書き方や面接でのふるまい方の指導も受ける。 だが、出向先を見つけるのは難しく、150社以上に応募したのに採用されない社員もいた。社員の間では「あきらめて、自主的に退職するように仕向けるのが会社のねらい」(男性社員)との声が出ていた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログイ