三菱UFJモルガン・スタンレー証券が、来年2月から希望退職者を募集することが30日、分かった。全社員約7000人の3〜4%にあたる200〜300人程度の応募を見込んでいる。株式市場の低迷により厳しい収益環境が続く中、人件費の抑制を図る。 対象となるのは合併前の証券会社(UFJつばさ証券、三菱証券)から通算して勤続5年以上の49〜57歳(来年3月末時点)の総合職社員。希望があれば45歳以上も受け付ける。 対象者などには、「ニューキャリア支援プログラム」(早期退職者優遇制度)として4月に通知していた。制度利用者は、退職金の割り増しや、同社と提携する再就職支援会社のサービスを無料で利用できる。 来年2月中に第一次の募集を行い、応募者数次第で来年秋以降も追加募集する。 同社では定年退職した社員を嘱託として再雇用してきたが、収益環境が厳しい上、45歳以上の社員が多いことから再雇用制度の継続が難しいと